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2013年10月16日 (水)

竹橋から神保町あたり

 土曜日に竹橋の近代美術館に行きました。「竹内栖鳳展」終了の一日前にすべりこみです。ですが毎度の段取りの悪さで、展示替えということを頭に入れておりませんでした。念願の「羅馬之図」は会期前半のみの展示だったため、会えずじまいでがっかり・・・。いえ、それでも「斑猫」や「「和蘭春光」、素敵な作品はあまた有り素晴らしかったです。「散華」の天女たちは雲中供養菩薩のように愛らしく優雅でした。獅子は王者の風格で凛々しく、雀はさえずりまで聞こえてくるように生き生きと弾んで見えました。「羅馬之図」は、いつか会えることを祈りつつ、「和蘭春光」の印象から今回は想像で我慢することに・・・・。

 それから神保町まで足を伸ばし中古レコード店を回ってみました。探しているレコードの情報をネットから印刷してお店の人に見てもらいましたが、
「これは見たことないなあ。どこのレコード会社かなあ?」
とか言われてしまい、いや、それは私が聞きたいです。 
「じゃあ運良く見つかったら連絡しますよ」 とのことでした。

 探し物だけ頼んで退Regensdeustchemessen散するのも悪いので、そのお店ではレーゲンスの古いのを1枚購入。シューベルトの「ドイツミサ曲」です。この曲は、ウィーン少の1964年録音を初めて聴いたときから、自分の祈りを体現してくれているかのような感じで好きになりました。合唱が美しいのです。ミサ曲はラテン語でかかれるものですが、このドイツミサ曲はラテン語の詩編を翻訳するでもなく、自由なドイツ語で書かれた詞で、当時の教会の式典では演奏することを禁じられていたそうです。今は賛美歌として親しまれています。
 レーゲンスはコーラスが上品で整っていて、ともするとメリハリに欠けるように感じることもありますが、この盤は印象が違いました。聴いた瞬間「これいい!」と思ったのです。予備知識があまりないので、ウィキで調べたりドイツアマゾンを覗いてみましたら、興味深い書き込みがありました。
 ドイツ語のレビューだったので、PCの力を頼って翻訳してみました。語順でたらめのすごい翻訳になってしまいましたが、だいたいのところは理解できました。アマゾンにあった盤はラツィンガー指揮によるもので、レビュアーの方はシュレムス氏との違いを指摘しています。採点は星ふたつで厳しいものでした。今回私が買ったレコードはシュレムス盤だったのですが、このレビュアーはシュレムス氏を支持しているようでした。
 録音はシュレムス氏の他界した時期、ステレオ録音であることなどから、1960年頃ではないかとかってに思っております。ジャケ写が可愛いでしょう? 古いセピア写真にカソックの部分だけ後付けで色をのっけたみたいです。

 次のお店ではめぼしいものがなく、帰ろうかと思って目をやった店の出口付Thomanerbach228229230近の棚で偶然見つけました。視聴してみるとすごいチリ音です。これはモノラルだねと言いながらお店のひとはカートリッジを交換して再びきかせてくれました。チリ音が軽減されています。モノラル録音はレコードの溝が細いので、専用の針で聞いたほうがいいと言われました。
 そのレコードはトマーナコアの録音で、バッハのモテットが3曲入ったアルヒーフの7インチ盤でした。以前の私ならまず買わないでしょう。でも今の私は、BWV228、229、230という文字を見たら、平常心でいられないようです。たまにはチリ音にうもれてみるのもいいかと思い、「うん、それ買います」と言ってしまいました。実際うちにはモノラルの針はないので、チリチリの合間に声が聞こえる状況ですが、日本語の対訳付き歌詞カードがついており、それを見ながらテルツとの違いをじっくり理解していこうと思っています。

 ちなみにどちらのレコードも2000円以下でした。
 

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