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2015年5月28日 (木)

WSK * 5.25 * Bプロ(続き)

あとほんの少しのところでしたが、夕べは眠くなってしまいました。ワイン飲みながら書いてたからね…。

「ネッラ・ファンタジア」の次は「ボラーレ」です。CMで流れていたジプシーキングスは、私の周囲では90年代に流行っていました。でも特別しゃがれたおじさんの声ですから、すぐに飽きちゃった。子供たちがどんなふうに歌うか、前回聴く前にはあまり期待もせずにいたんですね。ところが予想もしないような、しっとりしたスローテンポではじまったのです。最初はそれがボラーレだとは思わず、「あれ?この美しいのはなんて曲?」と、脳天気に構えていました。で次第にアップテンポになり、♪Volare oh oh ~ Cantare oh oh oh oh ~ だったんです。 

子供たちが手にしたラテンの楽器は、調べてもあまりわかりませんでしたが、ざっと説明しましょう。フィリップ君が持っているのは、木の棒で木の塊りをたたく楽器で音は火の用心の拍子木ぽい。ミヒャエル君は2連の小さな太鼓。それを連打していました。レアンダー君の担当はガンザ、これだけはたぶん当たってる。アルミのシェーカーみたいなもので、中に石粒か何か入っている。ゆっくり傾けると、ザザーッツと寄せる波打ち際か雨降りか、そんな音がします。あとはマラカスでした。老いもお若きも楽しめる歌ですね。

「猫の二重唱」のこの日の芝居は、この前とちょっと違っていました。まず私の席から見えるのは、舞台中央に立っている二匹の猫、ミヒャエルとラウレンツ。何かコソコソ話してる。フィリップ猫とマグナス猫はどこにいるかと思ったら、ピアノの後ろに隠れていました。

そうしてそろそろと腰をかがめて、客席には見えないように登場してきました。・・・・が、こちらからは丸見えだよ! てか、P席(舞台後ろ)からはもっと見えてるのですが、それもご愛嬌ですね。

この小芝居がコンサートの流れを少し変えてくれます。あっと思ったり、えっと驚いたり、ただ上手に歌うだけではなく、びっくり箱も時々用意されているんですね。

二匹と二匹は、「あっち行け」とでも言うような仕草をしたり、足をドンと踏み出したり、喧嘩をして終わる歌のはずでしたが、この日は4人が肩を組んで仲直りしておしまい。あれっ?この間はどうでしたっけ。仲直りは今日だけの演出?(陛下がご覧になってるし)

マイケル・ジャクソンの「Heal the world」も、整列して歌うのではなく、少しずつ並び方や位置が変わっていき、ショー的な要素が入ってます。この動きも今回の席で見ると俯瞰的につかめて面白かったです。

最初はピアノから少し離れて、両サイドにいる団員達。曲が始まると数人づつピアノに向かって歩きだし、気がつくと皆がピアノの方を向いていました。そうです。1階席や2階正面席からだと完全に横向きですね。でも私の目に映るのは、ソプラノ隊の後ろ姿とチャーミングなセーラーカラーでした。これもいいね。

それが次第にいつもの隊列に変わっていき、肩を組んだり、二人づつ向かい合ったり。

2列が前に出たり、手拍子を取りながら2列が4列になり・・・・覚えきれない。皆地声で歌っていたみたい。無理のない音域のようで、リラックスして歌っている感じです。アドリブ的な声もありました。(たぶんスティーブ君・・・)

King of popの不滅の曲がビジュアルでも楽しめるステージになりました。

「Happy」では、スティーブ君がここぞとばかりに飛び出して歌い始め、続いてラウレンツ、ミヒャエル、ランス、レアンダー君らが前に出てダンス。やっぱりラウレンツ君がかっこいい。ダンスは指先ですよ! スティーブ君は天性のリズム感がちょっとした振りや動きに出ますね。

全員が踊り出すと、これはもう説明不能です。覚えきれずメモ書きも追いつかない。
ガチで踊っていました。多少リズム音痴もいなくはないです・・・(汗)
Bプロの曲ですが、アンコールでもやっているので、たぶん演奏回数は多いと思います。だんだんこなれてきたみたい。

「ふるさと」 賑やかな曲が続き運動量も相当だったと思いますが、アカペラで一糸乱れぬコーラスでした。ミヒャエル君の日本語は奇麗ですね。自身たっぷりに大きく口をあけて高いところから(身長が高い)明るい声が空間に広がって行きます。

「花は咲く」 も日本語の発音が回を重ねるごとに上手になっているのかな。言葉の美しさを感じていました。コーラスも各パートのどれか一つが目立つということがなく、また声量のあるソリストの声だけが浮くということもありません。このコアは歌い終えた時の余韻が長くて素敵ですね。

ウィーンの音楽の紹介をしたのはランス君。くっきりした声の持ち主です。

「ウィーン我が夢の街」もバイオリンがあったらよかったなあと思いましたが、ひとつの楽器ばかりがフィーチャーされるのは良くないのかな。

「皇帝円舞曲」はフィリップ君のオブリガードが天の声でした。響く響く!彼の声を聴けて良かった。14歳ギリギリで日本に来てくれて本当に嬉しい。日本のアニメが好きですって。「デスノート」が好きですって。・・・ファンは何を聴いても喜ぶの。

「トリッチ・トラッチ」のあと、アンコールはウェルナーの「野ばら」でした。

マノロ先生が「陛下がお好きだと聴きました」と挨拶され、静か~にウィーン少らしさを存分に感じる演奏を届けてくれました。

おそらく両陛下のお見送りがあったのでしょう。
この日のアンコールは「野ばら」だけで、ファンサービスもなしでしたが、それはそれで心静かに会場をあとにすることができた一日でありました。

というのは、ちょっとウソでした。実はこの日何人かの団員たちのご家族、親御さんたちがわざわざ日本まで来ていたのです。特にマグナス君とフランチェスコ君のママたちはフレンドリーに私たちに話しかけてくださいました。

会場に置かれた等身大の我が子のパネルとツーショットで写真を撮ったり、記念の撮影もさせて下さったのです。パウル君、エリアスR君、クレメンス君の親御さんもいらしていたようでした。

そういえばこの日は、その団員たちが歌や演奏で活躍した日でもあったのですね。

いろいろなことがあり、忘れ得ぬコンサートになりました。

**♪*♪**♪*♪**♪*♪**♪*♪**

「Heal the world」を歌うドラケンスバーグ少年合唱団
Drakiesの音楽性やレパートリーはウィーン少にも少なからず影響を与えていると思います。もっとその素晴らしさが日本にも伝わってくれますように。

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