« ドラキーズ・オフィシャルの公演録画 | トップページ | ドラキーズ 日本ツアー千秋楽 文京シビックホール »

2017年8月10日 (木)

久しぶりに聞いたドラキーズ

8月6日のコンサートを相当待っていました。カレンダーを数えると、21日・・・。あきらめに近い「待ち」でした。

ドラキーズに変わりはないのですが、初めてのCathkin choirの演奏。

残り少ない日々を数えながら、9日の静岡公演も行きました。東京からひかりに乗れば一時間で着く。間に合うぞっと思ったとたん、ちけぴをクリックしていました。

note  note  note  note  note

最初の「カンターテ・ドミノ」を聴いて感じたのは、前半組よりもトレブルが多いのかなというところ。あるいはテナー兄さんたちの声が控え目で、トレブルが元気いいのか。体感的にはそんなバランスでした。

それだけではなく静岡ではさらに工夫を凝らし、人数を抑えていたのです。より繊細な歌声を聞かせてもらえた印象でした。残る約半数のボーイズが歌い終えてからステージに登場し客席を驚かせました。

前半組のプログラムと違って、後半組のプログラムでは曲が完全に固定されて印刷されています。また演出も前半組とはかなり変えている部分もありました。6日と9日という直近の内容でも、趣向を変えたりしているんですね。FBには3時間のリハーサルと書いてあるのを読みましたが、そのための3時間。常に流動的なドラキーズの一面です。

私だけでなく前半の公演に行った方は、キーナンという稀有の才能と個性を持ったメンバーを憶えていらっしゃると思います。つい彼の姿をステージに求めてしまう。

でもCathikin choirでもちびっこたちのパフォーマンスは目立ちます。

最初から目が離せなかったのはマイケル君ですね。表情が役にはまり切っているのです。「祈りのダンス」で指パッチんをしているときの表情とか、みんな生き生きしているのですが、目がくぎづけはちびっ子たちで、中でも追いかけてしまうのはマイケル君でした。力強い足踏みの響きと、高音の美しいハーモニーとのギャップがおもしろい効果が生まれていました。

「アシンボナンガ」を歌った子は、ひとりひとりに語りかけるような感じで歌っていましたね。声をおさえて静かに歌うの。ちょっと語りべのおじさんぽく、風貌もそんな感じでした。でもこの間誕生日を迎えたばかりの15歳。Odi君が彼だったと思います。パーカッションとのタイミングが絶妙で、そのパーカッション担当の、あれはレファ君だったかな。デュエットになる部分がきれいだった。そこにトレブルのヴヨ君が前に進み出て、イェイイェイ~っと高い声で、それはもう張りのある素晴らしい声で堂々と歌ったのが素敵でした。前方を指さす仕草がマンデラさんリスペクトの未来に向ける希望を感じました。

「ライオン・キング」は、鹿児島のライブ動画を見ると今回のパフォーマンスと大筋は同じです。ラフィキのンマンガ君は上手ですね。いろいろなシーンでソロを聞かせてくれる。杖を持って教え諭す感じが堂に入ってる感じで、声が本当に良いです。シンバ役の子がこれまた瑞々しいテナーで、人生に悩む?様子が印象深かったです。ダンスが上手で動きにキレが有り、かっこいいんですね。いやとにかく、かっこいいんです。

中央に集まって両手をあげて祈るような全員のポーズには胸を打たれました。

日本の歌「紅葉」 「村祭り」どちらもCathkin choirのコーラスの巧みを感じました。実はピアノ伴奏も時々装飾音をいれたりして、前奏の段階からときめかせてくれるんです。すごくセンスのあるピアニストさんですね。

世界のポップスは会場までソリストが降りてパフォーマンスを盛り上げていました。またもやキーナンを探す自分。いい加減忘れなさい・・・

ソリストは違っても上手。表現力に長けている子が多いのに驚きます。

ダンスは皆がマイケル・ジャクソンに見えてしまうほど。

ちびっ子たちも中堅も兄さんたちも、全員がステージに散らばって歌い踊る。踊りながら歌うって声がでないはず。でも地響きみたいに声が届くんです。そしておかしいのは曲が終わったあとも、歌い踊りながら、手を振りながら舞台からはけていくんですね。演出というよりは、止めろと言われてもかってに動いてしまう自然な姿。超自然児の音楽好き集団です。

up  up  up  up  up

第二部も、かなり演出がアレンジされていました。Injasuthi choirのステージは一部分ですが幸いにも公式からアップされていますから、異なる部分を発見できます。

全体的により具体的に動物だったり、シーンだったりを表現してくれています。

圧巻はやはりガンブーツダンスですが、ダンサーはは6人。バックダンサーたちも、以前より複雑で自由な表現をしているように思います。想像ですが、自由にやれ的な指令が下っているのではないかな。はずみでころんでも、ポイントで決めればOKな感じでした。

ガンブーツダンスは、その昔炭鉱で働く労働者たちがゴム長靴をたたいたりして自分たちだけの符号として、仲間内で言葉の代わりに使ったのが始まりだと何かで読んだことがあります。そのルーツ的な仕草なんかも、自分の思い込みかもしれませんが、隊列にいるメンバーの動作から感じました。

サイが殺されたとあとのレクイエムも素晴らしいですが、一等好きなのは「イザ・ンゴムソ」(来たれ、明日よ) これは本当に感動します。

彼らの声が一斉にそろった時のなんとも言えない周波数は、アドレナリンを呼びます。

美しいモーコアの歌声を聴いたときの感動とは全然違うエネルギーが、自分自身気持ちいいんです。トレブルたちが大きな声を出す時は、普通に子供たちの声。小学校の校庭から聞こえてくるあの声です。(いや、最近の校庭からは聞こえないかも・・・)
普通はそこに高校生の野太い声がかぶることは、日本の学校ではあまりないと思います。でもドラキーズ・スクールは年齢幅もありますから、男声をかくすとか加減することより、二つの声がいかに素晴らしくミックスできるかになってくる。

その結果があの歌声なんですね。(と自分かってに思ってる)

ガンブーツダンスでの勇壮な掛け声と歌声は、会場で聴かないとわからないでしょう。きっと「天使の歌声」じゃないから、と思われている方もあると思いますが、確かに天使じゃありません。特にこの第二部の演奏は、教会で聞く声ではなく、もっと生身の少年たちの声であり叫びでもあります。

私は世界中の合唱団なんて知りませんけれど、これだけのパフォーマンスを作り上げることができるのは、ドラキーズしかいないのではないでしょうか。南アフリカという国の文化と歴史がなければ、この歌は生まれないのです。

アンコールの「花は咲く」 は、日曜日の演奏も素晴らしかったけれど、昨日はさらに見事でした。この終盤にかかってなお成長する子どもたち。

今日は今回のツアー千秋楽です。さあ、出かけてきましょう!

Dsc01190_2_640x480

Dsc01192_640x480

Dsc01195_640x480

|

« ドラキーズ・オフィシャルの公演録画 | トップページ | ドラキーズ 日本ツアー千秋楽 文京シビックホール »

Drakensberg boys choir」カテゴリの記事

コメント

maaさん・・・・
ドラキーズ、聴いた方々は皆大感動して下さっていて、とても嬉しいのですが、やはり、どうしたらもっと多くの合唱好きや音楽マニアの方に聴いて頂けるでしょう。
私の知り合いでも、南アにお連れした方々(3回、それぞれお連れした方々←お一人はその場で日本公演100枚チケット予約と仰っていたの)皆ドラケンスバーグでコンサートを聴いて大喜びだったのですが、来日公演には一度も足を運ばれなかったこと残念でなりませんでした。

彼らは単に「少年合唱団」という範疇ではないと今回あらためて思いました。
まだまだ聴きたいと思います。是非、maaさんもご一緒に・・・。

投稿: natal | 2017年8月14日 (月) 01時51分

natalさん
今回はチケットの扱いがちょっとわかりにくかったです。私も追加で増やした分は会場に問い合わせたりしましたが、会場では扱ってないと言われ、でも当日券があったんですよね。あれはなんだったのかな。前日とかにキャンセル待ちすればよかったのかな。でもそれも不安ですよね。

周知方法は、とにかくお茶の間、古い言い方だけど「お茶の間」にステージを見せること。テレ朝の旅サラダは、全員の合唱だけだったから、あれは彼らの一部分でしかありません。私は素朴なアフリカ音楽が好きでカリンバまで買ったくらいだから、民俗楽器を使った音楽も楽しいし、勿論ガンブーツダンスのさわりでもいいから、テレビでやってほしいですね。あの迫力は同じ年齢の子たちにも見てほしいです。
春にボニファンテスが来たとき、一般の小学校との交流会があって、体育館で演奏したんですよ。あんな形でもっとたくさん学校交流があると、層が広がるとも思います。まあ、言うは易し行うは難しですが・・・
WSKもそうですけれど、スケジュールがタイトなので時間的にこなすのも大変なんですね。
ドラキーズのコンサートは騒いでもしゃべってもあまり迷惑にならない環境があるから、気が楽ですね。どんどんブラボーとか言えちゃうんですもの。また行きたいです。最後スタンディングしなかったことへの後悔がずっと尾をひいています。泣

投稿: maa | 2017年8月15日 (火) 20時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ドラキーズ・オフィシャルの公演録画 | トップページ | ドラキーズ 日本ツアー千秋楽 文京シビックホール »