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2017年4月22日 (土)

チェコからやって来たボニファンテス少年合唱団 Bonifantes

今週はボニファンテス少年合唱団のライブを聴き続けています。

最初に聴いたのは4月15日でした。会場は市川市の八幡市民会館(全日警ホール)でした。鎌ケ谷市の鎌ケ谷少年少女合唱団、地元市川児童合唱団との共演です。

この共演は市川児童合唱団が海外公演をしたときに、ボニファンテスの本拠地があるチェコ共和国パルデュビツェ市に赴き、彼らを訪問したことがきっかけとなったそうです。

全日警ホールは多目的スペースのような作りで収容は300人強、合唱団の団員席も前方に決められていたので、場内は満席となりました。

プログラムは鎌ケ谷、ボニファン、市川、市川&鎌ケ谷、ボニファン、合同合唱・・・という順番で行われました。ボニファンテスを受け入れている江戸川ホームステイクラブのスタッフや、合唱団の関係者といったプロではない人たちの手作り感いっぱいで、緊張感もほぐれる感じで楽しめました。

ただ、あとで知ったことですが、ボニファンの皆さんは日本に着いたばかりで、時差ボケも半端なく体調は万全ではなかったそうです。
スピリチャルな曲でテナーのソロとソプラノ・ソロが入りました。ソプラノのソリストは素敵な声で最初は朗朗と歌っていたのですが、後半でハイトーンボイスを出すシーンで声がかすれてしまって、歌い終えた後にのどをおさえて気落ちしていた。先生が気にするなという様子で彼の頭をさすってハグしていました。微妙な年齢なので気の毒でしたが、疲れだけだといいのですが。この曲です。ソプラノがきれいですね。センターで歌っているのはヤン君じゃないかと思うのです。小さくてわかりにくいのですが、普段は左の端から3人目ぐらいが定位置で、そこにいないから。← 結構必至。一度しかソロ聴けなかったので、気になる。

日本の合唱団は男子率が超低いので、市川と鎌ケ谷も合計で5~6人ぐらいだったかなあ。女子たちは純粋に歌好きな子もいるし、AKBじゃないけれど歌って踊るミュージカル志向の強い子なんかもいるし、アイドルさんの原石みたいな素敵な子もいましたね。男子はもとが少ないから、余計に増えにくいんですね。ブルックナーコアにいたクレメンス君が、最初にいた合唱団は男子が自分一人しかいなかったから、男子と一緒に歌いたかったとプログラムで語っていた。教区ごとに聖歌隊があるようなキリスト教国でもそんなことがあるのだから、なおのこと日本は成り立ちが違って難しいですね。

さて、ボニファンテス最初の演奏はクラシック中心でした。今思えば時差ボケ?というか、今日まで3回聴いたうちではパワーがなかったかもしれません。でも実力は高いですね。

ポズナン・ナイチンゲール(Poznańskie Słowiki )と共通するものを感じるんです。と言っても、ポズナンのライブは聴いたことがないので、想像もかなり入っています。
来日記念CDは、かなり自由に歌っている印象です。アレンジも冒険的だったりして、ポズナンの整った仕上がりに比べると、少年ぽさが残りやや荒削りな感じがする。なので、それだけ聴くとポズナンとは違うのですが、なぜだろう? ライブではポスナンを思い浮かべてしまいました。ライブの重量感が好きです。

ボーイズと兄さんという構成は、ドイツでも英国でも教会所属の合唱団では一般的ですね。でもボーイズの人数が非常に少なかったり、宗教曲しか歌わなかったり、合唱団によってバラつきがあります。ボニファンテスはちょうどいい感じで、自分の好みにあってしまいました。笑

今回のプログラムは合唱力を印象づける内容で、ソプラノ・ソロは少なかったですが、メンバー表を見るとソプラノ1は5人、ソプラノ2は4人、アルト1が4人、アルト2が3人で、テナーとバスは1と2の各パート2人ずつで計8人、団員の合計は24名になっています。

ボーイソプラノの声に重点を置いているのが、配分でも感じられますね。兄さんたちの人数は少ない。でもテナー・ソロもあり、存在は重要です。整然とした教会型の合唱団と違って活気があり、パフォーマンスも楽しいです。

後半はチェコ語の曲もあり、オペラ・トスカからの先生の独唱もあり、より親しめる内容でした。先生のオペラは驚きと感動の両方! 1幕目の中盤ぐらい、コーラス隊が出てくる場面を先生と団員たちが再現してくれました。♫ Si festeggi la vittoria ~  ちょっと調べたら、こんな歌詞で歌っていました。子どもたちも表情豊かで、すごく素敵です。

歌劇「売られた花嫁」の「開幕の合唱」は、聴いていると体の中からエネルギーを呼び起こされる気がします。ボニファンテスの合唱はこういった曲で力が発揮される。チェコでは国民的なオペラだそうです。オペラの有名な序曲は単独で演奏されることも多い。これもそんな一編です。

市川児童合唱団にソリストの男子が一人いて、その少年が実に美しい声でした。曲はシャンソン「オルフェの唄」でした。

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チェコ大使館では、駐日チェコ共和国大使夫妻もボニファンテスの演奏を鑑賞されました。大使がご挨拶され、「日本語は少し。検定で5級を取りました」とおっしゃられ、会場を和ませてくださいました。夫人はシンプルな半袖のカットソーにほっそりしたパンツで上下真っ黒なところに、ブロンドのまとめ髪と赤いマニキュアが映えていました。美しいですね。

この動画はとりあえず自前です。席が真ん中で目の前には指揮者、左手にはピアノという状況でした。ピアノの後ろにいるメンバーは顔も見えませんでした。撮りようがないけど、記録に残したかったので同じ角度から主にアルト中心で写しています。


「スメタナ「売られた花嫁」より開幕の歌 _チェコ大使館

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「おお牧場はみどり」_チェコ大使館     サムネイルで右端がJan

Youtubeにはフル動画と曲ごとに分けたのが上がっています。カメラワークが上手で、音も良いですね。フル動画は50分ありますが、曲ごとに時間をリンク付けしてあるので見易く、大使が花束を贈呈する場面まで入っています。

プログラムの中で自分は撮影できなかった演奏、「アヴェ・マリア」などもありますから、興味のある方は直接ご覧になってください。アヴェマリアの時は、ソプラノとアルトがかなり配置換えして歌いました。メガネの小柄な少年は、いつもは左の端にいるんです。

音はカメラ近くの声をどうしても拾ってしまうので、実際に私たちの耳に届いた演奏は、もっと圧倒的にそろって美しかったということを申し添えます。主催者の方曰く、「時差ボケも治って絶好調です」と。

共演したInfini☆さんは、国立(クニタチ)音楽大学出身の女性コーラスグループで、やはりチェコに演奏旅行に行ってご縁ができたそうです。「瑠璃色の地球」の歌詞は泣かせますね。わかっているけれど、涙目になってしまう。

終了後は夜にもかかわらず、主催者の方のご好意でファン交流の時間がありました。兄弟で来ているメンバーもいて、来日記念のCDを手に記念撮影もして頂けました。CDの販売収益は、大事な彼らの来日費用にも充てられるようです。主催者も割り切っていて、可愛らしい団員たちに頑張ってもらっているという感じです。何しろこれらのコンサートは無料なのです。ホームステイと代々木のオリンピックセンターで宿泊するなどして、滞在費もおさえているように感じられます。

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4月20日は午前中にほんの短時間ですが、大田区立赤松小学校で交流のコンサートがありました。学校行事ですが見学可能ということで行ってみました。

体育館に通されたときは、男子が4人でお琴のリハーサルをしている最中でした。開催時間は10時45分ですが、10時半まで合唱団がリハをしていたので、外でそれを待つ間「やば~い」とか言って緊張している様子でした。女子ではなく男子ですよ。子どもたちの楽器演奏に力を入れている学校なのだそうです。

子どもたちがお花の大きなアーチをいくつも作って、両側からそれを支え、ボニファンテスのメンバーはアーチをくぐって登場しました。赤いポロシャツと薄いグレーのチノパンで、カジュアルです。ステージには彼らが座る椅子が並べてありました。ステージの前には段違いのステップが置いてあり、歌うときはそこに立ってフォーメイションを整えました。

曲は「グローリア」「売られた花嫁の序曲」「カルミナ・プラーナ」が単独で、「おお牧場はみどり」を会場と合同で歌うという形でした。また小学生たちもお琴だけでなく、高学年、低学年で別れて日本の季節の唱歌を披露してくれました。彼らが全員で最後に歌った「明日を信じて」は、本当に素晴らしかったです。唱歌を歌ったときの10倍ぐらい大きな声になり、みんながこの歌うを好きなんだということが伝わってきて、ボニファンの女性スタッフさんが目をぬぐっている姿も見えました。

この日はチェコ語通訳の方がついていて、ヤン先生のお話も通訳して頂いたり、メンバーの一人が日本語で挨拶をするなど、小学生たちを前にいつもとちがった展開でした。

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コンサートの終了後は教室を見学したり、一緒に給食を食べる予定とのことで、日本の学校を体験したボーイズはどんな思い出を作ったでしょうね。

明日で最後です。

ヤン君がもう一度ソロを歌ってくれるかどうか・・・。明日の合唱祭では他の団体も出演するため、何曲歌えるかわかりませんが、時間のある方は明日江戸川の東部フレンドホールまでいかがですか?

 

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