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2017年5月18日 (木)

WSKコンサート オペラシティホール&所沢ミューズ*Aプログラム 第1部

東劇も所沢もパイプオルガンが備わっています。

東劇のパイプオルガンはグルンと回転するとモダンデザインとクラシックデザインとにチェンジするそうです。兄嫁がオルガンを習っており結構詳しくて、パリ木のオンエアの時に教えてもらいました。その時はアールデコ調のモダンデザインで演奏されていましたが、そちらのオルガンはフランス古典音楽に適しているそうです。

そして5月3日のウィーン少のコンサートでは、木の材質とパイプのラインが美しいクラシックな外観のオルガンになっていました。ウィーン少には間違いなくこちらが似合います。

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1曲目は歌いながら入場するグレゴリオ聖歌で始まりました。そういえば、入場の際拍手をする習慣がなくなってきたようですね。歌の美しさが損なわれることもなく、整然と歩いてくる少年たちが横を通り過ぎます。実は通り過ぎたあとに、コロンのような香りがしたんですね。これは「やられた」感強かったです。

グレゴリオ聖歌の余韻が消えるまもなく、ガルスの「この日こそ」が続きます。

Emmet、Leni、Michele、Jurian君がパイプオルガンの前に並んでいます。演奏台をはさんで右側のパイプの前にはFlorian、Hajun、Fabian、Sascha君が並んで歌っていました。
この曲はステージの両端に分かれて向かい合って歌う、ステレオ効果を狙ったようなフォーメイションをとったり、客席通路とステージにグループ分けして歌ったり、いろいろなパターンがありましたけれど、今回の形は音響的にも視覚的にも最高ですね。

所沢ミューズのアークホールも大変美しい木調のデザインです。パイプオルガンの左右にはミューズ象が配置されていました。東劇のシックな雰囲気も素敵でしたが、所沢でも団員が並んだときの景色が素晴らしかったです。東劇は撮影規制があるので、所沢だけ写真を撮ってきました。

この写真の手すりの向こうに並んだ8人の団員の姿を想像してみてください。

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ルイス先生の挨拶はABプログラム同じですが、所沢でハプニングが起きました。日本語で話すはずがなぜか英語で、そして通訳さんをあわてて呼び出したのです。何事かと思ったらメモ書きを楽屋に忘れてしまったとのこと。急遽通訳の方が先生の横で曲の説明をする一幕がありました。笑

さて、シューベルトの詩篇とモーツァルトのカンタータは、Bプログラムでも演奏されました。Jetmir君はソロの出番多く、負担ではないかと思うこともあります。ツアー中無理なく歌えるよう願いたい。

ブリテンの「ミサ・ブレヴィス」は、ウェストミンスター少年聖歌隊のために書かれた曲だと解説にあります。若々しい曲調が少年の声を引き立てます。ソロはMirco君とHyun seo君、東劇の方のメモにはJan君の名も書いてありますが、正直忘れました。

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シューベルトの詩篇 → モーツァルト・カンタータ → ブリテンのグローリア、その後ブルックナーのクレドにつながるラインナップがいいですね。グローリアは栄えあれ、クレドは信仰宣言、シューベルトの詩篇の穏やかさから徐々に加速する感じがしませんかね。

ここで2016年秋冬ごろの動画ですが、今回のプログラムを数曲ハイライト的に網羅しているものがあるのでご紹介します。
4分程度なので全部見てもいいのですが、来場者へのインタビューがかなり長いので、まずは曲のカウントを書いておきますね。

0:33 詩篇23    0:58 ガルス「この日こそ」
1:45 ブルックナー「ヴィントハークのミサ」 クレド
2:30 ヴィルト「慈悲許しうちなる平和」~ Raffael君インタビュー
3:58  Hajun君ソロ Florian君とデュエット

今回のツアーで一度きりしかコンサートに行けない方もあると思いますが、これを見るとAプロをほ~んの少し思い出せるかと・・・。テレビ番組かと思われますが、演奏部分があまりに短く、ナレーションとかぶってしまうのがかなり残念。

Hajun君のソロがすごいと思われませんか?今回のプログラムではBでJetmir君がヘンデルを歌うとき、ソプラノの隊列でJnrian君と声を合わせるHajun君が素晴らしいです。

上の動画にも入っているブルックナーの「ヴィントハークのミサ」からのクレドが、強い意志を感じさせる旋律、少年の声にすごくあっていて好きです。

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再びJetmir君のソロで、ハイドンの「ミサ・ブレヴィス」 、小オルガンミサとも呼ばれている短いミサ曲です。WSKの90年代のCD録音がありましたね。YTでいくつか聴いてみたのですが、女声のソプラノよりボーイソプラノのほうがチャーミングですね。音がオクターブ飛んだり、音域の広さが要求されそうな曲。でもJetmir君は完璧。

この曲好きなので、アウクスの録音貼ります。斉唱から入っているので、カウント55秒からオルガンの演奏とともにBenedictusが始まります。~5:54まで。

この間のMCはNoah君、Kii君。Noah君のちょっとたれ目とおでこが可愛くて、子どもの頃好きだったメンバーを思い出します。

kii君の曲紹介のあとは、ヴィルト先生の曲です。上の動画に「ドナ・ノビス」と聞こえるほんの一瞬です。いつものように口ずさめる旋律ではなく、ちょっと忘れちゃったんですが(笑)、メモにソリスト名があります。

アンサンブルでSascha、Jurian,、Manuel君。Sascha君のソロにあずかる所が多かったと思います。左にソプラノ陣のLeni、Emmet,、Jan,、Noah君が立ち、途中からFabian君が加わりました。セリフのように歌詞を表現する部分があったり、いつものように個性的な構成で難易度は高いです。この曲のときはメンバーも楽譜を持って歌っていました。

スルツァーの「精霊よ来たりたまえ」は、フォーメーションをがらりと変え、一連の弧を描くように並びなおしました。まずきれいです。とくに所沢の明るいステージに映えていました。でも合唱がきれいで気持ちよくなり、目を閉じて聴いてしまいました。今思うともったいなかった。プログラムには4声の合唱用に書かれたという説明があります。アカペラで珠玉の合唱と言えましょう。

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デニス君のMCで、「ピエ・イエズ」 
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ボーイソプラノでしか作れない世界です。東劇も所沢も、Leni君Jurian君のデュエットでした。背中に翼があってもおかしくない繊細な雰囲気のF.Leni君のソフトではかないソプラノ。しっかりしたメゾソプラノのJurian君の声は、高めのアルトと言ってもいいようなボディーを感じます。11歳と思えない安定感ですね。このデュエットを聴けたことは大きな喜びです。歌える子が多いので、いつか違うメンバーに変わったとしても、きっと満足できると思います。

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シュンタロー君がヴィルト先生の曲を紹介しました。日本で初めて披露されるそうです。

この曲についてはプログラムに説明があります。カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」にならい、オーストリアの詩人たちの詩歌を集めてまとめものだそうです。「カルミナ・ブラーナ」は、ボイレン修道院で発見された中世の無名詩人たちの詩歌集がもとになっており、「ボイレンの歌」という意味合い。

かたや今回のヴィルト先生の作品は、「カルミナ・アウストリアカ」。つまり「オーストリアの歌」ですね。その中から一部抜粋で演奏されました。

アルト側の前に打楽器のグループが立ちました。Raffael、Florian、Felix、Sascha君たち。そしてパイプオルガンの前にはEmmet君が立っています。

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「運命の女神」を感じさせるものもありましたが、ソプラノソロは2階から響くEmmet君の声。上手ですね。太鼓(スネアみたいの)とピアノとソロとコーラスが繰り返されます。難しいのですが、興味はつきません。

組曲形式になっているため、途中フライングで拍手が起こりました。これから聞かれる方は、ルイス先生の様子に気をつけて。演奏の終わりは先生を見ればわかります。くるっとこちらを向いたりすることもある。それが合図です。

2コーラス目で小柄なManuel君のソロに大きなSascha君のソロが続きます。Sascha君は泣きながら歌う演出だったので、この時の歌詞が気になりました。カルミナブラーナは修道院から見つかった詩歌ですが、こちらは漠然とオーストリアの詩人の歌ということで、どんな内容なのかわかりません。でも知りたいですよね。なんで泣いているの?

3コーラス目で、Manuel君が楽器隊の端に移動しました。チャルメラみたいなラッパを鳴らします。太鼓もそうなのですが、このラッパのタイミングが・・・これで合っているのかなあという、微妙に遅れているようにも感じる。でも東劇でも所沢でもそうだったので、やはりこれでいいのでしょう。

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Manuel君はラッパを吹くときに、左足を後ろに動かすんですね。これについて最前列にいた友人から後で聞いたことですが、Manuel君は東劇でラッパを吹いたときには、たぶんこのポージングはしてなかったと思うと。私も東劇ではソプラノ側にいて、楽器隊が見えづらかったため、定かにはわかりませんが、わざとらしいこのポージングが結構ツボです。

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全然似てないし、ラッパを左右どちらの手で持っていたかも覚えていないので、いい加減ですが、ラッパの音と同時に足をひょいッと動かすところが、お人形さんみたいでした。

そんなわけで、第一部は終了しました。

今日はここまで。

最後になりますが、5月3日は皇太子様ご一家がご鑑賞に見えており、合唱団も緊張を隠せない感じがありました。

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サイン色紙が当たりました!

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コメント

このJetmir君の写真を見て今頃気が付いたのですが、去年私がホーフブルクで聞いたミサはモーコアが主だったのですよね。
この少年が人懐こくて記憶に残りました。
他の動画でこの子の歌声を聞いたのですが、立派なソリストに成長していて感動しました。
maaさんのイラスト、可愛くて大好きになりました。

投稿: ponko310 | 2017年5月22日 (月) 06時01分

ponko様
ホーフブルクのミサは去年の春でしたね。モーコアが出ていたんですか。そういうことって、わかったとたんにワクワクっとしませんか? しがみつき病には効かないか・・・。笑
確か司祭控室に彼らが下りてきて、ponkoさんがカメラをむけたら笑ってくれたんでしたっけ?(もう一度ponkoさんの記事を読みなおさないと!そして動画を見なおさないと。)
あれはモーコアだったんだと思ったら、私はキュンキュンしてしまいました。イェトミール君の歌は、心に響くんですね。
彼の歌心は13歳の少年が持ちうる最良のものです。歌っていると気持ちがいいんですって。お客さんのことも考えているらしいですよ。
こんなに将来の歌手としての姿を感じた子はいないですね。きっと立派な歌手になると思います。
イラストは久しぶりに描いたらヘタッピイでしたが・・・ coldsweats01

投稿: maa | 2017年5月22日 (月) 18時25分

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