« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »

2014年8月

2014年8月31日 (日)

ポーランドの合唱団

 本日はステファン・ストリグロシュ氏のドキュメントをYoutubeで見ました。52分程あるのでここには貼りませんが、ストリグロシュ氏の人となりを感じさせる良いビデオでした。私はポーランド語は全くわかりませんので、おおむね想像の世界で理解したつもりでいます。思っていたよりもずっとパワー全開で、合唱の指揮指導をしていること、そして笑顔がチャーミングだということ、遅まきながらファンになりましたが、すでに2012年6月に92歳で亡くなっています。

 実はポーランドの合唱団について、私は間違って認識していました。ストリグロシュ氏が若干19歳で立ち上げたのが「POZNANSKIE SLOWIKI」、1939年にポズナン大聖堂のドイツ人司祭が追放され、自身も聖歌隊員であったストリグロシュ氏が引き継ぎ正式に合唱団を設立したとウィキに記載がありました。そして70年余、一貫して同合唱団の指導を貫いたわけです。すごい!! この合唱団は、またの名を「POZNAN NIGHTINGALE」と言います。

 私が勘違いしていたのは「POLSKIE SLOWIKI」です。こちらは、「POLISH NIGHTINGALE」と呼ばれています。ポズナン・ナイチンゲールとポーランド・ナイチンゲールの違いですが、Youtubeでも勘違いしている人いるかなあ。そうして、1969年の来日時には、ポズナン・ナイチンゲールではなく、ポーランド・ナイチンゲールと紹介されているので、ますます厄介です。「POLSKIE SLOWIKI」は、一身上の都合があり、2003年から「POZNAN BOYS CHOIR」として再生しています。モーツァルト風の古風なユニフォームがポルスキーの方ですが、今はさっぱりしたスーツ姿です。

 ポズナン・ナイチンゲールは、1969年の来日では(国立)ポーランド少年大合唱団という名称で公演を行っています。90年代にもストリグロシュ氏が率いて来日しています。ドキュメントを見ると、指揮者としてとっても魅力があるんですね。是非この方の指揮でポズナンのライブを聴きたかったと思います。残念ですね。もう他界されてしまって、私の願いはかなわない。歴史の一部分がポツンと消えてしまったみたいで本当に残念です。

 左端の人がストリグロシュ氏です。Ave verum corpus (Mozart )

| | コメント (2)

2014年8月30日 (土)

庭の千草 「夏の名残りのバラ」

 8月もあと2日でお終い。撮りためた写真をまとめました。

Rose201401_4

 イギリスのバラ図鑑を見ていると、説明文に「夏の間絶え間なく咲く」とか「夏に一度だけ一斉にに咲く」といった表現が目につきます。

 日本は地域差が大きいですが、こちら千葉県では、バラは4月下旬から咲き始め最盛期は5月、遅いもので6月の梅雨にかかってしまったりといった感じです。なので夏に咲くというイメージはなく、むしろ夏になったら摘蕾して株を休ませ、四季咲きならば秋に元気な花を咲かせましょうという育て方が一般的です。

Rose201404_2

 「庭の千草」の原曲は、「 The last rose of summer」と言います。夏の最後のバラ、名残りのバラ・・・・・これは一季咲きのオールドローズなのでしょう。緯度の高いイギリスでは、バラは春ではなく夏に咲く花ということ、あるいは日本と違って梅雨がないから、春の次は夏、6月は夏なんですね。

Rose201402_2

Rose201403_2

 アブラゼミは今年もたくさん抜け殻がありました。セミは実害として何もありませんが、困ったのはシロスジカミキリで、イチジクの幹が幼虫のアパート状態でボロボロになってしまいました。

 よく見かけたのはスズメバチです。一度巣を作られたことがあるので用心してます。業者に巣の駆除を頼むと、トックリぐらいのサイズでも一万円取られます。下の画像はスズメバチがメダカの水甕に水を飲みに来た所。デカイです!

8gatu02

 多肉系のコノフィツムは(画像右下)10年ほどになり、今年も無事脱皮の季節を迎えました。古いお肉がしおれて、中から新しいお肉が二人分出てきます。そのうち古いお肉は枯れて抜け殻みたいになってしまいます。そうしてチョキ(ハート型?)の間に黄色い可愛い花が咲くのです。ヘンテコリンな植物は楽しいです。

8gatu01_2

「The last rose of summer」 を歌っているのはニュージーランド出身の少年・・・というか、現在はカナダ在住のバリトン歌手だそうです。Mark Pedrottiさん、たぶん50年以上前の録音です。

1曲目は「 The Last Rose of Summer」  2曲目はMendelssohnの「 I would that my Love」実のお姉さんとのデュエット  3曲目はShubertの「Ave Maria」 
今日は無理クリ、庭と歌をくっつけました。

| | コメント (0)

2014年8月24日 (日)

野田さんの芝居のこと

 広島の土砂災害で、すでに50人もの方々が亡くなっていると報道で見ております。小さいお子さんや夏休み中の生徒さんたちもいて、気の毒で言葉も見つかりません。お悔やみ申し上げる次第です。またボランティアに駆け付けている皆さまにも、頭が下がる思いでおります。これ以上の二次災害が起こらぬことを祈ります。

 *********** ・・・*********

 野田秀樹さんの「桜の森の満開の下」で、マスカーニの「カバレリア・ルスチカーナ」が使われていたような気がすると書きました。これは勘違いでした。当時のプログラムを見ても記載がなく、結局はネット情報に頼って調べることに。

 ありました。(PANDORA TV)

 「桜の森の満開の下」使われていた楽曲は、プッチーニの「私のおとうさん」でした。「スオー・ガン」も使われています。

 「カバレリア・ルスチカーナ」が出てくるのは、「野獣降臨」でした。そうか・・・。

 野田さんは音楽の使い方が絶妙で、いくつか記憶に残っています。今回もう一つ思い出しました。萩尾望都さんの作品をベースにした、「半神」という芝居がありました。「半神」では手術のシーンでベートベンの交響曲7番が使われていました。

 7番というと、最近では「のだめカンタービレ」で第1楽章が毎週流れていましたね。「半神」で使われたのは第2楽章でした。

 この曲はアレンジされ、サラ・ブライトマンが「Figlio Perduto」としてカバーしています。CDのライナーノートに興味深いことが書かれています。ドイツの詩からインスピレーションを受けて詞をつけた。父親が馬を走らせているとき、腕に抱いている息子が魔物にさらわれていなくなってしまうというストーリー(抜粋)・・・だと言うのです。これは「魔王」のことではないでしょうか。歌詞はイタリア語なのですが、英語では「LOST SON」というタイトルだそうです。

 そしてリベラは、「Sacris Solemnis 」として歌っています。

 

 それから全く関連性はないのですが、ゲーテの「魔王」を歌詞とする曲といえばやはりシューベルトが有名です。その「魔王」をウィーンの卒業生が歌っていました。2006年ハイドンコアのピーター・ヤン君。これは卒業から間もない頃のようですが、母国に戻りアントワープの教会でのコンサートです。「魔王」の詩は翻訳で結構ですから、ぜひ一度読んでください。元は伝承であり、サラ・ブライトマンがインスパイヤーされたのがゲーテの詩か、あるいは伝承の詩か定かではありませんが、森羅万象の何か深く強い怖い存在を感じる内容です。

| | コメント (0)

2014年8月22日 (金)

カバレリア ルスチカーナ

 野田秀樹さんの芝居で、「桜の花の満開の下」だったか・・・・この曲を使っていたような記憶があります。マスカーニの「カバレリア・ルスチカーナ」 この美しい序曲を何度聴いたことか。それにしても、これを歌ってしまう少年がいたことが驚きです。世界で一人? 他にいますか?

当時11歳ぐらい、リガのソリストです。名前は、Daumants Kalnins君。ラトビア語がわからないので読めません。m(_"_)m

| | コメント (0)

2014年8月17日 (日)

パリ木のPokarekare

 先日マオリ族に伝わる歌「ポカレカレ・アナ」のことを書きました。パリ木が歌っているバージョンがあったので聴いてください。

 画像は地元フィリピンとかニュージーランドの写真とパリ木のツアー写真を編集した静止画です。2曲入っており、前半は「Bahai Kubo」、後半が「Pokarekare」です。

 シンプルで私は好きだなあ。民謡とか伝承歌って素朴なアレンジがいいですね。ソロで歌っている少年の声が、最大限に生かされてると思います。パリ木の写真が解像度低くなっているので、フレームサイズは小さくしました。

| | コメント (2)

2014年8月13日 (水)

リベラよ、そろそろ来てください。

 2012年は春にリベラ、ウィーン少、夏にセント・ジョンズ、冬にはクロイツという充実した年でした。2013年は夏にテルツ、冬はボニプ。いやテルツだけでも十何年分の撮れ高だったので、満足感が大きかったです。

 今年はエネルギーの持って来どころがなくて、悶々とした日々です。

 先日第一次大戦にまつわるイギリスの恒例行事に、リベラが出演した動画を見ましたが、新しい顔ぶれがわからなくて、これまた悶々としております。正直言って、ミニベンから先が蓄積できていない。

 むしろYouTube見てると、時代を逆行してしまうのです。リベラとセント・フィリップスの過渡期みたいな映像を見て、新鮮味を感じてしまう。新しいCDを買っても、結局ベン・クローリーの声が聴きたくて古いのを聴いてしまう。そんな日々です。

 セント・フィリップスは、青いカソックだったんですね。(1987か88年ごろの映像で解像度が荒いため、小さい画面にしました)

 

 やはり来てくれないと・・・、新しいメンバーが目の前にいてくれないと・・・、昔恋しやになってしまいます。

 すごくセンスのある動画を見つけました。これはそんなに大昔じゃないけれど、こんなふうに編集されると、ずっと前のことだったような気がして、ちょっと悲しくなる。でも素敵なクリップだと思います。マイケル、トム、ミニベン・・・・・。

| | コメント (0)

2014年8月12日 (火)

グッドモーニング・ベトナム

 今朝早くに俳優のロビン・ウィリアムズさんが亡くなられたと報道がありました。

「グッドモーニング・ベトナム」が一番印象深い映画です。朝6時の時報とともに、「グーッドモーニング ヴィーエートナーーーーム!!」の声で始まる、戦場のラジオ放送。DJ役が強烈でした。いわゆるいい人キャラではなく、アグレッシブで人間臭い憎めない男という感じで格好ヨカッタです。ルイ・アームストロングの「What a Wanderful World」がベトナムの田園風景ををバックに流れていました。

ご冥福をお祈りするばかりです。

| | コメント (0)

2014年8月10日 (日)

セラフィンの「ラウダーテ・ドミヌム」

 テルツ・デーにしてます。(*^_^*)

 去年の来日直前、6月にバートテルツで行われたコンサートです。モーツァルト特集で、「雀のミサ」のキリエとか、なんと贅沢なラインナップかと思います。

 そして、これは生で聴きたかったですね。絶対絶対、聴きたかった・・・・・。

| | コメント (0)

2014年8月 8日 (金)

テルツ記念日

 以前からのファンの方が読んでくださっていたら、「なに言ってんの?」的な思いがあるかもしれません。でも私はまだまだテルツ初心者。去年の杉並公会堂は、記念日なんですよ。

 猛暑の8月、原発の風評が消えたわけでもない日本によくぞ来てくれた!! 改めて河野さん、テルツの皆さん、どうもありがとう。

8月8日は、この動画にしようって、ずっと前から決めてました。歌う場所はコンサート会場だけじゃないぞって意気込みを感じた合唱団です。

| | コメント (0)

2014年8月 6日 (水)

天使のプロモ

 エスコリアルの動画を見ています。地味…。でも気付いたことがあります。

 CDを出すとPVを作って公式アカウントでアップしているみたい。その中でとっても好きなのがあります。モノクロで映像作品として好き。

 昔「ベルリン天使の歌」という映画がありました。天使はビルのてっぺんに座って地上を見下ろしてます。人間に恋してしまうおじさんの天使なのです。(最後は人間になってしまいます。)それ以来、ブルーノ・ガンツが好きになりました。確か天使が見る世界はモノクロで、人間界はカラーだったような気がします。

 まあ、その映画とは関係ないんだけど、ものすごくイメージが広がる映像作品です。曲は、オペラ「ラクメ」から、「花の二重唱」 エスコリアルは選曲が素敵だと思います。

| | コメント (0)

2014年8月 3日 (日)

ブルックナーコアの「春の声」

 4月26日バートテルツの合唱祭の模様です。来年ブルコアが来日したら、歌ってくれるかな。ソリストはフィリップ君だそうです。

| | コメント (0)

2014年8月 2日 (土)

エスコリアルの名称

 スペイン聖十字架合唱団の母国での名称がよくわからないと書いたことがありました。先日のドルトムントは、ドルトムント少年合唱団でもよさそうですが、スペインの合唱団の場合、もうスペイン語がさっぱりということもあり、頭を抱えてしまいます。

 

Img040

 昨日所要で都内に出たので、帰りにディスクユニオンに寄ってみました。千円ぐらいの中古CDを一枚買ったのですが、それが悩みのもとでした。

 日本語の解説には、エル・エスコリアル王立修道院聖歌隊 ESCORANIA DEL MONASTERIO DE EL ESCORIAL と書いてあります。聖歌隊の写真は載っていません。

 

 一方、数年前に買ったクリスマスCDには、Escorania del Escorialと印刷されていますが、輸入版なので日本での訳対応は不明。結局両方のライナーノートの内容と、ネット情報から同じ合唱団とわかりました。サンロレンソ王立修道院の付属聖歌隊として1974年にスタートということで、以外と新しいのです。なんもわかっていなくて、CDを聴いている自分もいかがなものかと思いますが、似たような名前の合唱団とか、正式名称・通称・・・頭クラクラします。(右はクリスマスCD、左が昨日買ったCD)

 前置きが長くなりましたが、このCDがストライクです。直球ど真ん中の勢いです。ソロも入っていますけれど、それより合唱の質が心地良く、バックグラウンドとして耳に障らず、聴き入れば耳にも心にも優しく、どちらもありです。特に好きなのはシューベルトのドイツミサからの「Santo」、サント。スペイン語のドイツミサ曲です。それから、「Krinitzi」 クリニツィと読みます。歌詞カードがないので、今は意味がわかりません。アカペラで声のみが命を吹き込まれたように、最上にして至高の演奏といってもいいです。少年たちだけで、かくも美しく丁寧に歌えるものでしょうか。適度な残響が言葉と言葉をつなぎ紡いでいく感じが好きです。

 Youtubeにホフマン物語を歌うエスコリアルがありました。オッフェンバック、珍しいかも。

| | コメント (0)

« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »