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2014年5月10日 (土)

WSKサントリーホール 5月6日

  帰宅途中の電車の中から下書きを始めておいてよかったと、今になって思います。すでに4日が過ぎ、ファンの集いは夢であったかと思うほど、時の経過は早い早い。

 さて、5月6日はBプログラムでした。まずデュモンの「サルヴェ・レジナ」 客席の誰もが明るく照らされたステージに見入って、まだなのか、まだなのかと合唱団の登場を待っていたところ、なんと後方から歌声が聞こえてきたのです。がやがやと振り返る私たち、そこへ後部扉から入場した団員たちが中央ソプラノ側の通路を進んで、ステージに上がって行きました。最後尾はチャン先生。後ろ手に組んで悠然と歩いています。やられた!これがこの日最初のサプライズでした。 他にもサプライズあるのかって?あるんです )^o^(

 サルヴェレジナの美しいユニゾンの響き、♪virgo Maria~が終わると同時に力強いピアノの音で始まった「歓喜せよ」 この曲久しぶりに聴いた気がします。いつのコアが歌ったのでしたっけ?
 そしてチャン先生の挨拶と曲の紹介。先生の日本語は、大変滑らかに話す部分と、たどたどしく話す部分とのギャップが激しいのですが、それでも少しずつ慣れてきているようですね。そうしてモンテヴェルディの「アヴェ・マリア」 アカペラです。短い曲でしたが古典的な美しい旋律でした。

 「スターバト・マーテル」から、8番 Fac ut ardeat cor meum、11番 Inflammatus et accentus、12番 Quando corpus morietur。曲の紹介はFlorian君。そして11番のデュエットはFlorianとLukas君。12番は特にピアノが綺麗ですね。後半はずっとAmenのリフレインで、劇的に素敵だったです。

 ヴェルディの「聖母マリアへの賛歌」はアカペラでした。 曲の紹介はNcolas君。クリスマスのCDに収録されていたように思います。イタリア語だそうです。(いや、プログラムを読むまで気がつきませんでした。)この演奏のときはなぜか大幅にフォーメイションが変わりました。どういう構成なのか、一見ソプラノとアルトがまるでミックスされているように思えます。素人には全然わかりません。m(_"_)m

 さて次はブリテンの「金曜日の午後」より4曲が歌われました。再びいつもの並び順に変わります。紹介したのはTamino君。「僕の友達のルーカスが、・・・・・伴奏をします」みたいなことを言ってました。そうです。ここでまたピアニストLukas君の登場です。全面的に先生の信頼を得ている感じ。先生は指揮に専念していました。ピアノは本当に上手でした。宗教曲が続いた中で、一瞬にして少年らしい世界が広がります。楽しかった!

 さらに楽しい世界がここから始まるのです。「サウンド・オブ・ミュージック」のソロはTamino君。曲は途切れることなく、「ドレミの歌」に続きます。 ソロはLucas君。この子は本当に気持ちのいい歌い手です。「サウンド・オブ・ミュージック」は子供のころに映画を見て、限りなくレコードを聴いておりました。映画のドレミの歌のシーンは、「♪When you read you bgin with 」の後に、一番幼いグレートルが「A-B-C」というのです。WSKでは、一番体の小さいMarcelがこの担当になりました。可愛らしかったです。
 ドミミ、ミソソ、レファファのところは、いろいろな子が二人づつで歌っていましたが、早すぎて誰だったか覚えられませんでした。ただ、「ラシシ」はVincent、Gino君だったと思います。Lukas君はそれぞれの音程係を腕で指し示しながら、映画の中のマリア先生のように伸びやかに歌うんですね。そうこうしているうちに、Tamino君がギターを持って進み出ました。そうしてステージの淵に座りました。えっ、ギターの伴奏するの?と思っていたら、それはこの日2番目のサプライズでした。

 弾き語り・・・・・。

 ウィーン少年合唱団のギター弾き語りって、今までにありました?曲は勿論「エーデルワイス」 クラシックギターのシンプルなワルツのリズムに乗って、Tamino君の美声がホールに響きました。やがてピアノとコーラスが加わります。素敵でした。

 次は待望のビリー・ジョエルです。
 まずは「ウィーン」から始まり、ソロはFlorian君でした。この曲から「ロンゲスト・ヤード」までは、一幕物の芝居のように仕上がっていました。小道具のトランクを持って、うつむき加減で舞台の袖に向かって歩くFlorianを先生が呼びとめます。するとロンゲストヤードのメロディを、口笛で吹きながら戻ってくるFlorian。さあ、「ロンゲスト・ヤード」の始まりです。そしてここからが、3番目のサプライズでした。

 みんな踊る踊る!

 大柄な子たちが向かい合って並び、両手を挙げてアーチを作ります。そこに助走をつけて思いきりダイブするFlorian。ジャニーズばりの運動量、アクロバティックな展開に場内は大喜びで拍手拍手の大喝采でした。こんなWSK初めてです。これテレビで放送して頂けないでしょうか。録画して永久保存にしたいです。お願い m(_"_)m

 第二部最初の曲は本来のWSKに戻って「流浪の民」です。ソロの担当は初めから前に出ていました。Lukas、Tamino、Dominik、Vincent君たち。Dominik君の堂々たるボディからあふれる声量あるソプラノにびっくり、このコアは歌える子がどれだけいるのでしょう。このあとの紹介はアツシ君で、コメントが面白かったです。「僕たちも流浪の民のように毎日違う場所にいます・・・。」そうですね。ツアー中は本当に流浪の日々ですよね。
 「ハスルー谷」あたりで、Gino、Florian、Lukas、Tamino君が列を外れて行きました。それぞれの側の2階席にまた移動したのです。そして、空間の魔術師チャン先生のヨーデルパフォーマンスが再び始まりました。曲は「フル・ヨイ」 ヤイホーと2階から聞こえてくると、こだまするように舞台のコーラスがそれに答えます。本当に山にいるみたいで、指揮をする先生も音がずれないように、大きい振りでホール全体を包むように導いていきます。

 イスラエルの歌「「オーセ・シャローム」 曲紹介はElijah君。そして歌ったのも彼でした。物悲しい旋律で、「屋根の上のバイオリン弾き」を思い起こさせるような曲です。Elijah君の声はメゾソプラノくらいの声質で、この曲に妙にあっている。平和を祈る歌とプログラムには書いてありますが、泣きそうなります・・・っていうか、泣きたいときに聴きたい感じです。演奏後に客席からブラボーが起こりました。Elijah君の控えめな雰囲気がまた印象的でした。

 ヨーデルで列を離れていた少年たちが戻り、次の曲は「コンドルは飛んでいく」 紹介はGabriel君。Tamino君がマラカスみたいな楽器をならして歌いました。私のメモには(  )書きでGino、Ryanと書いてありますが、たぶん高い声でオブリガートみたいなのをやっていたような気がします。

 次の曲紹介はLukas.V君で、「おお、シェナンドー」 自分としては、今回の公演で聴きたい曲の一番かもしれない大好きな歌です。この1曲のためにアメリカの少年合唱団のCDを探したりしています。この日の歌は、Gino、Florian、Tamino君たち。Gino君の声素敵でしたよ。聞いている時よりも、聴き終えて余韻にひたっているうちにウルウルして困りました。

 南アフリカの歌「センゼニナ」 曲の紹介はVincent君。打楽器はLukas君、歌はVincent、Dominik、Florian君。チャン先生は歌わないのですが、もしシュテッヒ先生だったら、一緒に歌ってしまいそうな曲です。ここから「ホヤ・ホー」につながっていきました。客席から手拍子が起こりましたが、いまいちリズムに乗りきらない私たちに、先生が大げさにジェスチャーで見本を示しているのがおかしかったです。

 そしてRyan君の紹介で「ナモナモ・マリア」 インドの祈りの歌です。ソロはTamino君で、Florian、Dominik、Lukas君のアンサンブルが加わりました。・・・が、記憶がちょっと定かでないです。打楽器は、Fritz、Daniel君。

 「花は咲く」 アツシ君の声が聞こえてきました。まだまだ歌詞のほうはあぶなっかしい子も少なくないのですが、アツシ君はしっかり歌っていました。この曲のあとは「ふるさと」ですが、私のメモはここまでで終わっています。
 実はGino君の異変に気がつき、心配で集中できなくなりました。お腹の左側をおさえ、辛そうな表情をしたり、また気を取り直して歌うのですが、やはり普通ではありません。Nicolas君が何か話しかけていました。次の「ひこうき雲」も同様でした。我慢しなくていいのに・・・と、思って見ていたのですが、我慢している理由がシュトラウスの「春の声」でわかりました。
  ソロの部分はVincent君とGino君だったのです。それでこの曲を歌うまではと思っていたようです。前に並んだ二人。私が唯一聞き取れる部分、♪Sonnenschein,ah dringt nun ein,ah, 
例えば、ゾンネンシャインの後のahで華やかなコロラトゥーラが聞かれます。Vincent君もGino君も素晴らしい!! 声変わりしたら歌えない曲です。大切に大切に歌ってください。そしてGino君、よく頑張って歌ってくれました。ありがとう。でももう無理はしないでね。

 歌い終えると、Gino君は楽屋に去って行きました。

 「春の声」のあとは、「トリッチ・トラッチ」「ラデッキー行進曲」 アンコールは「尊い人生」「ハンガリー万歳」

 この日の前夜、ファンの集いがありました。

演奏してくれた曲は3曲。
   ・ ハスルー谷にて
   ・ ブラームスの子守歌
   ・ ザ・ロンゲスト・ヤード

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