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2018年2月

2018年2月25日 (日)

ハイドンコア来日前 その2

WSKのニュースレターを購読されているかたはすでにご覧になっているかもしれません。

Muthでハイドンコアの日本ツアー・プレビューコンサートがあり、ORFでニュースハイライトとしてオンエアされました。

インタビューを受けているのはJanosch、Moritz、Kodai君たち。

リニューアルされたサイトに来日メンバーも掲載されました。ヤノシュ君のスペルがちょっと違いますね。

http://www.japanarts.co.jp/wsk2018/index.html

私はモーコアが好きすぎて、なかなか気持ちが切り替えられなくて、実はチケット手配も昨年よりずっと少ないです。でも昨日一枚増やしちゃった。予定していなかった地方公演ですが、なぜか最前列のほぼ一番端の席がポツンとひとつ空いていた。ブラックホールのようにその空席に吸い込まれてしまいました。 夜というより夕方公演なので、なんとか日帰りできるかな・・・。最悪深夜バスに乗れば朝には戻れます。笑

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2018年2月17日 (土)

ハイドンコア 来日前

2016年10月に投稿された映像なので、今度来日するメンバー構成とはちょっと違いますが、ソリストのりシャン君をフィーチャーしたハイドンコアの動画をご紹介します。

インドの英字新聞でHindustan TumesさんのFBからシェアしました。

この会社のYoutubeチャンネルにはアップされていないので、FBからシェアしてもいいものか若干不安があるんですが、プロパティには埋め込み機能があったので外部シェアも大丈夫かなと思っています。突然消すかもしれません・・・ 笑

この間のクリスマス・イン・ウィーンでソロをやっていた少年ですね。これはまだWSKに参加したばかりの頃かと思われます。繊細な声、ライブで聴くのが楽しみですね。

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2018年2月 4日 (日)

WSK ソウル公演に行きました♡Mozartchor

1月27日、28日の両日韓国ソウル・アーツセンターでウィーン少年合唱団モーツァルトコアのコンサートがありました。

土曜日の早朝に家を出ましたが、飛行機がおくれ道路も渋滞しホテル着が遅くなり、会場に到着したのがギリギリでプログラムも全然見ていない状態だったので、ひたすら聴くことに専念しました。なので細部はうたかたの夢のごとく、薄れつつあります。2日目もただ聴いていたいという気持ちが強く、ちゃんとしたレポはできないかな。ところどころ記憶違いがあるかもしれませんが、こんな感じだったのねというくらいに思ってください。

先日YouTubeからシェアしたミニコンサート動画で数曲が聴けます。クレディアさんのオフィシャルの動画はすでに見られなくなっておりますがYouTubeはまだ大丈夫です。

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最初の曲は歌いながら入場しました。アーツセンターの広い空間に天使の声が響きます。隅々まで行き渡り、沁み込んでいくようなしっとりした歌声です。ここでもう感動。変わりないモーコアの歌にまた浸ることができました。

モンセラートの朱い本に収められた曲から、「O virgo splendens」
おお輝く聖処女よ、のこぎりなる山の修道院を思い起こさせるおごそかな調べです。

演奏後は先生の挨拶「アンニョンハセヨ」 そして、ジョセフとジヌクが韓国語で挨拶をしました。

ブクステフーデの「Cantate Domino」 ソロはMirko。

日本から半年、相変わらず小柄なハンサムボーイ。声の出し方はしっかりしてきましたね。難しい旋律であやういところも感じられましたが、例えばサッシャのような強い声ではなく、柔らかなビロードのようなアルトの声でした。ルイス先生のピアノは決してボーイズの声の邪魔をしない。美しさをいやます響きなのです。 曲の最後のハーモニーの素晴らしさは胸にしみました。

プーランクの「Ave verum corpus」はモーコアのコーラスの美しさを全面に感じさせる曲。ステージに均等に広がって歌いました。イェトミールはこのときアルト側の端のほうにいましたが、そこからも彼の声が聞こえてくるのです。どこにても、彼の声の余韻が響いてくるのです。

プログラムに解説がありますが、ハングルは読めないのでスキャンングして翻訳するアプリを試してみました。でもこういう専門的な翻訳は難しいですね。なんか意味不明なのであきらめました。

ヘンデルのアリアは、イェトミールとレーニが歌いました。アルトとソプラノ隊の配置、デュエットの2人の立ち位置は日本のステージと同じでした。

私は卒業したハジュンの声に惹かれていましたが、彼の不在はやはりちょっとコーラスの盛り上がりに欠けるかもしれない。ハジュンは声量があったので、その声がてっぺんを突き抜けていったんです。それが日本での印象。

でもソリストたちは、ますます良くなっています。イェトミールはハイソプラノの最盛期を過ぎ、円熟味を増したというか、技術と安定した声の響きに加えて、ビブラートの揺らぎの中に艶を感じます。今までに私が出会ったソリストで、彼に勝る少年はいません。

単純に好みだけで言えば、好きな声というのは他にもあります。でもこういった曲を歌いこなせる声、マッチングする声は別次元の存在で普遍的な美を持っているのです。WSKの歴史に名を残す団員に間違いありません。稀有の存在です。

10年20年、あるいは50年でもいい。タイミングですからね。今この時に繰り返し彼の声を聴く機会を持てたことは、凄くラッキーだと思うし、モーコアがこれだけ美しい所以として、イェトミールの声の存在は絶対に否定できない。このアリアのアレンジはルイス先生だと書いてあります。イェトミールの才能ありきで、選曲したのでしょうね。

前回の記事でライブ動画を紹介したので、今回のセットリストも何曲かは聞けます。

ヴィバルディの「Gloria」 と、ルイス先生がイタリア語で紹介していた「The animals improvise counterpoint」 は、もう一度動画で聴いてください。途中で動物の鳴きマネが入るんです。

ワンワン鳴き続けているのがJinwook、 ミャーミャー言ってるのは主に第2ソプラノの何人か。この動画ではおとなしく歌っていますが、コンサートではヤコブが猫の表情までまねてすごく可愛かったです。heart04

あとで気づいたのですが、この曲は2005年に来日したモーコアが歌っているのです。ステージでいつくかのブロックに分かれて歌いました。NHKのオンエアにもあるので、当時録画されたかたはご覧くださいね。「動物たちの対位法」です。このあとに猫の二重唱を歌うプログラムでした。

この曲のファララ~のところが、クラシックWSKの雰囲気で好きです。オールドWSKもクラシックと表現したほうが、音楽的な趣を感じるでしょ?

ストラヴィンスキーの曲、途中「スラ~バ♫スラ~バ♫」と聞こえる曲です。これは難曲なのだそうで、トライしている合唱団はほぼいないと先生がおっしゃていたと人づてに聞いています。これも動画でチェックしてくださいね。

アカペラでこういう曲に挑戦するルイス先生。子どもたちの実力を信じてこその挑戦ですよね。低音と高音との繰り返し。取りにくい音ばかりなのに、この美しさは不思議ですね。レーニのソプラノソロも、磨きがかかってきました。

アベ・マリアはジョセフのソロ、韓国では本名でヒュンソウと言ってましたけど、彼の出番は今回多かったです。凱旋公演ということになるのかな。実際ジョセフのソロは歌い方も大人っぽくなりましたね。高音は曲によっては出しにくそうでしたけれど、中音は彼独特の哀愁を帯びた美声で、シューベルトの優しい旋律を語りかけるように客席を見つめ歌ってくれました。

次の「Salve Regina」は世にも美しい曲でした。宗教曲がこんなに切なく、いわば世俗の哀しみを背負っていていいのですかと問いたくなるくらい。それというのもモーコアの合唱がそう思わせる音色だからなのです。 今真剣に彼らの歌をDVDか、最低でもデジタル配信で作ってほしいと願っています。そうしたらヘンデルのアリアとこの曲はマストです。皆さんもモーコアのCDとかDVD欲しいですよね。

モーツァルトのカンタータは、日本公演でも誰もが忘れられない曲だと思います。ここでもイェトミールのソロは圧倒的な印象を残しました。ソウル公演では、やはり韓国出身のソリストにスポットを当てる感じがあり、前半がジョセフ、後半のソロがイェトミールでした。

ジョセフの歌には年齢以上の歌心を感じますし歌唱力もあるのですが、高音が辛かったです。そしてそれを本人が自覚しているような印象を受けました。一番の高音で伺うように先生を見る。その眼差しにちょっと何かを感じてしまいました。からのイェトミールのソロは舞い上がる鳥のように自在で、あえてジョセフに歌わせることもなかったのではないかと。なぜならジョセフの「アベ・マリア」は、こよなく優しく彼の声質と音域に合っていました。それでよかったのではないでしょうか。

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第2部は「カルミナ・アウストリアカ」で始まりました。

この曲は楽器演奏が入りますね。いくつかの日本の会場では、ほとんど舞台右手に楽器集団がいました。なのでどこにいても彼らの姿が見えました。 ところがソウルでは舞台が広いにもかかわらず、右手ではなくソプラノ隊列の後ろにいるのです。

おそらく会場の中ほどから後ろ、あるいは2階席でないと、楽器隊の姿は見えなかったと思われます。私の席からは初日は全く見えず、28日の回は席がソプラノ寄りだったので、のぞくような形で3人ぐらいは見えましたが、実はノアもいたらしいんですね。マヌエルも見えず。全然見えず・・・です。

それが残念だったこと。組曲の中から2曲が演奏されましたが、強烈な印象を残した名アルトのサッシャはいませんから、全体には印象が弱くなりました。もっと面白いパフォーマンスが期待できる曲なのに、きれいにまとめてしまった感じですね。日本でのように高さとか広さ、会場の可能性をもっと使ってほしかったです。そしてせっかくの楽器演奏が見えない配置では、担当しているメンバーも気の毒です。

次のアルメニア民謡はきれいな旋律で紹介したいのですが、YouTubeに該当曲が有りません。アマゾンにアルメニアの女声合唱団のデジタル配信があったので、よかったら視聴してください。これがモーコアの手にかかるとどんなふうになるか、想像がつくでしょう? 本当にきれいなんですよ。

https://www.amazon.co.jp/Saren-kowga-jowxtm-goc/dp/B00I8LP8J6

シューマンの「Die Capelle」、少年合唱で王道のドイツリートを聴けるのは嬉しいです。これは女声合唱のためのロマンス作品69の一つで女声合唱団が歌った動画はいくつかありましたが、ボーイズの声の印象とはかなり違います。スカッとした清涼感と透明度はボーイズの特権で、モーコアの声質はそこに優しさも加わり聴く者の心をとらえたと思います。ミニコンサート動画でお聴きください。

ブリテンの「Grolia」、「ニシュカ・バニャ」、「皇帝円舞曲」 、「休暇旅行」もミニコンサート動画で聴けます! イェトミールとミルコのソロで!

「皇帝円舞曲」のオブリガードは勿論イェトミールです。気持ちよく響き渡る声、どれだけきれいなんだか、この選曲もよくよく考えれば、ルイス先生のピアノテクとイェトミールの活躍シーンかなとも思えます。日本では千秋楽の日にフルで前奏を弾いてくれました。確かルイス先生の希望だったとか。ソウルでは短いバージョンでしたが、モーコアの音楽性を示す時、この曲ははずせない。

そしてアンコールはJinwookのソロで「アリラン」 丸顔の韓国人新入生です。彼は本当に気持ちよさそうに歌うんですね。声はソプラノですが、ハイトーンではなくソフトで女声に近い感じのたおやかな声。彼はこの先伸びるでしょうね。性格もきっと明るくてフレンドリーな感じがします。

アンコール2曲目は「再び雪解けになり始めるころ」 さらに拍手なりやまず「美しく青きドナウ」も演奏されました。

韓国の会場は歓声も拍手も、そして声援だけでなく名前を書いた紙を自分の胸元に出して応援をアピールしていました。たぶんあれはジョセフのお友達か親族か何かではと思います。

私は昨年のモーコア千秋楽を経験してしまったので、どうしてもあの日の「ウィーンわが夢の街」に勝るものはないと思ってしまう。自分だけの感情にすぎないのですが、やっと巡り会えた理想のウィーン少への思いは消えないのです。

ただ昨年の上級生が卒業し、新たなメンバーが加わったモーツァルトコアの歌声が、変わらずにクラシックな美しさを保ち、高い音楽性とプロフェッショナルなステージマナーを保ち続けていたことに深い感動を覚えました。

そして熱い声援が半端なくて、それはもうメンバーたちも大喜びで、皆ニコニコ(#^.^#)(#^.^#)で何度も舞台そでに消えては出てくるの繰り返し。そういうのって、日本にはないんですね。スタンディングもできました。感動の気持ちを素直に表せて嬉しかったです。

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プログラム

Cannon for three voices
Oh, magnificent Virgin (O Virgo splendens)
from redbook of Montserrat

Dietrich Buxtehude
Cantate Domino (Sing to the Lord)
Motet for two sopranos, alto and organ

Francis Poulenc
Ave verum corpus (Hail, true body) FP 154 (1952)
Motet for three-part women’s or children’s choir

Adriano Banchieri
Capricciata a tre voci (Short fancy)
Contrappunto bestiale alle mente (The animals improvise counterpoint),
from: Festino nella sera del Giovedi grasso avanti cena (1608)

Georg Friedrich Handel
Piangero la sorte mia (I shall lament my fate)
from: Giulio Cesare in Egitto, HWV 17

Antonio Vivaldi
Gloria in excelsis Deo (Glory to God in the Highest)
Laudamus te (We praise you)
from: Gloria in D, RV 589

Igor Strawinski
Podblyudnye (Saucer songs)
Excerpts from: Four Russian country songs, K 28

Franz Schubert
Ave Maria

Johann Joseph Fux
Salve Regina (Hail, Queen, mother of mercy), K. 257

Wolfgang Amadeus Mozart
Die ihr des unermesslichen Weltalls Schopfer ehrt
(You, who praise the creator of the unfathomable universe), cantata K. 619

Gerald Wirth
Ave nobilis venerabilis Maria (Hail noble, venerable Mary)
Hiemali tempore (Wintertime)
from: Carmina Austriaca (Songs from Austria, 2016)

Armenian folk song
Two sheep descended (Saren kowga ĵowxtm ģoč)

Benjamin Britten
Gloria
from:missa brevis in D, op63

Robert Schumann
Die Capelle (The Chapel)op.69-6

Serbian folk song
Niška Banja (The Spa at Niš)

Und wann's amal schen aper wird

Johann Strauss II
Kaiserwalzer (Emperor Waltz) Opus 437

Josef Strauss
Auf Ferienreisen (On holiday)
Fast polka, opus 133

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合唱団は翌日香港に発ち、土曜日曜とアジアツアー最後のコンサートを行いました。今日の午後にはウィーンに到着したようです。一か月近いアジアツアーでした。お疲れさま。そしてどうもありがとうモーツァルトコア!

 

 

 

 

 

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note  追記 スペインツアーから、「美しく青きドナウ」   note  イェトミールとレーニ note

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