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2015年6月15日 (月)

WSK * 6.14 * オペラシティ・ホール

何から書きましょう。瞼の裏には昨日の舞台の様子が、まだありありと残っています。

なんかみんなニコニコしていたなあ。大きな口をあけて歌っていました。
そしてマノロ先生は指揮をしている最中も、要所要所で子供たちの笑顔を誘い出すような動作をして、客席からもそれがわかり終始なごやかなコンサートでした。

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「サルヴェ・レジーナ」は、後方の扉から歌いながら入場。

拍手をせずに迎えるのが定着したと昨日書きましたが、超勘違い(笑)
盛大な拍手で歌声が聞こえない。やっぱり無理な望みなんですね。

でも比較的早くおさまったように思います。通路際の席だったので、近づいてくる少年たちの声と足音が耳元に大きく届き、風のように去って行きました。快感!

「レジナ・チェリ」のソリストたちを、まだ紹介してなかったかもしれません。
アルト:クレメンツ、エマニュエル、レアンダー

クレメンツ君:「花は咲く」で、あの花が間に合わなかった時、瞬時に舞台そでにとり行ってアルト側の皆に配っていましたね。上級生らしい振る舞いに感心しました。

エマニュエル君:フレームドラムの担当でした。簡単そうに見えたけど、クレメンツ君の銅鑼とタイミングを合わせるために、二人が相槌をうって演奏しているのがわかりました。

レアンダー君:君はガンザとマラカスのマイスターです。ハスキーな声も魅力でした。私事ながらファンの集いでお土産をうっかり二つ渡しちゃったのよ。でもその瞬間目が輝いたから、OKと思いました。

ソプラノ:フィリップ、ジョンミン、ラウレンツ

フィリップ君:うわさに違わぬボーイソプラノでした。現役のうちに来日してくれて、たくさんのソロを聴けた日本のファンは心から喜んでいます。「デス・ノート」のアニメが好きと聴いて親近感がわきました。

ジョンミン君:ここに来てすごい活躍です。おばさんは大好きになっちゃったよ、君のことが。日本語も実に上手でした。

ラウレンツ君:なんと行ってもダンスが素敵でした。腕をまわすとき指先が照明でくっきりと見え、ポップスを歌う声もカッコよかった。

「ラウダーテ・ドミヌム」 もう書くことはないです。フィリップ君のソロは発声の中途で音を膨らませているようで、AとOの発音がないまぜになり快く響いてくるのです。モーツァルトの旋律も彼の声もアルファ波の泉です。

「主よ来たれ」 最初のところがちょっと重いけど、リズムが変わる♪Exita Domine potentiam tuam et veni, ut salvos nos facias♪ たぶん皆好きですよね、ここの部分。奇麗でした。

日替わりは、フランチェスコ君の紹介でサンサーンスの「アヴェ・マリア」
デュエットはフランチェスコ君とフィリップ君。 これを聴くとフランチェスコ君のアルト音域がいいなあと思います。低すぎない太すぎない声で、軽やか。フィリップ君との相性は抜群でした。

フランチェスコ君:いつも素敵なおしゃれな少年です。この日は赤い眼鏡をかけていました。特徴のある声をすっかり覚えてしまいましたよ。君のマンマも日本のファンを褒めてくださいました。どうもありがとう。

「ラシーヌ讃歌」 好きな歌だけに、このあたりから涙腺が怪しくなってきました。
静かなる涙の津波に、なす術なし。

「プエリ・コンチニテ」 フィリップ君のソロはこれでお終い。
本来クリスマスに歌われる曲ですが、60年前の12月に来日した合唱団のプログラムを記念して、本ツアーでは歌われていました。

この曲を彼のソロで聴けたことに感謝します。歌い終えるとマノロ先生は賞賛するように拍手し、フィリップ君を抱きしめました。ありがとうフィリップ君。

「ガムラン」 ラファエル君は暗譜していました。マノロ先生は絶え間なく子供たちの笑顔を引き出そうとします。それが良い演奏につながることは言うまでもありません。この曲は擬音が歌詞になっているようなので、ポンとかパンとかいう発声が大事。それには口角があがっていることも大切みたいですよ・・・と私は感じた次第です。

ラファエル君:一番小さくて細くて、シロフォンがよく似合っていました。トレモロが今も聞こえるようです。演奏終了後にラファエル君の小さなグーが、マノロ先生と豪快にタッチしていましたね。Good job!

「シェーンブルンの人々」 ロベルト君のヴァイオリンが奏でる優雅なワルツ。でも歌詞は動物たちの舞踏会なんですね。この曲も大好きでした。

ロベルト君:ちょっとだけソロを聴かせてくてましたね。カナダではロバートと発音するのですか。ヴァイオリンの美しい高音が忘れられません。日本で誕生日を迎えたのね。おめでとう。

休憩後の第二部、少しは落ち着いて涙も一旦乾いてくれましたが顔がカサカサ。

楽器演奏を交えたオーストリア民謡も楽しいプログラムでした。ウィーン少年オーケストラも今回の特徴のひとつ。「羊飼いの女」でフィリップ君が発する奇声?も力が入っていました。

ヴァイオリンはフランチェスコ君、リコーダーをリュウセイ君、チェロをラファエル君、皆レーダーホーゼンとチェックのシャツを着ていました。

「ご機嫌ですね」はエリアス君の紹介でした。「リュウセイのノウズフルートは注目です。鼻で笛を吹きます」 このセリフ私もすっかり覚えてしまいました。テナーホルンのパウル君が加わり、さらに賑やかな演奏になりました。

エリアス君:コマーシャルで見た●眼鏡の団員君でした。不思議ちゃんと一部で言われていましたね。火山は見られたのかしら? 友人が撮影した君の写真を載せます。このカメラ目線忘れません。(Tさん、写真拝借します)

Img089

パウル君:自分と同じくらい大きなホルンを抱えて演奏しました。ピンクパンサーでも大活躍! これからソリストとしても期待しています。

子供たちが着替えをしている間、いつものようにマノロ先生のお話がありましたが、最後が嬉しいアレンジです。

先生 「さぁ、みんな準備はできたかなあ? 始めようか。」

子供たち 「はい!」  日本語で答えてくれました。場内大喜びです。

この楽しさでせっかく涙が乾いたと思ったら、「野ばら」の演奏で再び涙腺崩壊。そう思うから、そう聞こえるのか。今までで一番美しい「野ばら」でした。無伴奏の部分で、今回のコアの特徴でもあった明るい高音のハーモニーが美しかった。そのハーモニーはアカペラで歌われる「花婿」でも同様に素晴らしかったです。

みなとみらいの公演に来てくれた古い友人が、「ふるさと」を聴いて涙が出てしまったと、今日届いた便りに書いてありました。1番と2番を抑えめに、3番で「志を果たして」と強く歌うアレンジが、この日は特に光っていた。客席から歓声が聞こえました。

「花は咲く」 2012年から何度聴いたことでしょう。そのたびに違う感動を得ました。このコアの歌声は、野に咲く花のように楚々としていた。

ドリアン君:丁寧に両手で花の茎を持ち、いたわる様な表情で歌っていました。二度目の来日は彼にとってどんな印象だったのでしょう。赤いホッペは去年と同じでした。

「ひとりぼっちの羊飼い」の伴奏で、なぜか数回先生の手元が狂った! どうしたの?
背中しか見えないから、どうしたのかわかりません。最初のミスタッチでフィリップ君がピアノに合わせてちょっと歌も躓きそうになり、一瞬先生を見ました。本当にどうしたのでしょう。無事演奏終了して良かった。

「エーデルワイス」 とめどなく涙があふれて困りました。少しおさまると、前の席にすわっている人が眼鏡をはずして顔を拭うのが見え、またもらい泣きしてしまう。

子供たちはみな笑顔ですよ。でも客席は泣き虫の大人ばかりでごめんなさい。皆君たちの歌が大好きなんです。

プログラム最後の曲、「美しく青きドナウ」では、久しぶりにミヒャエル君の声が聴けました。フィリップ君とのソプラノだけの重唱は、昔のウィーン少を思い出すような響きでした。

ミヒャエル君:背筋を伸ばして2階の方を見つめながらステージに立つ姿に、目が釘付けになりました。後半ソロが少なくなって心配でしたが、最後にまた奇麗な声をありがとう。

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アンコール

「Amazing grace」
メシュー君が前に進み出ました。先生は「大丈夫か、しっかりやれ。大舞台だ、しっかりやれ」 そんな言葉を目線で語りかける演出をします。そう。演出なんですけど、メシュー君は真剣に大丈夫だと相槌を打つのです。場内も「がんばれ」という感じで、暖かい笑いが生まれます。

アルトパートの数名がアンサンブルで歌うシーンがありました。そのときフランチェスコ君だけがソプラノ側から歌っていました。やかり彼の声はこのパートにとって重要なんですね。
メシュー君のまだ可愛い感じの声を引き立てるようなシックなアレンジでした。

そして、あの前奏が再びやってきました。いきものがかりの「ありがとう」

彼らの歌声がこれほど似合う曲が他にどれだけあるかしら。この曲をどこか他の国でも歌ってください。撮影OKの国で歌ってくれたら、誰かがYoutubeにアップしてくれるかもしれません。待っていますよ。

この後、マノロ先生の挨拶がありました。今日でコンサートが終了するということ、お礼申し上げますということ。

「そしてこのコンサートを最後に、14歳のドリアン、フィリップ、クレメンスが卒業します。」

そう言うと、彼らを一人一人抱きしめました。特にフィリップ君との抱擁は長かった。

続いてお世話係のアンドレアさんとクリスティアンさんも紹介され舞台に登場しました。

こんなにすべての人々を労うカペルマイスターは、2012年のオリヴァー先生以来です。
大好きなシューコアも思い出しました。

最後のアンコール曲は「Prepare ye the way of the lord」 誰がソロだろうと思っていると、背の高い団員の隙間からよく通るソプラノが聞こえてきました。あっ、ジョンミン君です。

そうして手拍子を打ち歌いながら全員が舞台前方に進み出てくると、フィリップ君がステップを降りて来ました。

手を差し出すとタッチしてくれました。そのままハイタッチしながら一周し、すごい勢いで戻ってくるとステップを2段越しで飛び越え、ステージの中央にさっと入りました。おお、すごい運動神経です。おかしいなあ、家で一日中アニメ見てるはずなのに、本当はアスリート?

ステージの淵にそって全員が並ぶ姿は、どこまでも輝いて見えました。皆晴れ晴れとした表情で、この時に向かって頑張ってきたんですよね。私たちも、この景色が大好きです。

今ごろはどこの空を飛んでいるでしょう。どうか無事にウィーンに着きますように。愛する家族のもとへ帰りつきますように。そして楽しい夏休みを過ごして下さい。

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ステージにはいつものように、「またおあいしましょう」の文字が掲げられ、クラッカーのテープがキラキラと踊っていました。

ブルックナーコアの皆さん、心からどうもありがとう。

下記はジャパン・アーツ様ツイッター記事より

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皆さんの思い出と、わたしたちの思い出が、長く続きますように。

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エリアス君の曲紹介は、流れるようなイントネーションがクールだったよ。

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マグナス君曲目紹介の日本語はとてもチャーミングでした。

マックス君いつもバスの窓から力いっぱい手を振ってくれてありがとう。

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メシュー君の「アメイジング・グレース」を聴いて涙しなかった人はいないでしょう。ありがとう。フランチェスコ君、君の声も素敵でした。

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ドリアン君の顔が隠れてしまった。ズームでやっと撮影したのでこれが限界でした。クレメンス君、フィリップス君卒業おめでとう。ラウレンツ君、君のダンスはホントにかっこ良かった。エマニュエル君とクレメンス君の打楽器コンビは息がぴったり合っていましたね。

※すべての著作物の引用はご遠慮ください。

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