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2014年5月23日 (金)

Applause (WSK5月21日サントリーホール)

 昨日のコンサートは会場に一体感があって楽しかったです。

 席はつい10日余り前に手配したので、いつものようにステージの明るさがまぶしく思えるような場所ではなく、中距離って感じでしょうか。でもそれが幸いしたように思います。ステージ全体をちょうどいい感じで視界に納めることができ、かつ一人一人の顔はちゃんと見える。そして会場の盛り上がりを周囲にすごく感じられる席でした。

 「この日こそ」は、通路グループと、ステージのアルト側ブロック、ソプラノ側ブロック。サントリーホールでは、この立ち位置がチャン先生の下した編成です。声が離れすぎない、そして通路グループの声とステージ上の声とが、客席のセンターブロック10列目くらいの上空で合わさってホール全体に響いてく・・・のかな。

 モーツァルト「「無限なる宇宙の創造者を崇拝する汝らが」 ソロはVincent君、Gino君。そしてアルトパートにLukas君が加わりました。純粋ソプラノで今一番声が出るのはVincent君でしょう。Gino君はやや声量が足りない。大丈夫、君はこれからだよ!

 シューベルトとメンデルスゾーンの曲紹介をしたのは、Lukas・S君。確実に日本語が上達しています。Luis君の声はあい変わらず幸せを運ぶ癒し系の声です。曲の紹介が入ると、客席から聞き取れないくらいのざわめきが起こったり、拍手とともに笑い声や「おお、うまい」という声が聞かれます。中には言ってることが全然聞き取れない子もいるのですが、とにかく一生懸命メモを見ながら説明する姿に会場は目を細めていました。

 「We are the World」は今回もやはり良かったです。歌はVincent君のソロで始まり、Dominik、Florian、Tamino、Lukas、Gino・・・と歌い継がれていきます。後半テンポが速くなっちゃったような気がしましたが、第一部の山ですね、この曲は。

 第二部の1曲目はヨーデルです。始まる前にふと前方を見ると、パイプオルガンの前に3人のメンバーが! Ryan君はP席のてすりにもたれかかってリラックスした雰囲気でいます。Gino君とVincent君は民族衣装を着ていました。3にんは何か話してるようにも見え、天井とか周囲を見渡しています。高い所から客席が全部見えるのでしょうね。
 やがて、Tamino君が歌い始めましたが、左右の2階席やパイプオルガンのあたりからどんどん声が聞こえてくるので、客席はもう上を見たり前を見たり振り返ったり大忙しです。声と声とが幾重にも交差して膨らんでいく中、先生はちょっとドヤ顔入ったいい表情で、気持ち良さそうに指揮をしていました。

 民族衣装からの着替えの合間には、ナイスキャラのDorian君が前に進みでて、ヨーデルの説明をしてくれましたが、場内おお受けでした。それからヨーロッパ各地の民謡が、また美しいハーモニーで演奏されました。クロアチアの「O more duboko」は何度聞いても感動します。Lukas君とFlorian君が歌いました。「彼は井戸を掘る」は、オちびのFlorian、Nuriiコンビと、Tamino、Lukas君がコーラスと交互に歌いました。Florian君なかなかいい声です!! 「ダニーボーイ」は、Tamino、Lukas君のデュオで。美しい旋律の曲が続く中、演奏が終わるたびに、私の席の周囲からは「あ~、きれい」「いいね」などの声が聞こえてきました。

 「花は咲く」と「ふるさと」は、この2週間のうちに信じられないくらいまとまっていました。5月5日、6日のころは正直いって、声がばらついている印象もあったのですが、昨日の演奏では日本語も上達しコーラスも整っていて驚きました。毎年感じることですが、子供たちは成長する。そして先生も会場と観客の様子を見て、少しづつ曲の指導を変えているんじゃないでしょうか。「花は咲く」のLukas君のピアノも本当に綺麗です。先生は子供たちの端に立って、片手を後ろにおき、もう片方で歌う子を指さしながら抑え気味に指揮をしていました。

 シュトラウスが始まると、なぜか急にニコニコしだす子供たち。あと3曲だぜ!みたいな。ラデキー行進曲ではFritz君がアルトの横にたって手拍子をリードしてくれました。そうです。越谷サンシティで客席から突然わいた手拍子にたじろいでいたチャン先生は、コーラスを乱さずに、私たちを楽しませる方法として、こんな演出を考えたのですね。このあたりから会場はの盛り上がりが増してきました。

 アンコールは「尊い人生」。そして2曲めのアンコールは「Let it go」、ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題曲です。ステージの前方に3人、Folorian、Tamino、Lukas君が立っています。ソロで始まったのですが、サビの♪Let it goになると全員の声が揃って、みんな楽しそう!! こんなタイムリーな曲を歌ってくれたんです。
 終了後も拍手は鳴りやまず、ブラボーの声も聞こえました。彼らは何度もお辞儀をしてステージに残ってくれました。まだ5月です。お別れというわけではないのに、いつまでも一緒にいたいという客席の思いがあふれ、ますます熱を帯びた拍手がホールを満たしていました。

 

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