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2015年2月 1日 (日)

Drakies 45周年のCD

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美しく、楽しく、大人っぽく、でも少年らしい溌剌さ。南アフリカの雄大な自然の中で育まれた若者たちの至高の音楽がありました。

ドラケンスバーグ少年合唱団のコンサートのために、昨年末に南アに飛んだnatalさんが、CDやDVDを余分に持ち帰って下さいました。その中でお薦めをとお願いしていたものが届いたので、少しずつご紹介しようと思います。

画像は解説書の表紙です。45と書いてある方がCDのジャケ写になります。

創立45周年のハイライト盤で、1992年から2008年までの録音がセレクトされています。

まず、1992年のソリストJacque Imbrailo君。このCDには魔笛の「Queen of the Night」が収録されていました。YouTubeにもありますが、20年も前の録画なのでかなり劣化しています。やはりきちんと録音された音は見事です。・・・しかしです。すご過ぎて圧倒されちゃう。私(凡人)がよく聴いているJacque君の声は、こちら。

3人とも良い声ですが、右端の小柄な少年がJacque君。

この映像は1992年、南アが民主化に向かい歩き出した頃です。1列目と2列目の右端にアフリカ系少年が5人映っています。今よりはずっと少ないけれど、これも歴史の1ページですね。

「Neanderdalman」 この子はCDと同じソリストだと思います。他のメンバーも同じかしら。クリアーでリズム感のある歌い方、絶妙なハーモニーに脱帽です。

本当は「My Heart will go on」の声も聴いて頂きたい。
Ignus君の歌声です。彼のこの歌がCDに残っていて良かった・・・。
☆☆☆ 星3つです。(なんか、スミマセン・・・エコひいき?

「My Heart will go on」はなかったので、来日した時の映像です。
右の少年がIgnus君  マイケル・ジャクソンの「ベン」 

    *********・***・*********・***

南アの歌姫Rina Hugoさんが2曲に参加されているのですが、この方の声が本当に素敵なの。大人の歌手は鍛えられた喉ゆえに、少年合唱からはみ出してしまう感じが時としてありますが、Rinaさんの声はたおやかで優しいのです。「Music in the Mountains(Te Deum Laudamus)」は、Drakiesの校歌のような、彼らのテーマ曲のような存在だそうです。

    *********・***・*********・***

動画が多くてパソコンがいっぱいいっぱいであります。オバカVistaなのでね。

このCDは王道のクラシック。例えば、モーツァルトの「laudate Dominum 」や「Rregina Coeli」から、ポップスやジャズっぽいアレンジの曲も聴ける。アルゼンチンのミサ曲やヴェルディの「行け我が想い、黄金の翼にのって」、アメージング・クレースのような安らぐ曲もあれば、南アフリカのトラディショナルもあります。「Loch Lomond」のソプラン・ソロや、さわやかなテナー、軽妙なコーラスアレンジ。曲のチョイスがいろいろで飽きさせません。

最後の「カルミナ・プラーナ」はオケがついて圧巻の聴きごたえでした。

「OP BLOUBERG SE STRAND」は、きれいなメロディでそよ風みたいな曲です。ウド・ユルゲンスってずっと昔聞いたことがありますね。Drakiesの動画はないので残念。

とにかくいろいろな要素がぎゅっと詰まった45年間のほんの一部なんでしょうけれど、他の少年合唱団では聴けない世界感で、ひとつの合唱団の作品とは思えない面白さです。Drakiesってこんな合唱団だったんですね。

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Drakensberg boys choir」カテゴリの記事

コメント

DrakiesのCDをご紹介下さって有難うございます。
私の観点よりも、鋭くて、感想が的確。とても感心しながら読ませて頂きました。
一つ・・・「夜の女王のアリア」このCD、どうもジャック君のソロじゃないと思うのです。当時、同時期にClint van Der Lindeが「夜の女王のアリア」をソロしていた(CDにも残っています)。そして、ジャックもソロしていた(同時期に、数名夜の女王が歌えたのですね)・・・どうやら、CDはソリスト名を間違えたのでは?と(Clintの録音がありますが、CDでのジャックのはなかったはず=Youtubeには動画が残っていますが)多分、このCDでの圧巻なソロはClintだと思う。不確かですが。でも、こういうドジ、Drakiesならやりそう(笑)。そうだったら、Clintさん、文句いえよ~!って思うわ。それにしても、14~15歳での歌声ですが、少年らしさよりも、もっとMatureな歌声で、ちょっと「圧倒」されるというmaaさんのコメント、同感です。すごい、上手い・・・けれど、少年の歌声なんですから、もう少し少年らしさがあっても良いかな?と。でも圧巻で、なかなか歌いこなせないだろう歌だと思います。Clintさんは、現在カウンターテナー歌手で、鈴木氏のバッハコレギウムジャパンで最近、よく来日していますよ。私はまだ一回しか聴きにいけていませんが・・・。ひそやかに?Drakiesは活躍しているようです。

投稿: natal | 2015年2月 2日 (月) 10時21分

PS:ジャックは英国で、オペラ歌手(クラシック歌手)で活躍中。あの時期は、Drakiesを知らなかったのが残念。とはいえ、知ってたところで、日本で何も出来なかったでしょうが。
「Neanderdalman」 2人(+低音部2名)の曲は、確かに、CDでもこの2人と低音部2人です。この4名は2005年の愛知博で来日しました。この時期のDrakiesは、一番好きな時代だったかも(今も好きですが)。

投稿: natal | 2015年2月 2日 (月) 10時26分

natalさん お忙しい中でコメントありがとうございます。
このCDはホント楽しいです。
早速iPODにいれて電車でも聴いているんですが、改めて「Laudate dominum」や、「Regina coeli」の最後のハレルヤのソロもきれいだなあと感じています。

「夜の女王」は、2人をアップしている動画もありましたよね。
それでいくつかを聴き比べると確かにクリント君の声のほうが細く女性的な感じで、このCDに近いかと思われますが、正直なところ私にはわからない。どちらもすごいです。この曲は誰でも歌えるものではないから、ほぼ同じような時代に、これほどの歌唱力を持つ団員が2人もいたところが奇跡だと思います。
愛知博での様子は、動画でも良く見ています。ライブの進行を自分たちでステージングできるのが強みだなと感じています。やっぱりライブを見たいですね。

投稿: maa | 2015年2月 2日 (月) 23時57分

Jacque君の歌声素敵ですね。柔らかい歌声なんだなと思ったら、POPな曲では少しツンとしたハリのある歌声で…表現が下手ですみません(>_<)
私はソロを途中3人で歌っている一番左の子の歌声も好きです^^
Rinaさん、ご自身が歌っていないときは彼らの方を向いていて、まるで見守っているようですね。彼女の歌は少年達の歌を潰さず、活かして綺麗なハーモニーを作っているんですね。
ドラケンスバーグ少年合唱団は、ほとんど歌を聴いたことがなかったんですが、美しいハーモニーで低音が聴いていて心地良かったです^^その合唱団にもよると思いますが、低音があるのとないのとでは、合唱がだいぶちがいますね。朝から素敵な歌声を聴いたので、今日も1日頑張れそうです!
natalさんありがとうございます(*^^*)

投稿: | 2015年2月 4日 (水) 09時47分

Darkiesの音楽に嬉しいコメントです。

natalさんは20年近くDrakiesを聴き続けていらっしゃいますが、私はほんとに最近なんです、彼らの魅力を実感しているのは。恥ずかしいくらい初心者で(汗)
コンサートも行ったことないですし、大きなことは言えないですが、CDやDVDだけでもこれだけ楽しいので、ライブはさぞかし・・・と思います。

92年のビデオは今のDrakiesとは印象が違いますが、この時代から美しい声の子たちが南アの代表で歌っていたんですね。

イグナス君の「My Heart will go on」も大好きな一曲です。WSKが「Goes Pop」の中で録音しているのを聴いている方には、イグナス君の声は個性的なので好みが割れるかもしれませんが、表現力とか見事で聴き入ってます。


投稿: maa | 2015年2月 4日 (水) 21時43分

とても嬉しいコメント、ありがとうございます。
maaさんは勿論ですが、もうお一人のコメントに感謝です。本当にありがとうございます。
Drakiesを聴いたのは、本当に偶然で(地元にコンサートがあった)、でも第一声で、かなりビビりました。ビックリしたというのが正直な気持ち。上手い・・下手・・・感動云々だけでなく「こんなに嬉しそうに歌うなんて!」「若い低音がかなり良い味だしている」って言う驚き。
1998年「Circle of Life」CD発売の頃・・・海外の「Boys Choirフォーラム」サイトで、その年のベストソリストにイグナス君が第2位の票を集めたのを覚えています(一位は、コナー・バロウズでした)。まだ、南アに行ったこともなく、1997年に初めて日本ツアーでコンサートを聴いたばかりでしたが、世界では日本よりも評価されていたのを感じました。どの合唱団もそうだと思いますがDrakiesも「ライブコンサート」が一番楽しいです。皆様にも、是非いつか、生でのコンサートを聴いて頂きたいと願っています。皆様に聴いていただける日が来ることを願って、小さな力ではありますが、これからもDrakiesを紹介していきたいと思っています。よろしくお願い致します。

投稿: natal | 2015年2月 6日 (金) 22時25分

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