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2016年10月27日 (木)

パリ国立オペラ座少年少女合唱団

東京芸術劇場でコンサートがありました。

フランス語表記は、Le Choeur d'enfants de l'opéra National de Paris  ということになり、子供という単語が入っているんですね。でも小さい子供ではなく、なんとなく「神に仕える子」という意味合いのように感じました。

女性は、少女っぽいです。フランスの少女はおしゃれで小粋で本当に素敵! 他の国の中学生、高校生とはどこか違うのです。黒いワンピースがすごく似合っていた。長い髪の子はポニーテールやシニョンにしています。

男子は前半は大人が多く、十代からパパみたいな人までもいました。後半はフォーレの「レクイエム」を歌うため、少年たちが確か14人参加し、少女たちの間に薄いブルーのシャツと黒い長ズボンというシックな姿で立っていました。

前半の指揮は、クロチルド・セベール(Clothilde Sebert)さん。2012年ごろから2年か2年半ぐらいパリ木で指揮をしていた方です。パリ木の新しい指揮者が美しすぎるとかネットに書かれていましたね。(笑)

今夜もパリ木の時と同じようなAラインのフレアーの入った黒いドレスで、パリのおしゃれ感がみごとでした。指揮をする姿もエレガントでした。

前半の曲はプーランクでしたが、本格的でちょっと重たかったかな。ただクオリティは素晴らしいです。オルガン独奏に始まり、粛々と歌い続ける聖歌隊に感動。そのためのメンバー構成と思われます。

後半は指揮者が変わって、ガエル・ダーシェン(Gaël Darchen)さん。

圧巻はフォーレの レクイエムです。少年たちはこの曲のためにステージに並びました。でも「ピエ・イエス」のソロは、少女でした。すごくきれいな清楚な声でしたが、なんのためのボーイズかなという気持ちも多少は残りました。

「Offertorium」と「Libera me」は、テナーの若い男性がソロで歌いましたが、リベラメがすごく良かったのね。コナー・バロウズを思い出してしまって、改めてこの曲いいと思いました。そして楽園にてで、一気に光が刺すような展開。オルガンソロが曲の合間にはいり、合唱とテナー、ソプラノ、それぞれの完成度が高くて圧倒されました。

日本語で歌われた「赤とんぼ」と「ふるさと」は、まずピアノの伴奏がどの合唱団よりも素敵なアレンジでした。ピアノは、オルガンソロを演奏したBF・マール・ウブラールさん。

合唱の迫力と美しさと儚さは、男声・少女・少年という、複雑な混声によるものでしょうか。

クロチルドさんの指揮をもう一度見たいし、フォーレも聴きたい。勿論「ふるさと」も「赤とんぼ」のピアノ伴奏も。

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プログラムによればこの合唱団の母体となったオー・ド・セーヌ聖歌隊は1970年に設立され、1978年に実力が認められてオペラ座に起用され、1999年からは少女も参加して混声(少年少女)合唱団になったそうです。

少し前のアメリカ公演の動画がありました。


そう!こんな感じです。この動画は子供たちだけみたいですね。

今回の内容は非常に崇高な宗教曲が中心だったので、大人っぽかったのですが、このような一面もあるのですね。

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コメント

クロチルド・セベール(Clothilde Sebert)さんがこんなところで活躍されているとは。

わたしにはない感性で作品を仕上げるので、すごく興味のある人でした。
2011年から、ツアーで指揮棒振っていましたが、
数年前からパリ木に所属していたのでは?

「赤トンボ」「ふるさと」のピアノが素晴らしいかったそうですね。
聴きたかった。
 動画のアップありそうですかね。

投稿: うさぎのはは | 2016年10月30日 (日) 15時20分

うさぎのはは様 私よりパリ木一筋と思いますので、クロチルドさんのことも、たぶんおっしゃるとおりかと思います。
いろいろ騒動があったころで、HPにも穏やかではないことが書かれていましたし、そんなこんなで指揮者が変わったので、正確にいつごろからクロチルドさんがステージに立つようになったか、はっきりとは覚えていません。たぶんYoutubeを遡っていけば、輪郭が見えるのかなとは思いますが。とりあえずボードゥアンが在籍した頃ですよね。
ピアノ伴奏は、オルガン奏者の方が弾いていましたが、これまで聴いた「赤トンボ」のイントロとは違いましたよ。日本の歌をどんなふうに料理するか、そのへんはいろんな合唱団を聴けば聞くほど面白い。またその合唱団の音楽性も垣間見えますね。

投稿: maa | 2016年10月30日 (日) 21時58分

はじめまして。違う日ですが、私もコンサートに行きました。
第1部は少年がおらず???でどうして大人がいるの?と思いました。
私が聞きたかった曲はアメリカ公演のような曲でしたね。
赤トンボとふるさとはとても良かったです。あと数曲、日本の曲があったらと思いました。
パンフレットにはがっかり。あくまで私はですが。
合唱団のコンサートにはなぜか縁がなく初めてだったのですが、私にはハードルが高すぎたのかな。
勝手なことばかり書いてすみません。あくまでど素人の感想?です。

投稿: アマチュア | 2016年11月 3日 (木) 00時03分

アマチュア様 こんにちは。
私もど素人なので、同じ目線です(笑)
オードセーヌは少年合唱団時代のCDを1枚持っておりますが、それもアリグリに始まる宗教曲集で、聖歌隊色が強いです。でもこのアメリカの動画をみたらずいぶんイメージがちがうので、1部と2部の構成を少し変えて私たちにも親しめるフランス語の曲があったらよかったですよね。オペラ座でのパフォーマンスにつながるような曲も欲しかったです。
京都では昼間の公演で、少年のソロもあったと聞いています。やはりボーイソプラノは私も聴きたかったな。

投稿: maa | 2016年11月 3日 (木) 02時45分

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