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2014年9月15日 (月)

残響もなんのその(テルツ)

 何気にあけたテルツのクリップがとても優雅だったのです。ドレスデン聖母教会での2011年5月14日の公演です。曲は、モーツァルトの「心優しく君を愛す」 K348

 これは3声のカノンで、あとから追いかけるように3つのブロックで歌います。

 ウィーン少の今年の公演で、ヨーデルをやはり3~4か所に分け、二次元だけでなく三次元空間まで使って演奏されたこと、記憶に新しいですね。あのとき、チャン先生の指揮を執る表情、眉間にしわで神経を集中させ音のずれを修正しようとしていました。

 どうしてもずれるのです。残響もある。ホールは残響も考慮して設計されていますが、ステージだけで演奏するのと、客席まで含めて演奏するのとでは当然違ってくるでしょう。また音はあらゆるものに反射するので、満員の客席と、そうでない時とでは違うそうです。

 そんな中、このテルツの演奏は、2階の奥にも指揮者を配し、カノンという形式の個性を残響まで味方にして歌っていると感じました。聖母教会の内部は2005年に復興工事が完了したばかりだそうで、歌もホールもすべてが美しい。

 ところで、このクリップのコメント欄からスペインのテルツファンのブログにたどり着きました。勿論私はスペイン語など全然わかりません。うちには辞書もないので、PCの翻訳機能が頼りなのですが、そのブログに気になる記事がありました。「ラルフ・ルートビッヒ氏がテルツを残し」・・・つまりやめたってことですね。それでメディアを調べたところ、バイエルンのニュースですかね。方向性の違い・・・と。

http://www.br.de/nachrichten/oberbayern/inhalt/toelzer-knabenchor-gruender-nachfolger-100.html

テルツのHPにもラルフ先生は載っていませんでした。コンサートの予定表からも指揮者としての名前が消えています。シュミトガーデン氏はお齢を召してらっしゃるので、今後が心配です。

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コメント

ラルフさんまで辞められたのですか、残念です…。テルツブログにも写っていないですね。代わりにお髭が印象の方(?)が指揮をとっているようです。
優秀なソリストがいても指揮者が良くないと次第にレベルが落ちていくのは目に見えていますからね。テルツには危機的状況だと思います(><;

残響と言えば、昨年のボニプエリのカテドラル聖マリア大聖堂のコンサートは行かれたでしょうか?
この大聖堂は響きはもう別格と言えるほど素晴らしかったのですが、そのぶん残響があるので後方のパイプオルガンと合わせるのが極めて難しいなと感じました。外国の大聖堂だったらもっとすごいのでしょうねぇ。

投稿: キンゴジュ | 2014年9月17日 (水) 03時57分

こんばんはキンゴジュさん。

当面(か、ずっとかわかりませんが・・・)今までも時々指揮をしていたChristianさんと、お髭のClemensさんが引き継ぐようですね。Christianさんはテルツ出身だしテノールとしても素晴らしい声を聴かせてくれていた方だから、テルツの合唱のあり方を承知されているでしょうし、きっと大丈夫ですよ。やむにやまれぬ事情があってのことと思います。子どもたちが気持ちよく歌い続けてくれたら良いですね。

昨年のボニプは上野だけしか行かなかったので、カテドラル公演の様子はわかりません。

以前パリ木がカテドラルでやったとき、テレビ放送ではリハーサルシーンで、「教会特有の音の響きの強さに苦労した」とナレーターが言っています。念のため、今録画を見てます(笑)

でもその条件さえクリアできれば、大聖堂は格別の響きですね。

投稿: maa | 2014年9月17日 (水) 21時31分

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