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2012年8月

2012年8月25日 (土)

パウルの微笑み

 パウルはちょっとマイペースな雰囲気があり、時々自分の世界に入ってしまうような印象を受けました。パーカッションを任された時の楽しげな微笑みは、何を考えているのやら、ほとんど謎の笑いにも思えました。プロのミュージシャンばりにクールだったレゼップとは対照的に幼く感じられたものです。

 この映像は客席から根性で撮影してくれたもの。2011年のクリスマスシーズンです。日本では無理ですが海外ではよく撮っている人がいますね。ピンともそこそこ、ソプラノ側のメンバーも写っています。随分前にダウンロードしたものですっかり忘れていました。今日のこの微笑みは、やっぱり達成感でしょうね。パウルの歌う姿を残せたらなあとずっと思っていたので、これは嬉しい発見でした。

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2012年8月17日 (金)

夏休み、だけど粉雪が舞う

夏休みが終わりました。今日は午後から出勤。
例年より自分の時間が多く、山積する家事をいろいろこなせた休みでした。
姪や甥も成長し、これからはこんなふうな静かな日々になるんだろうなと思います。

夏だというのに、またクリスマスの映像です。古いレコードを中古店で探し回っていた時に見つけたクリスマスアルバムは、ギレスベルガー先生の頃の録音で、その中に入っている「Leise rieselt der schnee」(邦題:粉雪が舞う)がクリスマスで最も好きな歌になりました。

イワン&マティアスの穏やかコンビに癒されます。私は虫眼鏡でパウルを探しました。エンリコとユアスの間にいる子が、チラチラと横を向いたり、体が斜めに傾いだり、顔が揺れてる・・・。でもフル画面にして確かめたら違っていました。ただこの映像は解像度が結構良いので、拡大してみても大丈夫ですね。

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2012年8月 4日 (土)

セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊の「アヴェ・ヴェルム・コルプス」

  7月29日(日)のサントリーホールは、礼拝堂のようでした。すっかり耳に馴染んでいるパインプオルガンの前奏で、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の演奏が始まりました。と、まもなく涙が溢れてきました。静かにゆっくりと、強く心の扉を叩かれた思いでした。あれこれない交ぜになった気持ちがこみ上げてきました。いろいろあるものなあ。でも悲しいわけでもないのに、モーツァルトの安らぎを全部受けとめられるって、幸せなことかもしれません。この曲をこの演奏を聴けただけでも、行った甲斐があったと思います。

 英国の聖歌隊を聞くことはほとんどなく、予備知識もありませんでした。当日でかける前に、YouTubeと今回のツアーのHPを見て、少しだけおさらいをしたくらいでしょうか。本物はYouTubeの百倍迫力がありました。総勢30名足らずとは到底思えません。専門知識ないのでアバウトに言うと、トレブル(ボーイソプラノ)よりもテナー、カウンターテナーが光のごとく美しく、さらに低音に支えられて合唱力をまとめている感じです。子供の声は往々にして危ういものですが、大学生ともなると揺るぎない実力を発揮してくれます。

 客層も大人の男性が目立ちました。実際に歌っている人、教会などの方々、クリスチャンの雰囲気をもった家族連れとか(すごい想像ですが)。勿論少年合唱のコンサートでは必ずや見かけるコアなファンの女性もいました。私の席の隣の方は舞台上のオルガンの鍵盤側(客席からは見えない)が気になったようで、コンサートが始まる前にお母様と二人で脇から覗き込んでいました。あれは舞台のオルガンから音が出るのではなく、リモートコンソールで正面のパイプから音が出るように接続されている仕組みだそうです。オルガンソロの場合は高い位置で弾くこともありましたが、伴奏するときは聖歌隊と同じ舞台上のほうが良いようです。たぶん合唱だけでなく、パイプオルガンを聴きに見えた方もあったのではないでしょうか。

 この日のプログラムの中でアヴェ・ヴェルムとともに唯一知っていた曲は、ハイドンの小オルガンミサでした。ウィーン少はソプラノソロで録音していますが、こちらは概ねユニゾンでした。神奈川音楽堂でのリハがYouTubeにアップされています。声が細くて高い!この声だから、青年隊との対比が美しいのでしょう。
 全体的にソプラノソロは少なかったのですが、思わぬところで少年たちの個々の声を聴くことができました。それは、「来たれ、聖霊」の演奏中、少年たちが譜面を持って歌いながら舞台手前のスペースをランダムに歩き始めました。目の前を行き交うあいだ、間近を通り過ぎる瞬間にその子の声が耳に届きます。「あっ、聞こえた」 席が近かったせいでおまけをもらったような気持ちでした。少年たちが元の位置にもどると、同様に青年隊も歩き回ります。あとでfacebookで解説を読んだところ、あの演出は聖書の中の場面を音楽的に表現したものだそうです。使徒たちに聖霊が降臨し、知らないはずの外国語を話し始めたというシーンです。あれは聖霊の声だったのです。そしてクライマックスは20声にもなるとか。20声! 

 英国の聖歌隊は厳かなりというイメージしかなかったのですが、それだけじゃなかった。アンコールは「赤とんぼ」。これは日系のハーフの方でテナーのジュリアン・グレゴリーさんが綺麗な日本語で歌いました。そしてビートルズの「With a little help of my friend」 リンゴが調子っぱずれな歌をきかせてくれる曲です。最初の方だけ歌詞を知っているのですが、リンゴとは発音が違って聞こえました。(上品・・・) 

 

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1年以上前に起こった震災の募金をしていました。日本人は「喉元すぎれば・・・」の国民性、こればかりはそうであってはならないことであり、原発に及んでは現在進行形でもあるのですが。頭の下がる思いで些少ですがまた入れさせてもらいました。

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