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2017年1月

2017年1月 9日 (月)

オックスフォード・ニューカレッジのソリストたち

11月に注文していたCDが12月初旬までには全部届きました。

その中のChoir of new college Oxford が最近のおすすめです。

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過去に書いた記事で、ラウダーテ・ドミヌムK339がありました。昨年4月頃です。

http://pommier.cocolog-nifty.com/pointvirgule/2015/04/laudate-dominum.html

このCDを当時は日本で買えるだろうという発想がなかったのですが、UKにもDEにもFRにもあったので、ひょっとして日本にもあるのではないかと思って検索したら、全然普通に大手ショップにありました。もっと早く気づけばよかった・・・。

これが実に素晴らしいのです!

どこの合唱団でも、スーパーソリストが何人も居並ぶタイミングがあるもので、このCDが録音された2005年、2006年は、ニューカレッジにとってのまさにその時だったようです。というよりすごい子が何人もいたからこそ、「The Arts of Chorister」というタイトルで、トレブルに焦点をあてた録音ができたのでしょう。ソリストありきのCDですね。

 ニューカレッジのHP 

そしてこのCD録音で歌っているソリストたちが参加した「メサイア」があります。それも日本のショップで買えました。ソロの部分は少ないのですが、トレブル、カウンターテナー、テナー、バスという男性だけの構成で、清澄感があって好きです。

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まず最初の「The Arts of Chorister」ですが、ソリストはOtta Jones、Henry Jenkinson、Robert Brooks、William Hewstone君たち。
Laudate Dminumを歌っていたのは、Otta君です。

この3人が「三人の童子」を歌っています。ドイツ語でも英国の少年が発音すると、少しソフトに感じられます。私見ですので、 皆さんの耳にはどんなふうに届くか、お聴きになってください。

なお、ここにある画像は必ずしも歌っている本人ではない可能性があります。



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CDに収録されてるのは、

1  Laudate pueri (F.Mendelssohn)
2  Lauda Sion (F.Couperin)
3  Ave Maria K554(A.Mozart)
4  Veni Dimine (F.Mendelssohn)
5  Ex ore innocentium (J.Ireland)
6  Audivi vocem de caelo (T.Tallis)
7  O dive custos (H.Purcell)
8  Stabat Mater (J.B.Pergolesi)
9  Sancta Mater (J.B.Pergolesi)
10  Seid uns zum zweiten Mal willkommen (A.Mozart)
11  Schlummert ein, BWV82 (J.S.Bach)
12  Ave Maria (J.Alain)
13  Laudate Dominum,K339 (A.Mozart)
指揮:Edward Higginbottom

正統派の美しい曲ばかり集めています。かといって、まとまり良く、はずれはないね・・・という印象ではなく、合唱については高音が細すぎたり、ところどころに「もうちょっと」と思う瞬間はあるのです。

それがソロになると、一瞬にして天上の声となります。
グレゴリオ聖歌を歌う兄さんたちの整然とした声のあとに続くトレブルは、ソプラノ・アルトそれぞれのパートにおける美しさを保ちつつ、みごとなハーモニーを奏でます。アルトは声質そのものが少し低く少年らしい声ですが、ファルセットになると控え目なビブラートできれいに伸びていきます。

トラック4 メンデルスゾーンのVeni dominiは、♪Excita Domine potentiam tuam et veni ut salva nos facias. の部分が好きです。(ライナーノートから歌詞写しました)

  heart02昨年のWSKシューベルトコアの歌を記憶していらっしゃいますか? このパートはJakob   君がソロで歌いました。あの儚い声は忘れることができない。彼の声は絶対CDに残さなく   ちゃならないと思う。YouTubeに少しありますけれど、あれだけじゃもったいない。

トラック6、7は珠玉のボーイソプラノです。そしてトラック8で、「スタバト・マーテル」の演奏が始まる。この神がかった構成は素晴らしいです。

「三人の童子」で幾分現世に引き戻され、バッハで再び安堵の世界に連れて行かれます。
くっきりしたユニゾンの後にソプラノソロはOtta君。なんて美しいのでしょうね。いくらでも賞賛するけれど、ほめてもほめても、その声の価値にたどり着かない。やっぱりボーイソプラノは天からの授かりものなんだと思います。



ライナーノートがとても丁寧で、最初のソロは誰それ、2番目のソロは誰それと名前が記載されていました。

弦楽器演奏は、
Colleegium Novem String Ensemble、 Colleegium Novem Baroque Ensemble

トレブルの声には弦楽器の音色があいますね。
最後の曲は「Laudate Dominum」  Otta君のソロです。彼は奨学金を得て音楽の勉強を続けているとか。



ライナーノートの最後のページに載ったモノクロ写真をどうぞ(笑)

キャプションは New College choristers minus cassocks and ruffs

これって、カソックとエリザベスカラーをとっぱらったニューカレッジの聖歌隊員ということですよね。腕白で可愛い!

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2017年1月 6日 (金)

モーツァルトコア 新年の歌声

FBなどでも上がっている動画なのでどなたもご存じですね。

新年の挨拶から始まり、カウントで1分30秒くらいからモーツァルトコアの歌になります。

一人すごく良く通るソプラノが聞こえます。美しい声ですね。

すでに公演チラシも出まわってるので、名前はわかります。

例年だと初日公演の前日にあせって記者会見などの動画を見て、現実的な画像に名前を当てはめていく作業をするのですが、今年は凄いよ。もうこの9人だけ名前の特定。

違うかなあ?  ・・・・いや、字が小さすぎました。

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この間のモツレクのソロは、左から2人めの少年かと思います。Jetmir君・・・イェトミル?

「オー・ホーリーナイト」を歌う動画もありました。(あまり音が良くないので貼らない)

具体的に楽しみになってきましたね。前回のモーコア来日で幼なかったラファエル君は、二度目の来日になります。素敵なお兄ちゃんになりました。

こんなにきれいなコーラスでは、またたくさんの演奏を聴きたくなる。

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2017年1月 4日 (水)

パリ木 韓国公演 (Youtubeより)

パリ木公演の記事にコメントをお寄せ頂きありがとうございました。

慣れないもので、「返事を書く」バナーを押さずに、「コメントを書く」のほうで対応してしまったため、だらだらと非常に読みずらくなってしまいました。とりあえず閲覧のみにしてあります。

いろいろな考えがあると思いますが、偏見を捨て、どうしても気になったら、会場で話しかけてみたらいかがですか? 先日私はずっと気になっていた謎の外国人ファンの方に話しかけ、知りあいになりました。イギリスの方です。(日本語ペラペラ) 話せば、きっとわかります。

ファンの形はいろいろあって、ウィーン少しか聴かない方、パリ木一筋の方、テルツに圧倒されてしまった方、トマーナのためにライプツィヒまで行かれる方、リベラにぞっこんの方・・・。

私はホームランゾーンが広すぎて・・・というか、聴いていない時期が長かったので、生きているうちにそれをなんとか取り戻そうと、行かれるコンサートにはなるべく行くようにしています。

ウィーン少は特別な存在ですが、今まで生で聴いた中では、パリ木、テルツが続きます。

最初の一声で、鳥肌が立ったのがパリ木とテルツでした。「すごい」としか表現できない声でした。しっかりと自分の個性を持ち、なお素晴らしい実力を持ち、どの合唱団とも異なる譜面(アレンジ)と歌唱法とレパートリーを持っていると思いました。

パリ木を好きな方には、8年ぶりの歌唱はかなり変化している感じられたでしょう。8年よりもっと前、頻繁に来日していた頃に聴いていた方にとっては、もっと大きな変化と、かつてのイメージとは違う声質に、多少驚きもあったのではないでしょうか。

でも、彼らの姿を目の当たりにし、他の合唱団にはない雰囲気を感じたとき、キーは多少低くなっても、やはりパり木の声だと確信したとき、もう嬉しくて嬉しくて。

自分がステージからどんな顔に見えたか(誰も見ちゃいないさ・・・)、想像すると恥ずかしくなります。たぶん鼻の下伸びすぎ・・・。口角上がりすぎだったろうなあと思います。

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ソウル公演の動画です。

声が裏返ったり、音が若干はずれたりもしていますが、福岡で歌った後に韓国に渡り、寒い中のハードスケジュールだったので、ということで「MAX頑張れ!」と心で応援しました。

つまり来日した子たちと、来なかった子たちとでは、おのずと親近感が変わってくるもので、私はまたこの子たちと会いたいです。そして彼らに次ぐ世代の子供たちにも日本で歌ってほしいと思います。

第一部と第二部 があります。 長いので時間のあるときにご覧になってください。

第二部の7曲目、「 Il est bel et bon 」を歌っているのは最上級生(3ème)たち。今年の夏に卒業するでしょう。「猫の二重唱」を歌っているのは日本のステージと同じ少年たちです。

ロナンが歌う「Ces voix d'enfants 」 泣かせますね・・・

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  Bahay Kubo (Solo : Maxence )
  J'entends une chanson (Solo: Paul)
  Ces voix d'enfants (Solo: Ronan)
  La cigale et la fourmi
  L'espérance (Solo : Maxence )
  Greensleeves (Solo : Maxence)
  Paris Panam
  Marrusia
  Berceuse de Mozart (Solo : Maxence,  Ambroise )
  We are the world (Solo : Félix)

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  Tollite hostias
  Ave Maria (Solo : Paul )
  La Puissance de Dieu
  Nella Fantasia (Solo : Maxence , Alban , Ambroise )
  Do you hear the people sing?
  Musique Universelle (Solo : Alban )
  Il est bel et bon (sung by 3èmes)
  Duo des chat (Solo : Paul,  Maxence )
  Arirang (Solo : Maxence)
  Our love is needed (Solo : Louis,  Félix)

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Youtubeより、プログラムとソリスト名など、hyunyoung JOOさんの投稿を借りています。

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これはサイン会のあと、それまで身につけていたコートとマフラーをはずして襟元なんかを整えて記念撮影。

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東京芸術劇場 2017.12.20

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