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2015年5月 6日 (水)

WSK*5.5*サントリーホール

待ちに待ったブルックナーコアのコンサートがありました。

Km

合唱団自体は毎年来日してくれますが、ブルコアは2011年に一度中止になっています。もはやマノロ先生がレジェンドみたいに感じられている今日このごろ、かつての3年おきに来日していた時のような、待ち望んだ感が強いのです。

開演は少し遅れていました。やがて後方から「サルヴェ・レジナ」を歌う声が聞こえてきました。拍手で出迎え・・・でも今回は聴くほうの力が強かったみたい。拍手は短い時間でおさまりました。

ユニゾンで歌う少年たちの声が瑞々しい。

通路際に席をとったのはこれを聴くためでした。少年たちの声がすぐ横を通り過ぎていくときの快感!

Clemens

Emanuel

引き続いて「カルミナ・プラーナ」が迫力ある響きで私たちに迫ります。打楽器はクレメンス君とエマニュエル君が担当しました。

そのあと、マノロ先生の挨拶でしたが、声も高くテンションも高く、「皆さんこんにちは」で始まり、A4用紙を見ながら、かなり長い挨拶を達者に読み上げます。会場は先生のペースに一気にひきこまれ、心をつかまれましたね。

1955年の初来日でも演奏されたという説明で、シューベルト(兄)の「レジナ・チェリ」とモーツァルトの「ラウダーテ・ドミヌム」が続いて歌われました。

「レジナ・チェリ」は素敵ですね。こんな美しい合唱を初めて聴いた当時の日本人は、どんなに感動したことかと思います。

アンサンブルで歌う部分はフィリップ、ミヒャエル、クレメンス、エマニュエル、レアンダーだったかな・・・いやちょっと待て。まだ名前が完璧でないの。なのでこれは違ったかもしれません。

Philipp_7

「ラウダーテ・ドミヌム」のソロはフィリップ君でした。
私たちは彼の変声前にこの歌声を聴けて、本当に幸運だと思います。声が良いとかうまいとか、そんな言葉では言い表せない円熟味があるの。少年に円熟というのはおかしいですが、抑揚とか微妙な声の変化は覚えてできるものではないなと思うのです。

メンデルスゾーンの「ヴェニ・ドミネ」 曲調が変わる部分から切なく響く、このコアの合唱は整然とした美しさがあります。ブルコアはポップスが得意らしいと聴いていましたが、宗教曲も正統派です。

本日のソロ・デュエット曲は、ミヒャエル君の曲紹介で「愛のきずな」? 
これ意訳すぎませんか。

Philipp

モーツァルトの「Sub tuum praesidium」です。フィリップ君とミヒャエル君が歌いました。このツアーできっと歌ってくれる、歌ってほしいと願っていたので嬉しかったです。

Michael_2

ミヒャエル君は背が高いこともあって、声が宙からおりてくるようなのです。フィリップ君よりもハイソプラノで、一生懸命歌う姿にも好感が持てます。

続いてはフィリップ君の紹介で「ラシーヌ賛歌」

これはちょっと弱い感じがしました。ソプラノで始まりアルトが加わるところで、もっとがーっと盛り上がってほしかった。

でも考えてみると、私がこれまで聴いてきた「ラシーヌ賛歌」は、どれも成人男性の声が入っているもので、低音部を支える力が強かったのですね。そのイメージは捨てて、まっさらで聴いた方がいいかもしれない。

「プエリ・コンチニテ」 これもフィリップ君のソロ。
ソプラノですが落ち着いたメゾくらいの声質で、卓越した美しさです。ライブでこれだけすばらしいのはめったにないと思います。

歌い終えて、先生とハイタッチしていました。これがブルコア流です。

再びっミヒャエル君の紹介で「ガムラン」 この曲ちょっと変わっていて面白い。ライブで聴くべき曲です。

Raphael2_3

小柄なラファエル君がシロフォンで参加しました。伴奏ではないのです。声も楽器のひとつとして見立てたような曲なので、シロフォンの音もコーラスに完全に溶け込んでいるのです。
メロディらしきものがないので、歌うのは難しいと思いますが、とっても良かったです。

次はフランチェスコ君の紹介で「シェーンブルンの人々」 

Robert_2

ここではロベルト君のバイオリン演奏が素晴らしかったです。10歳でこの実力! バイオリンとワルツの組み合わせは、ニューイヤーコンサートでの指揮者を思い出し、ウィーン情緒満点で幸せ気分。バイオリン男子が大好きで・・・エコひいきでゴメンナサイ。
演奏後は、先生とグーでハイタッチしていました。

そうして「雷鳴と稲妻」で一部が終了しました。

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第二部はオーストリア、日本、映画音楽、ウィーンの音楽で構成されています。

Ryusei_4

Francesco_6

Raphael1_3

まずは「羊飼いの女」 ギンガムチェックのシャツとレーダーボーゼン(このズボンの名称、やっと覚えた)に着替えたリュウセイ、フランチェスコ、ラファエル君らがそれぞれに、リコーダーとバイオリン、チェロを演奏して、いつものダンスとは一味ちがった和やかな民謡になりました。

Paul

次の「ご機嫌ですね」では、パウル君によるテノールホルンも加わってウィーン少年オーケストラの出来上がり。のどかで楽しいですね。

そのあと、制服に着替えるちょっとの時間に、先生がこのウィーン少年オーケストラの経緯を説明してくれました。だんだん日本語がのってくるね、先生。

「野バラ」は、ピアノ前奏のあと一番はアカペラで、2番はピアノ伴奏つきでしたが、ごくごく抑えめの弾き方で合唱を引き立てることに集中しているようでした。マノロ先生は指揮をするときはすごいオーバーアクションで人目をひきますが、ピアノ伴奏は曲により「弾きすぎない」のを良しとされているみたい。

そのせいか、優しい合唱の野バラになりました。感動・・・。

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ここまでで、もう出かけなくてはなりません。今日はBプロです。

それでは行って参ります。

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コメント

コンサートの感想を詳しくお話くださってありがとう。
とても良かったようですね。皆様の感激している様子が
浮かんできるようです。

また、続きを楽しみにしていますね。

私は、残念ながら、まだ予定していません。
今年もパスかなぁ?
でも、お話聞くだけでも楽しいです。ありがとうございます。

投稿: natal | 2015年5月 6日 (水) 16時31分

natalさん お忙しい中をコメントありがとう。
山の音楽祭は終了しましたね。
イグナス君の記事のとき、コメントいれようかと思ったけど、また「ほぼ日maaさん」では恥ずかしいので遠慮しました。でもイグナス君の動画は可愛くて、鼻歌さえも上手でマイリました。natalさんに話しかけるあんな姿は、親しくないと見られませんよね。

WSKのコンサートは若い皆さんが増えたような気がします。学校公演が必ずあるので、それをきっかけにファンになった中学高校生も見られます。
今年のブルコアはフィリップ君がトップですが、デュエットや数人のアンサンブルは昨年ほど多くありません。
彼らは毎年滞在中に進歩成長しますから、これから6月中旬までにどんなブルコアになっていくか楽しみでもあります。どうかフィリップ君の喉が保たれますようにという願いもあります。

投稿: maa | 2015年5月 7日 (木) 00時36分

2日間楽しかったです。
家に帰ってからずっとCD流しっぱなしです!
余韻に浸っています。
当分この熱に浮かされた状態は続きそうです・・・

投稿: ユカリン | 2015年5月 7日 (木) 08時25分

ユカリンさん こちらこそありがとうございました。
フィリップ君は今年卒業なので、今しかないと思い25日のチケットを追加してしまいました。

またお会いできる日まで、体力つけときましょうね。

投稿: maa | 2015年5月 8日 (金) 00時07分

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