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2016年6月

2016年6月25日 (土)

マイキー・ロビンソン君のリサイタルが日本で開催!

ルイスさんの実行力には頭が下がります。

何の役にも立てないまま、マイキー・ロビンソン君(Mikey Robinson)のリサイタル開催が決定しました。

先日記事を書かせて頂いてから、まだいくらもたっていないのですが、今年10月に名古屋でコンサートを行う運びになりました。



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日時:  10月23日(日)  会場:  studio RiRiTa

           (地下鉄鶴舞線 浄心駅下車8分)

 

13時~     14時40分~    * 入場無  * 完全予約制 

会場は各回の30分前です。

2回公演のうち、どちらか希望の回を選んで、予約してください。

                                                  (先着順、締め切り10月10日)

コンサート終了後には、交流会も企画されているそうです。

詳しくはルイスさんのブログEternal Brightnessをご覧になって確認してください。

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東京方面からは、新幹線で名古屋下車 ⇒ 市営桜通線 2駅  乗り換え  ⇒ 市営鶴舞線 2駅で浄心に着きます。

日本では珍しいボーイソプラノのリサイタル、10月のとても良い時期ですから、是非遠方からでも足を運んでください。

ルイスさんに「ダニー・ボーイ」を聴きたいと、リクエストをしていたのですが、

マイキー君歌ってくれました。 まさか本当に願いがかなうとは!

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2016年6月22日 (水)

WSK 6.18 & 6.19 東京オペラシティ

一つ一つの曲に思い入れがありすぎて、疲れて失速しました。

公明正大な目で見ることは、もはやできないことが自分でもわかったので、「ああ、この人はシューコアが好きだからこんな風に感じるんだ」、そう思って読んで頂ければと思います。長いので、2回か3回に分けて、飽きたら明日にするくらいの心づもりでお読みください。

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6月18日と19日は、シューベルトコアの日本ツアー最後のコンサートでした。

毎年少年たちは滞在中の2か月くらいの間に、飛躍的な成長を遂げます。実は聴いている自分も、何かしら固定概念みたいなものを少年たちに砕いてもらっているような気がするのです。

それは大人にとって、ひとつの成長にちがいありません。

東京近辺のみですが、千葉県柏市の公演に始まり合計10回のコンサートを聴くことができました。多忙とも思える来日スケジュールの中で、時にはあくびをこらえながら歌っている少年たちもいました。「今日の演奏は、代わり映えしないかも・・・」という印象の日も、まあまあありました(笑)

ですが最終公演の2日間の演奏は、ウィーン少来日史上に遺すべき名演と思っています。

18日はAプログラム。

少年たちはステージ左右の扉から一列になって入場します。左側の先頭はラウリン君、右にイヴァン君が立っているのが見えました。二人は視線を合わせ軽く頷きあうと、同時にステージ中央に向かって歩き出しました。

1曲めは今年のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートで初演された「休暇旅行で」。

馬車が軽やかに走っていくリズムのイントロから、オクターブ高い歌声が会場に響きます。少年の声ならではのフレッシュ感が、コンサートの始まりにふさわしい選曲となりました。ポルカを歌っているときのラウリン君のりりしさに心を奪われた、柏のコンサートを思い出します。

オリバー先生の挨拶の後は、オーストリアの民謡。2002年のCDでは民族楽器が伴奏で使われていましたが、アカペラ演奏はシンプルで合唱の美しさが引き立ちます。

続くバッハのカンタータは、ツアー中に最も印象の変わった曲でした。ドイツ語の語感と旋律との関係がみごとで、強い部分と弱い部分との対比が、私の耳には最初の頃とかなり変わったように感じられました。

のどかなアルペンリートの次が音楽の父バッハです! すごいでしょ。 でも果敢に挑戦し、ついに少年合唱の金字塔に上り詰めたと思いました。鳥肌が出るほどの感動。客席からも歓声があがりました。

イヴァン君のソロで歌われたのは、フォーレの「ピエ・イエス」です。彼の芸術性が感じられる落ち着きのある歌声は、聴く者の体の中に静かに入っていきます。染み渡るような感覚とでもいいますか。素敵でした。

オリバー先生が次の曲を紹介しました。クリスマスCDで共演したサラ・オレインさんがゲストで出演されたのです。これはこの日限定のスペシャルメニューです。

ステージに登場したのは、驚くほど華奢で少女のような可憐な女性でした。デュエットをしたのはヨナタン君。見た目の美しさでも、ひけをとらないヨナタン君です。こういう時に、ウィーンのセーラー服は実にいいのよ。(何、このためぐち?) 

サラ・オレインさんの声は清楚で、ボーイソプラノとも相性が良いですね。透明感がまし、ただただ「美しかった」 他に何が言えましょう。

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素晴らしいソリストがいるこのコアで、一番ひかれたのはヤコプK君の声でした。

ヤコプ君は歌う時にあまり遠くを見ない。見える範囲の客席の一人ひとりに聴かせるように、丁寧な視線を送ります。その表情がとてもいいのです。それだけでも泣きそうになる。

彼の声は力強いのに儚く、繊細なのに芯があり、柔らかいのにキリッとしている。いろいろな要素が混在して、豊かな声だなと思うのです。もう一度ヤコプ君のソロを生で聴きたい。

イマヌエル君のソロも忘れられません。「エレンの歌」のソロが印象深かったけれど、声量と品格のある声質は、どんな曲もこなしていました。今回のツアーで彼の声を聴けたことがうれしいですね。昨年のフィリップ君と同様にソプラノを保ち続けてくれました。

たくましくなったチャンピオンはサトシ君。5月の始めには、まだ自信もなさそうで、横にいるハリーN君に押され気味に感じられましたが、特に「ガウダーテ」では、最終公演のときにはステージ前方まで堂々とした足取りで進み、最初のソロを清涼感のある声で聴かせてくれました。彼はまた本当に礼儀正しくて、言葉遣いも丁寧でした。

たくさんのソロを担当したハリーN君はエンターテイナーです。地方公演では宗教曲を歌ったそうですが、私は聴いていません。ミュージカルやオペラなどの歌が好きなのかなと思われる歌い方で、小さいながら男気を感じる少年でした。パリ木に比べてウィーン少はポップス力が弱いと思われがちですが、ハリーN君の出現によりその定説は壊れ去りました。ポップスもすごくいい。

第一部の「冬」の曲目構成は、すごく考えられたラインナップでした。

「ガウダーテ」では、サトシ⇒ハリーN⇒イマヌエル⇒ヤコプK君と次々に声質の違うソリストが歌い、最後のオブリガートをヤコプ君がフレームドラムをたたきながら、ステージの端で声高らかに歌い上げます。センターにいないところがかっこいいんですね。主人公は合唱する隊列のボーイズなのです。上級生のトリスタン君はタンバリンを担当し、静かにクールにその役割に徹していました。

モチニックの」「アベ・マリア」は、ステージ全体に一定間隔に広がって歌われましたが、後方などに階段のある会場では、それらも使ってホール演奏の面白さを私たちに体験させてくれました。ステージの手前にいる少年たちの声は席まで聞こえます。合唱の中に個々の存在を感じ、「あっ、聞こえた」と思いながら、ふと我にかえると美しいハーモニーに包まれている。そんな感覚を味わいました。18日の演奏も近くで歌うヤコプK君の声が聞こえて素敵でしたね。ファン友さんが最前列の左のほうにいて、そこはまさにヤコプ君の真ん前です。最高の感動だったことでしょう。

フランスのクリスマス・キャロル「神の子は生まれた」  フォーメーションを工夫して、大好きなパフォーマンスでした。

イ・レ・ネ・ルディ・ヴィ・ナン・ファン そんな音感のフランス語の主旋律に合わせ、  「ブン~ブン~」と低音のハミングが聞こえます。アルトだけかと思っていたら、ダーフィット君も歌っていたんですね。一番幼さの残る少年ですが、ブン~ブン~というたびに顎を引いてほっぺを膨らまして、すんごく真剣な表情になるのです。可愛いくてとろけてしまいました。

そのあとの「グロー」はディスニーらしさにあふれた暖かみのある曲で、続く「キャロル・オブ・ザベル」の凍れるウクライナとの温度差が感じられ、かと思うと次の曲ではオーストリア民謡の「冬は楽し」 をテナーホルンとクラリネットのとぼけたリズムで、タイトル通りの楽しい冬を歌ってくれました。ツアー中には、たまにラウリン君が演奏するホルンの音が外れることもあり、団員たちの失笑を買うこともありましたが、最後はご機嫌なラウリン君だったと思います。

一部ラストは「鍛冶屋のポルカ」 2012年のニューイヤーコンサートでも歌われました。Youtube動画を何度も見ていたことを思い出します。今回のシューコアはホントにポルカが上手です。明るく弾んだ曲調と彼らの声がみごとにマッチしていました。バスティアン君、金床係りお疲れ様。お腹がツアー中にもまた膨らんだかな。とても人気者でした。

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第二部の最初を飾るのはハイドンの調べ。これはなんとしてもCD化してほしい曲です。ソロも素晴らしいし、牧歌的なメロディも美しい。ハリーN、ルカV、イヴァン、マルコ君らの重唱のあとに、ヤコプK君のソロ。こんな演奏を待ってしました。ヤコプ君の声、ほんとに好き。

ドビュッシーの「春の挨拶」は、あまり好みではなかったのですが、何度も聴くうちに親しみを持てるようになりました。サリュー・プランタン・・・きれいな言葉でハイソプラノが生かされた旋律。言ってみれば今のシューコアのためにあるような曲です。ユニゾンで歌われるところも多く、高音が得意なハリーN、ミノル、パウル君がソロアンサンブルで、3人のパートもユニゾンです。ハーモニーが入った途端にフワーッとした広がりをもって会場に響き渡りました。遠く客席から歓声が聞こえてきました。

森山直太郎さんの「さくら」  ちょうど年齢的にもこの歌にふさわしい青春手前の少年たち。どんなに苦しい時も君は笑っているから、くじけそうになりかけても頑張れる気がしたよ・・・この歌詞を心に刻んで、いつも忘れないでいようと思います。歌ってくれてありがとう。覚えてくれてありがとう。

ハイドンコアでは史上初の弾き語りを聴かせてくれたWSKですが、今回はイヴァン君によるギター演奏とイマヌエル君のソロという、これも夢のような空間を作ってくれました。弦をはじく余韻とコーラスが最後まで長ーく会場の隅々まで聞こえていました。ビジュアル的にも忘れがたい1シーンです。イマヌエル君ありがとう。イヴァン君ありがとう。

「ニシュカバニャ」  この日は、イマニュエル、アレクサンダー、バレンティン、ヤコプK(楽器も)、ルカV、パウル、ハリーP、マルコ、ラウリンが歌いました。繰り返しのリズムが結構病みつきになる曲です。トップソロではない役割のメンバーたちも、いろいろな曲でこうして選ばれ歌わせてもらう、オリバー先生は子供たちに活躍の場を与え、自信と喜びを感じさえて、ますます演奏も上達していく。そんな風に思うのです。

コンサートで客席と一緒に歌うという試みに挑戦したシューベルトコア。それが「トラディギスト村のヨーデル」でした。

バスティアン君がいつの頃からか、MCで「それでは皆さん、一緒に歌いましょう」と言うようになりました。

まずは団員たちがお手本の歌を歌います。そして会場のまずい合唱(笑)

先生の 「hmmmmmm」という表情、繰り返すうちに、今度は先生が「右」「左」と今までになかったセリフで笑いを誘います。そして「はい!」とOKの声。

バルコニーを使って2階からのヨーデルを楽しませてくれた時もありましたが、この日はバルコニーには団員はいません。

舞台の左にルカV君、中央にヤコプK君、右にはイヴァン君が隊列から外れました。そうして、どうなるのかと思っていたら、

びっくり! ハリーN君がステージから階段を伝って通路に出てきました。

向こう側の通路にはパウル君。そう! サプライズ的に出てきたのですね。

舞台3人と通路2人のヨーデルに少年たちの合唱が加わると、なぜか会場のまずい歌声までじょうずに感じてしまう。バージョンアップした自分たちの歌にも少し満足し、最後のこの大合唱も一生忘れられない経験になりました。オリバー先生ありがとう。

そして「ショショローザ」 ドラキーズの振りを知っている私は、調子に乗ってつい拍手も大きくなってしまうのですが、この日は全体的に大きな拍手だったようです。最後に頭の上で両手をがしっと組むポーズもドラキーズと同じですが、やっぱり柔いかな。力強さが、ちと足りない感じでしたが、今まで一番元気良かったと思います。

「青きドナウ」は、やはりかっとばしで、最後はあわただしいようなエンディングでした。アンコールを意識しても、フルで歌ってほしかったドナウでしたが。

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アンコールは「ふるさと」  何度聴いてもいい。ミノル君のオブリガートが聞こえると、終わりだぁと、悲しくなってしまう。そして おなじみの「セシブマ・シギヤ」で幕がおりました。シューコアとアフリカンミュージックは切っても切れない。

北越加茂市の公演に行ったファン友さんが、オリバー先生にドラキーズをお好きなのか聴いてくれました。「ドラキーズいいねえ」とおっしゃっていたそうです。

いつかウィーンの少年たちが勇壮なドラキーズのショショローザを目の前で見て、更なる飛躍をしてくれたら嬉しい。できれば、共演も。

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19日は最終オオラスのステージでしたが、もう自分は最初からうるうるしており、メモをとるよりは聴きたい気持ちが勝っていました。

歌いながら入場するときの、空気にのって耳に届く少年たちの声が聴きたくて、通路際の席によくすわります。前は右のほうだったので、最終日は左寄りの通路際でした。

残念ながら拍手にかき消されてしまいましたが、ハリーN君やイマヌエル君の声ははっきりと聞こえました。近づいて近づいて、あっと思った瞬間遠のいていく美しい声。彼らの声は、機械的に録音された声よりも、何倍も素晴らしいのです。それを是非考えて、実際にコンサートホールに足を運んで頂きたいのです。

聴く人がいれば、世界中から少年合唱団がやってこれます。ウィーン少だけでなく、いろいろな合唱団、聖歌隊の声を聴きたい思われませんか?

さて、美しい上にも美しいヘンデルの「He shall feed his flog」 は、ヨナタン君とイヴァン君の黄金デュエットでした。

ヨナタン君は端正な顔立ちでクールな印象の少年です。あまり笑わないので、ちょっと近づきがたい。それだけに憧れは強いのですが・・・。結局一歩も近づけなかった。あっ、うそでした。サインもらったんだ。jojoって書いてくれました。ヨヨ?

合唱あってのソロ、されど華やかなソロあってのコンサートです。ソリストがたった一人だった年もありましたが、やはり複数の団員たちの歌声が聴きたい。それをかなえてくれているのが、最近の流れでもありますね。

三人の童子は、ルカV、パウル、ラウリンが歌いました。今日が最後だと思い、全身全霊を傾けてラウリン君の声を探しました。ハーモニーを聴くんじゃないのと思われるでしょうね。はいわかっています。でもラウリン君の声が聴きたかったのです。そして聞こえました。

パウルは高い声だし、ルカは渋い声だし、とてもわかりやすい。その中でしっかりとしたアルトが聞こえました。もう思い残すことはないです。

アヴェヴェルムは、本当はもう少しゆっくりした静かなテンポで聴きたかったです。それと一か所のピアノ・ミスタッチがつらかった。でもしょっちゅう聞ける曲ではないから。

「フィンガルの歌」のMCはありませんでした。一番好きだとヤコプ君が曲の紹介で語っていたこの悲しい旋律。たぶんBプログラムではもうヤコプ君のソロはない。寂しいなあと思って見たヤコプ君の表情が曇って感じられ、そう思ったとたん涙がこみあげてきました。まだ7曲目なのに、今から泣いてどうするんだと自分に言い聞かせます。

でもブラームスの悲壮感は泣ける。4番もそう。

ウェッバーの「ピエ・イエス」は、ヨナタンとイマヌエルのデュエットでした。イヴァンとのデュエットが黄金だとしたら、これは神のハーモニー? 前の日に聴いたサラ・オレインさんとの共演も素晴らしかったけれど、少年だけの歌声には、踏み込めない美があります。シューコアすごすぎます。

コープランドの「I bought me a cat」 で特別バージョンが用意されていました。今までアレクサンダー君が担当していた豚の鳴き声をラウリンがやったこと。

もうっひとつは、ルカV君のセクシーな歌声、「ハニー! ハニー!」が、客席から聞こえてきこたこと。しかも女性の声でした。顔まで見えなかったのですが、プレフェクトさんかな。

場内騒然。先生の馬もアップグレードして、体全体こっちに向いてくれました。

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第二部の「一人ぼっちの羊飼い」は、イマヌエル、ハリーN、マルコ君で不動ですね。マルコ君の滑らかな声も魅力です。後半のヨーデルがすごいボリュームでした。うまい!

「愛を感じて」 の定番はハリーN君のソロですが、イマヌエル君が最初のワンコーラスを歌いました。いい曲ですね。

「チム・チム・チェリー」で、ルカV君のソロのあとに聞こえてきたアルトはマルコでした。さりげなく地声で、少年らしい声が聞こえ、それに続くパウルとヴァレンティンのハミングが煙突だらけのロンドンの空に吸い込まれていくようでした。

後半はもう涙涙で、どうしようもなかったです。

メンバーの中にも目頭を押さえる子がいて、感慨深いものがありました。

「美しく青きドナウ」は、イントロが長く美しくアレンジされた演奏で、初めて聞くものでした。オリバー先生が丁寧に心を込めて弾いてくれているのがわかり感動しました。トレモロの響きが2012年の「見上げてごらん、夜の星を」のようにも思われました。デュエットは・・・・、ありませんでした。

最後の「ふるさと」  Youtubeで聴いたときからずっと惹かれていた歌声。それが今ここにある幸せ。でも明日にはここから手の届かないところに行ってしまう。いろいろな思いがないまぜになりました。

ダンスをしてくれた民謡では、ランリン君がまた大きなホルンを吹きます。体が半分かくれるほどの大きな楽器と、演奏するラウリンの姿を良く覚えておこう。

そのあと、オリバー先生が4年生の卒業について、日本語で話されました。とてもなめらかな日本語で、君たちがこれからも幸せでありますようにと暖かい感謝と労 いの言葉でした。

4年生に前に出るようにおっしゃいました。

トリスタン君、ニクラス君、にこ君、ルーカス君、イマヌエル君が並びます。大きな熱い拍手の中、会場の遠くのほうから彼らを称えるように歓声があがりました。

そして今度はドイツ語で何か語りかけましたが、私にはvielen dankしかわからなかった。4人を抱きしめるオリバー先生の後ろ姿に、先生と少年たちとの信頼関係を強く感じました。それは4年前も同じ。それ以来ずっとシューコアとオリバー先生が大好きです。泣かないイメージのイマヌエル君が、「歌い手の喜び」を歌い始めてからも、何度も涙をぬぐっていました。

私たちはファン友さんと、彼ら上級生を「お兄ちゃんズ」と呼んでいました。バスの後部座席に君臨するお兄ちゃんたちは、いつも最後まで手を振ってくれていました。本当にかっこいい少年たちです。

私たちは素晴らしい演奏をしてくれる彼らに対し、ただ拍手をすることしかできません。精一杯拍手を送って、感謝することしかできません。心から、ありがとう。

最後の曲は「ウィーン気質」、途中でお世話係りの先生方がワルツを披露してくれました。ディアンドロが可愛いらしい。一度は着てみたい民族衣装です。

アンコールはハリウッド・メドレーとセシブマ・シギヤでした。思い切り拍手しました。いつもはオリバー先生が座る真ん中の椅子に腰かけたトリスタン君が、ジャンベを先生に代わってたたきました。先生は少年たちの間に入って、大きなゼンガークナブになっていました。

また来年会いましょうのパネルは、今年うちわに変わっていました。クラッカーの紙テープが手にくっついて、ほどこうとしていたのは誰だったかな。

愛すべきシューベルトコア。

伝統と今を織り交ぜて作り出す歌声は、やはりウィーン少年合唱団にしか出せないものだと思います。シューベルトコアの皆様、2か月間ありがとうございました。

このブログを読んでくださっているという方から、お声掛け頂きました。また若いファンの方とお話しする機会にも恵まれました。ありがとうございました。

ウィーン少年合唱団を聴いていてよかったと思います。

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2016年6月17日 (金)

WSK 6.17 東京オペラシティ

今日は、アフタヌーンコンサート。開演は13時30分から、そして・・・。

皇太子ご夫妻がお見えになりました。雅子様は白いスーツをお召しになり、遠い私の席からも輝きが感じられました。お元気に外出されること、これからも続けられるいいですね。

先生も少年たちも最初は少し緊張気味でした。そんなときでも、アレックス君は2階ノバルコニーに視線を送って、ニコニコ笑ってる。ナイスキャラです。

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今日はBプログラムでした。あと一回、最終日もBプロですから、今日は気がついたことだけ少し書かせて頂きます。

まず第一に、ヤコプK君が欠席でした。体調不良でしょうか。

彼の歌唱が好きな私としては、すごく気になる。お休みが今日だけであってほしいです。

第二は、会場の音響によるものもあるかもしれませんが、イヴァン君とヨナタン君のソロが冴えわたっていたこと。

イヴァン君の歌はもともと風格があるのです。でもそのせいか地味に感じられることもあります。でも今日の彼の声は、わずかなビブラートが音響の良さで増幅され、今までで一番素晴らしかった。デュエットの相方の声とのバランスが良く、特に「ピエ・イエス」はきれいでしたね。イヴァン君と一緒に歌うことで、パウル君のハイソプラノが生きてくる。最高の演奏でした。

私は日々の生活で特段悪いことはしていないのですが、謝りたくなってしまうような心境になりました。それくらいに至高の美しさでした。

ヨナタン君のソロは、あまり聞く機会はないので、ヘンデルの「He shall feed his flock」は彼の声を静かに聴ける唯一の曲です。

当初メゾソプラノ~アルトに近い声という印象がありましたが、今日は高く清澄に聞こえました。なぜでしょうね。艶やまでも感じられました。日ましに声に張りが出てくる感じです。でもあと2日しかない。

ヤコプ君がお休みだったので、「フィンガルの歌」の紹介はサトシ君が代行。

この曲でもヤコプ君が歌う姿を見られないことは、私にとっては痛手でした。あの小枝のように細い体全身で表現する歌いっぷりが、病みつきになってます。

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でも帰りのバスの中に、ヤコプ君の笑顔がありました。きっと今日は大事をとって休んだのでしょう。明日はどうか歌ってください。

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短いですが今日はこのへんで。

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追って:

ひとつ思い出しました。オリバー先生の楽譜が再び舞ったのです。

あれは空調のせいなのか、譜面をめくる勢いが強すぎたのか、一瞬のできごとで前後がわかりません。でもとにかく、楽譜が落ちる前に、俊敏にキャッチして事なきを得たオリバー先生でした。当然メンバーたちは、にやにやっとしていました。

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2016年6月16日 (木)

長く長く聴き続けたい曲

ウィーン少年合唱団はたくさんのレコードやCDが出しているので、どれかひとつ選ぶのは難しい。

コンサートではあまり歌われないけれど、親しみやすく、自然と口をついて出てくるような曲は、モーツァルトの「春への憧れ」とか「ダハシュタインの山の上から」、「お星さまいくつ」とか・・・。

明日から3日間、シューベルトコアの今回のツアー最後のステージです。この公演で新たに好きになった曲もありました。長い歴史はこれからも続きます。歌い継ぐ曲も、時代に寄り添い少しずつ趣を変えていくかもしれません。でも天使たちの歌声は、いつだって私たちに喜びをくれる。悲しいときには慰めになってくれる。

彼らの笑顔も大好きです。

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2016年6月13日 (月)

トラディギスト村のヨーデル

昨年10月台湾からのハイドンコアの映像です。

このヨーデルは、会場にいてこそ本当の味わいをかみしめることができる曲です。

客席の四方から聞こえてくる声は、縦に横に空間をよぎり、それが頭上で交差して響き渡るのです。

そのさなかにいる自分は、トレブルのシャワーを浴びているようなもので、その美しさは机上の説明では決してできるものではないのです。

会場が広く少年たちの声に距離ができれば、最悪「音」のずれが生じることもありますが、そのリスクを押しても、やはり空間というものを演奏条件にいれて歌ってほしい曲です。

山から山へ響くヨーデルの醍醐味をコンサート会場で聴かせてくれる演出は、これからも続けて行ってほしいですね。

この日は台湾でオーストリアのナッショナルデーを祝ったようです。ザッハトルテやアプフェルシュトゥルーデルもある・・・。

同じ人からの動画で、ドナウやオーストリア国歌なども歌われていました。

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2016年6月12日 (日)

4年前に来たバスティアンの声、なつかしい。

2012年のシューベルトコアは、私にとって「今のウィーン少」を大好きになったきっかけをくれた、大切なクラスです。

バスティアン君は当時11歳でしたが、ソリストとしておおいに活躍しました。

ヨーロッパの民謡がプログラムに入っていて、その中の「おお深い海よ」は美しい曲でした。

「オオ、モレドゥボコ」 カタカナだとそんな言葉で始まるの。クロアチアの歌ですが、どこか懐かしさが漂うメロディで、たぶん国民的な曲なんだろうと思います。4人くらいで歌ってくれました。バスティアン君も歌いましたが、ハーモニーがきれいでしたね。

彼はその後本格的にソリストの道を歩いていったけど、体が大きくなっても繊細な歌声はかわらず、この動画の声も高めのソプラノですね。

シューベルトの歌曲は、やっぱり末長くウィーン少に歌ってほしい。

バスティアン君は昨年の夏に卒団しました。

2012年は都合がつかなくてファンの集いに出られませんでした。所持している写真も少ないのです。もともと少ないのに、なんとなんと、間違ってデータを消しちゃった。泣いても泣ききれないですね。

大事にしすぎると、何かあるのね。普通にしていればいいのに、特別扱いすると、何故か失くしたり見つからなかったりします。アナログのカメラだったら、絶対にフィルムが残るのに、デジタルの落とし穴!

懐かしいファンクラブ会報、オフ日の写真は団員たちが撮影したようです。

それにしても表紙のトリミングが・・・、左側切れてるし、縮小して全員がきれいに入るようにしてほしかったと思います。

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ところで、「一人ぼっちの羊飼い」をまた聴いてみたら、バスティアン君とイェレミアス君の間にいるのは、今来日中のイマヌエル君でした。

初めてこの動画を見たときは知らない少年でした。でも今は大活躍のソリスト君。今年はテレビでライブ放送をやる可能性が低くなってきた今、ちょっと過去(2015年1月ソウル)のものでも嬉しい限りです。

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2016年6月 7日 (火)

WSK 6.5 ミューザ川崎 第二部

第二部は大きな変化はなかったと思います。

全体に好きな曲が多くて、聴きなれているという意味では驚きは少ないですが、そんぶん安心して聴くことができます。

しょっぱなの「一人ぼっちの羊飼い」で気になったのは、音響ですね。

ソロで前に出た3人の声がすごく小さかったこと。伴奏とコーラスが目立って、ソロ部分が弱かった理由がわかりません。ソロの3人が左右を気にしていたのはなぜなのか・・・気のせいかもしれないですが、私自身はステージの様子が気になって曲を聴き入ることができなかったです。

「愛を感じて」はライオンキングで歌われる曲なんですね。ところが私はあのミュージカルを見たことがないのです。先日職場の人と話をしたばかりで、「アニー」とか「ピーターパン」、「キャッツ」などの話題がでました。ライオンキングを見た人の話を聴いていたら、面白そうで見たくなりました。いや~今さらで、ごめんなさい。きっと見に行きます。

ハリーN君がソロで歌いました。彼の声はこういう曲にすごくあっています。少年シンガー的なうまさがあって、ナチュラルな発声と明るさで会場を惹きつけますね。

「チムチムチェリー」を歌っていたのは、ハリーN、ヤーコプK、ルカV、ヤーコプF、ラウリン、もう一人いたかもしれませんが、メモが乱筆で読めない。何しろ目はステージを追いながら、手元の紙や手のひらに勘で書いているので、たいていは文字になっていないのです。

私はメリー・ポピンズが大好きです。原作も映画もそれぞれに良さがあり、特に映画で歌われる曲はどれも親しめる。
一番好きなのは「2ペンスを鳩に」。合唱にしたら難しいかもしれませんが、あの素敵なメロディをボーイソプラノで聴きたいという思いはあります。

4年前のシューコアでは、確かアルトパートのボーイズで歌っていたんですね。結構声が低かったような記憶があります。でも今回はソプラノが勝っていて、歯切れがいい感じがします。

そしてルカV君のせつない系のソロがこの日も光っていました。実はアルトのソロがこの後に一瞬だけ聞こえますが、 On the rooftops of London coo, what a sight  の最後のあたりですが、誰なのかわかりません。そして最後はパウル君とバレンティン君のソプラノでハミングが入り、コーラスで締めくくられました。

「君をのせて」を聴くと、また泣けてしまう。バラード調のアレンジは先日Youtubeで見つけたサンマルクの合唱も同じでしたね。シューコアの皆さん、、お願いだからこれ以上おばさんを泣かせないでくれ給え。君たちの歌は涙腺を崩壊させるのよ。

「青きドナウ」は、やはりどう聞いても短縮版で、あのデュエットの部分からワンコーラスがすっかりカットされていますね。たぶん2分ぐらいは短くなると思うんですね。実はモーコアの時も短くて、ファンの集いで「第2番がカットされてますが、なぜですか」と質問されていました。好きな人間にとって、やはりフルコーラスで聴くということは大切なこだわりなのです。

パウル君のMCで「雪が消え去れば、太陽が顔をだす」 パウル君は歌声も高いし、話し声も高くてきれい。

久しぶりにバスティアン、トリスタン、ヤーコプK、マルコ、ハリーP君たちのダンスを見ました。でっかいホルンを抱えたラウリン君も、この日はいい感じで演奏できたみたい。そんな表情でした。note

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聞いたところでは、このツアーではもうファンサービスはないそうです。バスの見送りも、私はあと3回かな。

Luca

カール・オルフの「カルミナプラーナ」より、「おお運命の女神よ」
Bプログラム第2曲めで歌われます。

http://noe.orf.at/news/stories/2769019/

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2016年6月 6日 (月)

WSK 6.5 ミューザ川崎

Bプログラムでした。待ったぁ! サントリーホール以来です。

まず入場とともに歌うのは、シャインの「息のあるものはみな、主をほめたたえよ」

いつのころからか皆静かに歌を聴いてくれるようになりました。嬉しい!

これまでのホールでは後方から入場しましたが、ミューザは構造上後ろに扉がありません。それで後方の階段を伝って、2階から入場したことが昨年以前にありましたね。

今日はまずオリバー先生がステージに登場します。ここで客席から拍手が送られ、そのあと会場に向かって指揮をするポーズ。

するとステージ袖の左右の扉から一列になった少年たちが歌いながら現れました。

続いて客席の左右の扉から、第二陣の少年たちが歌いながら入場し、ステージに上がります。シーンとした会場に少年たちの聖歌だけが響いていきました。

指揮をする先生の姿と、いつもの隊列に次第に整っていく少年たち。明るいミューザのステージに、それはもう完璧な美しさでした。

このコンサートホールは、ステージが一般のホールより低く、客席はステージを螺旋にとりまくように設計されています。後方席(P席)は勿論あるのですが、真四角なカッティングの構造ではないので、ステージに立つ合唱団をすべての角度から見ているような感じがして、しっくり収まる印象を与えます。

今日3階の席をとったファン友さんから聞いたところ、てっぺんなので高さと距離もあり顔は見えにくいようですが、音響は素晴らしかったそうです。中央に向かって歩く4つの列が、ちょうど交わるときに響くコーラスが本当に美しかったとか。前の方に座りたいというこだわりを捨て、音を楽しめるその席にも一度は座ってみたい。

クリスマスCDに収録されてたのを聴いてから、大好きになった曲。ヘンデルのメサイアから「主は羊飼いのように、その群れを追い」He shall feed his flock

デュエットは、ヨナタン君とイヴァン君。サントリーではヤ-コプK君が歌いましたが、ヨナタン君は不動です。アルトではなくメゾソプラノぐらいのヨナタン君の声は、ソプラノとの相性が良いみたい。昨日と今日とでヨナタン君フルコース、堪能しました。

続く三人の童子は、ハリーN君、ルカV君、マルコ君。 ルカ君の声はどこかせつない。マイナーな響きなの。それと真逆なのはハリー君で、明るいうえにも明るい声。マルコ君はその両方を融和させる声。ソリストの選択はどこにあるのかって思いますが、わかる気がする。なんて思うけど、勘違いかもしれない。

ウィーン少のドキュメンタリーの中の、トリスタン君たちの三人の童子も素敵ですよね。本物のオペラでは、彼らくらいの迫力がほしいかなという気がします。

ソロ曲が続いて気持ちが高揚しているところに、「アヴェ・ヴェルムコルプス」を持ってくるこの構成が素晴らしいです。ここでしばしのカームダウンで、心を整えることができました。

「フィンガルの歌」の前にヤーコプ君が曲の紹介をします。長い挨拶をメモを見ながら案内してくれました。歌う時とはちがって、ポソポソ話すやさしい声でした。

彼が一番好きだと言っていたこのブラームスの曲は、本来は2台のホルンとハープが一緒に演奏されるそうです。Youtubeでほかの合唱団が歌っているのがあって、ホルンの音が良いですね。これも次回のCDに是非収録を検討してほしい。ピアノも伴奏を超えた美しさがあって、コーラスの妙をじっくり味わえる曲です。これを聴くとこのコアがいかに実力を持っているかということがわかります。

「ピエ・イエス」 サントリーホールではパウルとイヴァン君で歌っていましたが、この日はパウルとヤーコプ君。パウル君のハイソプラノは、ハリー君よりも高くよく伸びる声です。でも彼だけだと単調に感じることもある。イヴァン君やヤコプ君の自在な声が、すごくいい感じでパウル君の声と交わり、ハーモニーを作っていると思いました。

第一部で圧巻の仕上がりを見せたのは、最後のスピリチャルでした。前列の並び順が少しかわっています。ハリーN君とイマヌエル君のソロは同じでしたが、エンディングのコーラスがすごい。・・・すごいとしか言えない。パワー全開で圧倒されました。

11時を過ぎてしまったので、今日はこのへんで。

土曜日の杉並公会堂の帰りに、ファンからのプレゼントを両手いっぱいに広げて見せてくれたヤコプ君の雄姿をご覧ください。もとはビデオを撮ったのですが、このショットが素敵なので、画像をはることにしました。バスの窓越しなので、くすんで見えますが・・・。

Jakob


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2016年6月 4日 (土)

WSK 杉並公会堂 6月4日

今日もAプロでした。

私が行くコンサートはAが続いているので、私にとっての「今日の一番」を少し書きます。

ハイドンの「来たれのどけき春」で、ヨナタン君のソロを久しぶりに聴きました。実はビジュアルも好きで。(スミマセン・・・)

最初の公演以来の歌声だったので嬉しかったです。派手さはないのですが、落ちついたメゾぐらいの声質がこの合唱団ではアルトのパートにもなり、貴重な存在だと思います。

ついでにヨナタン君の今日の活躍はというと、みんなで歌う「トラディギスト村のヨーデル」では、向かって左側のバルコニーに立ち、ヨーデルを担当。

自分の席から見ると、客席は死角になり、ヨナタン君の横顔だけがバルコニーの手すりごしに見えるのです。

それがもう、なんですか。その美しさ。♡  ←控え目にアウトラインだけのハートにしました。

ヤコプ君、イヴァン君のヨーデルに、パウル君とヨナタン君の声が重なると、そのハーモニーがステージの上空から舞い降りるのです。音だから見えないけど、きらきら輝いてる感じで最高でした。

今日の席は、左のブロックの内側通路際だったので、「花は咲く」のときにもラウリン君やヨナタン君、珍しくニコ君の声も届いてきました。合唱の中に一人ひとりの声の存在が、気配程度でもわかると得をした気分になります。それが前方の席を選ぶ理由でもあるのです。

今回のプログラムではかなり好きな曲でもある、フランスのクリスマスキャロル「神の子は生まれた」 
右に離れて歌うメンバーのことは前に書きましたが、今日の席は左の隊列で歌う声に注意していました。

アルトのハミングはこちらのブロックでも歌われ、ヨナタン君、ルーカス君、ニコラス君が低音部を支えています。フランス語の響きも心地よくて大好き。左右のブロックで掛け合いながら歌うので、離れて歌う意味合いを強く感じます。これは何度でも聴きたい曲。

それからガーシュインの「サマータイム」のコーラスが、素晴らしかったですね。

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前回のコンサートで携帯が鳴ったことを書きました。

着信音ではないのですが、実は今日も気になることがありました。でも書くべきか迷い、止めました。明日は繰り返されないことを祈ります。

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今日はファンサービスはありませんでした。開演が午後3時でいつもより1時間ずれていたし、杉並公会堂はホワイエも狭いので混雑が予想されるからかな。

でも混雑はどこでもおこってしまいます。出待ちは押されまくって、体力的にかなわなかったです。あと身長が10センチ以上はほしい(笑)

もうツアーも終盤にかかってきてるから、会えるチャンスが限られてきてるんで、明日はファンサービスがあるといいんですけど。

明日はミューザ川崎です。会場の構造も音響も他とは少しちがうので、毎年楽しみにしています。

今日の入り待ちは本当は動画でしたが、ファンの方が写り込んでいないところだけスクショでトリミングしました。解像度低いので小さく表示してます。

バスを降りると足早に通り過ぎる、あっというまのできごとでした。カッペのリボンが揺れているのも目にはいらなかった。

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2016年6月 1日 (水)

WSK 5.31 東京芸術劇場そして Jakob・K君の声

昨夜は、東京芸術芸術劇場でウィーン少年合唱団のコンサートがありました。

プログラムはAです。

まず一番に書きたいことは、バッハのカンタータのCDを家で何度も聴いていたこと。

録音は1970年ごろで、ソロで歌われているから印象が違うと書いたことがあります。でも回を重ねるごとに自分自身のバッハを受け入れる気持ちが変わっていきました。

もともと復活祭に関連する曲なので、内容はとても大切。トマーナのマタイ受難曲に感動したのも、内容をわかっていたことが大きい。

それで最初のコンサート以来、CDを何度も聴いていました。歌詞カードはドイツ語との対訳になっていたので、それも読みました。そのせいか最後の「ハレルヤ」という言葉が、重みを増して感じます。「音」という観点だけでなく聖書の世界観を思いながら、コーラスの余韻にひたりました。

それから、もう一つは、ヤーコプK君のソロ。

メンデルスゾーンの 「主よ来たれ」で心を奪われ、先日のみなとみらいではハイドンの「来たれのどけき春」で全てを奪われ、もう奪われるものはないはずでしたが、この日別の曲を聴いてなけなしのオールド魂をも奪われました。

今の団員たち、今のソリストたちに大きな拍手を送ります。

その曲は今回のツアー以前では特別聴きたいとは思っていなかった、ドビュッシーの「春のあいさつ」です。

素晴らしいソリストが多いこのクラスですが、ヤーコプ君の声は自分にとってどつぼであります。線が細いけれどピンと張りつめた緊張感があり弱々しさは感じない。そして声が変化する。

ここです。実に表情のある歌声なのです。

絹の光沢と、宝石の輝きと、草花の優しさがある声です。今いち具体性に欠ける表現ですみません。

東京芸術劇場は、客席最前列とステージとが近い。歌声も直に聞こえます。それを知らずに昨年はアルト寄りの最前列に座っていて、ちょっと失敗だったと思いました。wowowで聴くと素晴らしいコーラスだったので、本来の音はそうだったんですね。

今回は2列目の真ん中あたりにすわっていました。その席の真ん前に、ヤーコプ君が立ちソロで歌ってくれたのです。

コンサート会場の響きというよりは、目の前で聞こえる肉声。彼の本来の歌声ですね。・・・12歳なの。わずか12歳なんです。

勿論団員たちはみな12歳前後ですけど、無駄にトシ取ってしまった自分を思うと、子供たちの可能性に驚嘆させられます。そういえば4週間の間に、曲紹介も演奏もすっかり暗記してしまったようですね。

曲によってアンサンブルで歌うソリストたちがいますが、会場によってそのメンバーは変わっているようです。それだけでなく、この日初めて聴いたのがヘンリー君のソロで「ピエイエス」

彼はアメリカ少年合唱団にいたことがあるそうです。堅さと柔らかさが混在する声。高音は堅く、中音はやわらかく、そのメゾあたりの音域が心地よくて、彼が母音の多い英語の曲を歌ったらどうでしょう?たとえば、「アメージング・グレイス」とか。

大阪公演のレポを書いてくださったファンの記事で、何人かの団員の親御さんがいらいているということを知りました。

そのうちのアレクサンダー君のご両親とバスティアン君のお母様にお会いしました。

休憩時間に一緒に写真撮影をしてくださったり、お話しをしてくださったり、暖かく接して頂けました。英語力が足らなくて会話になりませんから、ただ聴いていたにすぎないので、我ながらもったいないですね。

アレクサンダー君とバスティアン君は5歳のときから一緒なんですって。生粋のウィーン少育ちですね。

みんなで歌う「トラディギスト村のヨーデル」 。左右の2階席バルコニーに、ハリーN君とパウル君がいます。ステージには残りの団員たち。

いつものように合唱団が先に歌い、ふりかえってご一緒にというように、オリバー先生が私たちに振る。

そのとき、後方からすごいネイティブな発音のヨーデルを歌う女性の声が聞こえたのです。

実はアレクサンダーご両親とバスティアン・ママは、センター5列目くらいに座っていらした。振り返るわけにもいかなかったけれど、あの声はママたちの声ではないかと思っています。すごく上手でびっくりするような歌声でした。

2階から聞こえるハリー君とパウル君のヨーデルと、ステージの左右で歌うヤーコプK君とイヴァン君のヨーデル、すぐ後ろから届くネイティブな女性のヨーデル、合唱団の声、会場の声、全部が合わさって気持ちよかったぁ。

なのに、この日非常に残念かつ遺憾に思った・・・ぶっちゃけ、ムカついたことがあります。

演奏中に携帯が鳴ったんです。「キャロル・オブ・ザ・ベル」を歌い終えたさなかのこと。余韻は一気にさめました。それで、第二部の始まる前に係りの方が前に出て、音の出るものは電源を切るようにお願いする一幕がありました。

あたりまえすぎるエチケットです。

  • 携帯電源は切りましょう。
  • 今どきはめったにいないけれど、 バッグやお財布につけたマスコットの「鈴」には注意しましょう。

ちょっと横道にそれました。

時折「今日は疲れているかな」と思われることもありましたが、やっぱり大好き、シューコアの歌声。しいて言うなら、アフリカンミュージックは、もっともっとはじけて下され。

2012年のときは、クリストフ君とかイワン君とか叫びまくっていたよ。

アンコールは「トリッチ・トラッチ」、「セシブマ・シギヤ」でした。

帰りのバス ではみんな手を振ってくれる。
オリバー先生は胸に手を置いて、会釈してくださる。こちらこそ感謝しています。お疲れさまでした。

ヤコプ君の横にいるイヴァン君の繊細な指を見てください。彼はこの小さな手でエーデルワイスを演奏します。ギターを弾くイヴァン君を中心に、イマヌエル君のソロとコーラスが奏でる珠玉の少年合唱でした。

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