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2018年5月

2018年5月28日 (月)

パリ木の十字架少年合唱団 2018 公演

パリ木の京都公演というのがありました。

https://www.kyotoconcerthall.org/calendar/?y=2018&m=12#key17197

静岡公演はYouTubeのPVがありますね。

東京公演もあると聞いていますが、招聘元も会場もHPの更新情報がない。

どうしてでしょうね・・・。

どうも性格的に本当に自信たっぷりお届けできること以外、書いてから不安になります。間違ったらという、こう見えて蚤の心臓です。昨日もtwitter書いてすぐに消しました。それなら最初から書かなければいい。確かにね。

おバカだと思います。

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なのでパリ木の東京公演は11月27日の紀尾井ホール・・・。と一応書いておきます。

問合せたことなので間違いはないと思いますが、公開情報もまだありませんので、ファンのかたはまめにチェックされてください。

たくさんのかたが聴きにいけますように。

今年の韓国ツアーは、ソウルが12月19、20日なので、日本から渡韓するのかなと思われます。

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そういえば、明日(今日)録画です。ジャパンアーツさんのWSKオンエア情報チェックですね。

https://www.japanarts.co.jp/news/news.php?id=3309

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2018年5月27日 (日)

ドラケンスバーグで聴いた歌

ドラケンスバーグではいつも暖かい心持ちでいることができました。

あの山すそに広がる小さな音楽学校と、そこで学ぶ生徒たち。

音楽祭のために、遠方から駆けつける家族や観客、そして新旧の卒業生たち。

はるばる集う人たちも皆フレンドリーで、その和気あいあいとした空気が「おもてなし」なんですね。

ここでboysが合唱団としていつでも歌える、確固たる役目を持つコンサートホールが敷地内にあります。

4月末の音楽祭で活動を締めくくり、母国に帰る若い指揮者がいました。日本では後半に来日したクラス(Cathkin choir)を率いていたかたです。

先日も少し書きましたが、YouTubeであの日の歌を公開して頂けました。

Kennyさんが歌う 「Anthem」です。

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Youtubeに飛んで大きな画面でご覧ください。

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私たちは左の方の2列目で聴いていました。この時の会場に満ちていた空気の暖かさは、スタンディングする人々が手を振っているのも見ても感じて頂けると思います。

こんなに大勢が手を振っているとは気がつかなかった・・・

ウルウルしてるboysも見える。いろいろ思い出します。

Kennyさん、どうぞお元気で。

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2018年5月19日 (土)

バーンスタイン生誕100年 チチェスター詩編

ドラケンスバーグで聴いたドラキーズならではのチチェスター詩編、ごく短い感想しか書けなくて、リアルタイムでの気持ちをつけておくべきだったと後悔しています。

たぶんWSKのコンサートなんかではメモ魔なので、隣りの人からうざったがられているだろうし、なるべく自分も通路際の席をとるようにしています。

ほんの一言のメモ、楽器の種類とか、何人で歌ったとか、それだけで記憶の糸がほぐれていきます。数年後に読み返したとき、それは事実として大切な記録になります。

長くなってしまうので書けなかったこともありますが、あのチチェスター詩編と全体を構成する楽曲と演出はちょっと他ではない楽しさでした。居眠りしたくせに・・・はい、すみません。コーラスがきれいで気持ちよくなってしまったのですよ。もったいなかった。リピートの日は最前列だったし万全でした。

あのホールの最前列はステージと同じフロアーで通常は関係者がすわります。出番のないときの指揮者や楽器演奏者が待機し、指揮者はリアルタイムで本番中の支持出しなんかをしています。

音響はもっと上の席の方が響きが良いのですが、臨場感は抜群です。手を伸ばせばそこに・・・って感じです。

というように、一度書き終えたはずのドラキーズ訪問を再び書きつづってしまいそうなので、話題を変えます。

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生誕100年ということで、来日中のハイドンコアもコンサートで詩編23を歌っています。私はまだ聴いていないので、それについて書けませんが、モーリッツがソリストでしたか?

先日WSKもこの演奏をしました。ライブ動画が上がっているのでご紹介します。ソロはヨーゼフ君。(Hyeonseo)

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もう一つニコニコ動画ですが、これって登録しなくても見れるんでしょうか。私は登録しているの問題ないのですが、試しにやってみますね。

バーンスタインの指揮でイスラエル・フィルの演奏がDVDになっています。Youtubeには音だけが上がっていますが、この音源が1965年のものか1980年初頭の物か判然としません。
https://youtu.be/1axCTkIfP9Q

ニコニコの動画はDVDからのカッティングと思われます。

ニコニコはコメントがうるさいですね。美しい音楽は美しく聴けばいいのに、よけいなことを書く人がいるんです。・・・自分のモニターでは設定で消していますが、埋め込み操作でもしか標準に戻ってしまっているかもしれないので、フレームのボリュームの右横にある吹き出しマークをクリックしてコメント非表示にされればよいと思います。

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2018年5月17日 (木)

南アフリカの心*人々と合唱 その2

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最終日の最後の公演は前の週に見逃した水曜日コンサートの再演ということでしたが、実際の水曜日のセトリを見ると、壁に貼ってあった30日の内容とは若干ちがっていました。

やはり水曜日に着くべきでした。カタール航空さんになんとかしてもらいたい気分です。

ただ今回は何度も彼らの歌を聴いているので、ユースオーケストラと共演した日など、他の機会に聞いていた曲が現在のレパートリーだと思うので、そのへんで網羅されているかもしれないですね。本当にたくさんの演奏に触れることができました。

newboysは今年の新入生です。 30人くらいいました。彼らは普段は学校の制服を着ているのですが、ネクタイと黒いジャケットがフレッシュでかっこいい!中には身長が伸びることを見越して、未来形サイズのジャケットに着られちゃってる子もいますが、新人の新しい制服は目にまぶしいです。そして彼らは礼儀正しい。

年齢は必ずしも10歳とは限らず途中編入の生徒もいるそうで、ときたま170cmくらいのビッグなnewboyもいます。でも今年の子たちはまだまだ声も可愛らしい。いつあのパワーが解き放たれるんだろう?夏か?

考えてみれば、去年来日したメンバーの中にも結構newboysがいて、ツアーに参加する試験を合格してきたそうです。あれは7月から8月でしたから、近々にはこの新入生たちも青いベストを着て歌い、長靴をはいて踊るんですね。

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←壁に貼ってあったセトリ

第一部はゲッティンガーでもWSKでも最近取り上げることの多いOla Gjeiloの曲で始まりました。モーツァルトのラクリモーサは今回二度聴けたと思います。

プログラムの6番目に「Anthem」という曲がありました。

これを歌ったのは指揮者のケニーさんでした。昨年は後半のクラスを率いて来日しました。覚えていらしゃる方もあるのでは?

このかたはまだ若くインターンシップの形でこの一年ドラキーズを指導してきたそうです。その期間を終え母国に帰るとのこと。最後のコンサートがこの時だったのです。

それはもう素晴しいテナーでした。前のほうに座っていた年配の男性が何度も目をぬぐっていました。客席はどんどんスタンディングを始め、大歓声に包まれます。ケニーさんの肩にに掛けられた南アフリカの国旗!小柄な体がくるまってしまう。労いの言葉を向けられ、ケニーさん自身も感極まっていました。ドラキーズの子どもたちと、この学校とこの場所が大好きなんだろうなと想像されます。

「Anthem」はミュージカルの曲ですが、ドラキーズが歌った動画を以前ご紹介したことがありました。他にも卒業生たちの動画があり、この合唱団では長く歌い継がれている曲のようです。

この子の歌が好きなので、以前と同じベンの歌う動画を貼ります。

あとでわかったことですが、昨日張ったチチェスター詩編のAdonai-roiは2人のソリストが歌っているそうで、最後の声はベンなのだそうです。

この時代2001年頃の好きな声です。

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「Ahona ya tswanang le Jesu」は楽しい歌です。トラディショナルなゴスペルですが、最近ここでベルギーの合唱団の歌を記事にしました。欧米では南アの伝統的な歌を取り入れていますね。この曲は「There is nobody like Jesus」としても歌われています。

そして第一部の最後はアバの「Does your mother know?」で、昨年来日したboys3人交代でソロをやってくれました。上が15歳までなので声変わりしているのが当たり前ですから、兄さんたちも華あるステージを見せてくれます。アバは世代を超えて人気ありますね。

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第二部のプログラムは南アフリカのフォルクローレ。

一年前に演じていた密猟禁止を訴えるストーリーから「水が枯れる」というものに置き換えられ、自然の恵みへの喜びを歌い上げてアフリカ人ではない自分にも身近に感じられました。

日本ではアナウンスが流れましたが、ここではスクリーンに、「There is no more water」 とかの文章が投影され、余分な説明はありません。身体表現が生き生きして表情もリアル。見ているとどんな場面かどんな動物に扮しているか一目でわかります。基本はあっても皆が違う。繊細な動きや大胆な動き、メンバーの個性で楽しめるのです。

昨年の来日公演で歌ったソリストたちは卒業しましたが、去年各会場で笑顔を振りまいてCD販促に努めていたおちびさんたちが、どんどん成長しています。

この日と水曜日のセトリが多少しちがうので、第二部のアフリカンミュージック・シーンにも変化版があるんですね。曲数は同じですが、Angusのソロはありません。総合するとすごいレパートリーの数になり、全て暗譜なのがすごい。(実際のところ踊るから譜面を持ってらんないわけで・・・)

ガンブーツダンスの振付けも昨年とは違っています。密猟者が登場しないので、自ずと違ってきます。

勇壮に変わりはないのですが、大柄な上級生の中に小さなCaleb君が加わって、ちゃんとタンクトップを着て腕にはアームバンドというのですか、 リストバンドじゃなく腕にまくヤツです。それをつけて、筋肉なんてどこにも見えないけどカッコいい。またまた母心が・・・・。頑張れと祈ってしまいます。

このダンスはステージより断然こっちのホールがいいですね。逆にこのダンスのためにこんな構造物を作ったのじゃないかと思うほどです。丈夫なタイルのような素材で作られたホールの床材がダンスにも適しているし、真っ黒かどうかわかりませんが、相当黒っぽいので、照明を落とすとユニフォームのアフリカ大陸の絵柄が、蛍光色で浮かび上がるのです。

首に巻いた飾りとアームバンドも同じ黄色でアクセントになる。それだけでもすごいインパクトです。そして私はわーっ!とときめく。

アフリカ音楽の最後は「Busa」 ソロは日本には来ていないboyですが、彼の歌や身のこなしはすごい。中肉中背くらいの軽やかな体は、キング・オブ・ポップスを連想する。天性のものでしょうね。演奏の迫力は混声の声が合体し(強力に束ねられた感じ)、建物全体が音響装置と化す。圧倒されてありんこになった気分です。

演奏が終わったらヒューヒューやる癖がついてしまいました。(東京ではやりません)

超感動! でも焦らなくちゃいけないのです。すぐに立ち上がって彼等を追ってここを出なければ。コンサート後の、日本流に言うとファンサービスに間に合わない。

急いで階段を駆けあがります。でも混んでるので気ばかり急いてしまう。やばいです。

外のテントの下で、もう太鼓の演奏が始まっていました。ジャンベのでかいのと、腰に付けるくらいの小太鼓との共演です。座って大太鼓をたたいていたのは、oldboyの兄さんたち。以前来日したことのあるD氏です。もう一人の男性もかつての卒業生でした。

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話がとびますが、この音楽祭には卒業生がたくさん集まります。親御さんも含め多くの卒業生が今回引率してくれたnatalさんを知っているので、あちらこちらから、「Hi, natal!」と声がかかるのです。

natalさんのブログでドラキーズを好きになった私や同行した友人は、もはや見てきたように語れるほどオールドなメンバーを知ってしまっています。この日会場に来ていたD氏のことも、「まあ、大きくなって・・・」みたいな、初めてなのにずうずうしい話ですが親しみを感じます。

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話を戻します。
音楽祭のファイナルコンサートの後、去年みなとみらいホールのロビーなどでもやってくれたアフリカ音楽を歌い踊ってくれました。狭いテントの下でひしめきあうboys。それはもう本当に生きる証みたいなエネルギーで、うじゃうじゃで楽しいったらありません。

小さい子は後ろのほうで埋もれてしまって見えない。肩グルマしてもらっている子もいました。歌う場所取りは早い者勝ちみたいです。普段はセンターで歌っているのに、意外や端っこ暮らしでいいみたいなメンバーも見えました。

コンサートが終わったあとなのに疲れた様子もなく元気いっぱいです。そう、彼らは歌っているときは疲れ知らずです。

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話が前後します。30日のマイケルハウスのこと忘れていました。

名門の私立高校でドラキーズ卒業生の進学先のひとつでもあります。この学校からマリンバ・バンドが音楽祭に参加していました。これがもう、目が釘付け。Youtubeを当たってみると、他の高校にも同じようなパフォーマンスをしているバンドがあるので、南アでは決して珍しいことではなさそう。

演奏中は撮影不可ですが、演奏後にいざ片付けようとスタッフが動き始めたとき、バンドのメンバーも集まってきました。そうしてなんと照明を落としたステージで再び演奏が始まったのです。サプライズ!

これには場内騒然で、帰りかけた人もスマホ取り出します。私もカメラを取り出しましたが、前の人の頭が邪魔。あせる自分。

充分な照明とは言えませんが、何とか残せたマイケルハウス・マリンバ・バンドです。

本番では赤いつなぎをワンショルダーにして、それがまたかっこよく青春でした。

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音楽祭ではオールド・ドラキーズのコンサートもあり、以前こちらで紹介した「メグルMeguru」を聴けました。また「Lord make us instrument of your peace」を、昨年の卒業生も交えた大合唱で聴かせてもらいました。親子で出演した二人がそれぞれソロを聞かせてくれる。この場所で過ごした日々が2人にあるんですね。

毎日感動して泣いていました。

ピアニストもいました。ハンバーグ片手に「Hi, natal!」とnatalさんに声をかけた20歳ぐらいの男子が、ええっと思うような美しい音色を聞かせてくれましたね。オリジナル曲ときいてさらに驚きました。

若い男子が走ってくるなり声をかけてくれるなんて、自分の人生にはないことなので、南アの空気とnatal愛を感じすかっとした気分になります。

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コンサート以外にも音楽祭の最中には日曜日のミサ、創設者タンゲイ氏の日、オールドドラキーとのディナーなどイベントがあり、すべてに参加させて頂きました。

教会ミサやタンゲイ氏の日には、ドラキーズのメンバーは合唱団学校の生徒として黒いネクタイスーツの制服で出席し、讃美歌国歌を歌いました。それを聴けたことも貴重な経験になりました。

この学校はキリスト教が根幹にあり、「Lord make us instruments of your peace」はことあるごとに、校歌のように歌われます。

natalさんの段取りで、限りある時間は限りない歓びに満ちた時間に変わりました。本当に楽しかった。天候にも恵まれました。雲一つない空が続くことは、この時期珍しいとのこと。一緒に行った2人も私以上に楽しんでいました。あの学校の芝生の上で、こんな学校初めてheart・・・と思った気持ちは、これからも変わらないでしょう。

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Ken Mackenzieオーディトリアムでの全員揃った演奏は、文句なしの想定以上でした。当たり前ですが校内には100人超のドラキーがいて、音楽祭には彼らの家族も大勢見えていました。

そしてまた当たり前ですが、彼らは青春を謳歌しています。

音楽祭には女子高生たちもオケや合唱で参加していました。プレトリアの女子校生たちの応援が一番賑やかでした。ドラキーズの上級生は彼女たちに人気のようです。

だけでなく、彼らがステージに上がると、会場全体から大歓声があがります。


女子たちの撮影にドラキーズもどうぞということになり、その後我れも我れもで、フレームに入りきらないくらいの記念写真になりました。

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たぶんそれが普段通りの彼らの姿であり、この音楽祭なのでしょう。

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最後の動画はドラケンスバーグでの音楽祭のあとに向かったヨーロッパツアーで、スイスバーゼルにて開催されたフェスティバルのハイライトシーンを、VOX PUERIという少年合唱雑誌が取材したもの。このshosholozaが、ドラキーズのヨーロッパでの歓迎を語っていると思います。


もっと見るをクリックすると、FBに飛び全文を読むことができます。

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南アフリカは虹の国といわれます。虹を渡らないと行くことはできません。・・・というのはウソです。ケープタウンなら飛行機に乗ればいかれる。

でもドラケンスバーグは、確かに虹の向こうの山すそにある聖地のような気がします。

 

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2018年5月16日 (水)

南アフリカの心*人々と合唱 その1

遠い国を旅しました。

月曜日の深夜羽田を飛びたった飛行機は大幅に遅れました。韓国便だって平気で遅れるのだから、広大なアフリカ大陸のはずれに位置する果てしない国、それは覚悟しなくちゃならない。

ところが果てしなく遠かったはずの南アフリカは、どこかで見たような親しみやすい風景で私たちを迎えてくれました。

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高速道路の景色も、郊外になってからの山並みも、北海道と言われたら「・・・ですよね」と答えてしまいそう。看板の横文字とハンドル握るドライバー氏のもじゃもじゃ毛深い腕を見て、「あっ、日本じゃない」と思うくらいでした。

この旅行のプランを考えて下さったのは南アフリカ&ドラキーズ・サポーターのnatalさんで、長年のお知り合いにお願いして空港からの送迎等をお任せすることができました。

なだらかな丘をいくつも越え地平線に沈む夕日を眺めながら、水曜日の夕刻過ぎようやくドラケンスバーグに到着。Freewayをかっとばし、約3時間の道のりでした。

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南アフリカには秋が訪れていました。目的地のドラケンスバーグ山系の高原地域は、滞在した1週間の間にも日を追うごとに紅葉がすすみ、空の青さとのコントラストも鮮やかでした。

ここでドラケンスバーグ少年合唱団学校が主催する恒例の「山の音楽祭」Music in the Mountainが、4月27日から30日まで開催されました。

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音楽祭には南ア各地とシンバブエから、小中高校生を含む合唱団、オーケストラ・器楽演奏、ミュージカル等でいくつものグループが参加、彼ら自身のパフォーマンスとドラキーズとの共演や、ドラキーズ単独でのコンサート、オールド・ドラキーズ(卒業生)のコンサートなどが開催されました。

小学生の合唱団のボーイソプラノがきれいでしたね。彼にとっておそらく初の大舞台。緊張の糸が張りつめて切れそうなのがわかる。

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どの合唱団だったか覚えていないのですが、消去法でEast Rand Children’s Voices だったのではと思います。でもその子の声をもう一度聴くことは、たぶんないんですよね。そう思うと一期一会の旅です。

音楽祭に参加した別の小学校の当日の動画がYoutubeに上がっていました。この歌とユニフォーム、覚えています。白いリボンが可愛かった。


Brackenhurst Primary School Choir の演奏

当初の予定ではドラキーズの定例水曜日コンサートも聴くはずでしたが、フライトが遅れたことでその日のうちに乗り継ぎすることができず、終演時間までにまにあいませんでした。

これはもう仕方のないことでしたが、後になってちょっとだけ好きなメンバーのソロがあったことを知り・・・ちょっとだけというか、結構好きですが・・・、今さらながらカタール航空許せんと思い始めています。20時間のロスは随分ですよね。

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それでもこの地にいるというだけで嬉しくて、おまけに身の回りの物がみんな好きで、
白雪姫が住んでいるみたいなコテージと牧場の馬、明け方からうるさい野生のガチョウ、近所のスーパーで売っている安いグラハムブレッドとか、青くさい昔っぽいトマトや、味の濃ゆ~いジュース、ドラキーズ学校までの木々の茂った道(時々ヒヒ系お猿がいて恐いけど)、幸せすぎる毎日でした。

すべてお伝えすることはできませんが、印象に残ったことを書きたいと思います。

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まずは今回の旅とは関係のない時代の動画ですが、アバの「ザ・ウィナー」を歌うboysの深く優しいアルトからお話しします。精緻でありながらテクニックを固執しない自然さを持った声ですね。

2番目のソロは若いテナー。その若い低音が加わった合唱は欧米にも多くあり、「厚みがある」といった表現をするようですが、ドラキーズのハーモニーにはそんな言葉では語りきれない音の世界を感じます。

何よりこの人数での演奏を、ドラケンスバーグのこのホールでどうしても聴きたかった。束縛のない地で歌う彼らの姿をこの目で見たかったのです。

アバがヒットしていた時代、この曲には思い出があります。好きな曲をその曲への思いを汚されることなく、他の歌い手が素敵に歌ってくれる。それは本当に嬉しいことです。

あ~、この歌を好きだった人がいたんだ・・・と懐かしむ時間を壊されたくない。ドラキーズの歌の心地良さをどう表現していいかわからないけれど、コテージ村で過ごしている間にたまたまメイドさんたちの歌を聴いて、なんとなく感じたこと。

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メイドさんたちは各コテージをまわって掃除やベッドメイキングしてくれる。その仕事に出る前に集合場所で皆で歌っていたことがあります。リードボーカルの人がいて、コーラスをつける役割もきまっているみたい。彼女たちは生活の一部としてきっと普段から歌っている。もしかしたら人前で歌うこともあるかもしれないけれど、本業は歌手ではないのです。それなのに私たちを泣かせるほどの歌声でした。

どうして涙がでるのかわからない。ドラキーズの歌も同様なのです。聴くとなぜか泣ける。

それほど天使のような美しさとか儚さなんてないのに、涙腺を刺激する。心に突き刺さる。心のツボを突かれて、痛くないのに泣いてしまう。

そんな私たちをよそにメイドさんたちは豪快に笑って、こんなポーズをしてくれる。
あれだけの歌を歌いながら、・・・なんちゃってみたいな顔して仕事に行ってしまう。

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合唱団では校内でコンペがあり、自分の得意なレパートリーを発表するそうです。優秀な子はそれをコンサートで披露するチャンスももらえる。

なんかそういうことで、コンサートの演目は与えられるだけでなく、皆で作り上げていくように思われます。子どもたちにチャンスをあげる。場数が増えればうまくなる。相乗効果でどんどん力を蓄えていくみたいですね。

ライオンキングやクィーンの曲、シスターアクトなどは昔から歌っていますが、今回の音楽祭でも新しい映画の挿入歌など取り上げていました。

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ステージの正面上部にはパイプオルガンの管がコンパクトに収まっています。開演中はライトを落としているので、カラフルな照明をあてると、暗い中にパイプが浮かび上がります。

その左右には天井からスクリーンが下がり、演奏中の曲や出演者、ソリスト名などが表示されます。またイメージ画像なども投影され、ステージ効果につながります。

最前列の座席はステージと同じフロアです。2列目から最後尾までは階段状になっているすり鉢状で扇型。3個の入口にそれぞれ階段があり、指定された入口でEチケットを見せると座席まで新入生(newboys)が案内してくれる。

学校の制服姿で、案内してくれるんですよ!

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プログラム

Music in the Mountain (MIM'S) 2018

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4/27  11:00  「Choral Splash」
Durban Girls’ College 合唱
Whitestone School Choir (Bulawayo in Zimbabwe) ミュージカル
Drakensberg Boys Choir 合唱

19:00
Watershed  ロックコンサート

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4/28 11:00 「Choral Scherzo」
Reddam House Umhlanga Orkestra and choir
Armonia Choir(Pretoria)
Brackenhurst Primary school Choir (Alberton)
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15:30
Durban Youth Orchestra オーケストラ
DBChoir  オケとの共演

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19:00
DBChoir : Bernstein Centennial バーンスタイン生誕100年記念

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4/29 8:30 :Sunday church service 教会ミサ

11:30
DBC Old Choir 合唱
Afrikaanse Hoer Meisieskool Pretoria:オーケストラ
Midlands Youth Choir 合唱

15:00
Michaelhouse Marimba Band マリンバ演奏
DBChoir 合唱

19:00
DBChoir : Bernstein Centennial バーンスタイン生誕100年記念

4/30 8:00 :Foumder's day Assembly 創設者タンゲイ氏の日 式典

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11:00  「Choral Jamboree」
Afrikaanse Hoer Meisieskool Pretoria  オーケストラ
East Rand Children’s Voices 合唱
DBChoir 合唱

15:00
DBChoir  水曜日コンサート再演

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実はプログラムというのは特に配布されてなく、公式で発表されたものも少し変更があるみたいなので、FBの記事と自分のカメラロールの記録から起こしてみました。だいたいあっていると思うんですが。

4日間で10回のコンサートです。入場料は多少ばらつきがありますが平均1500円程度です。児童生徒の参加もあるとはいえ、クオリティは申し分なく本当に満足度が高いです。ドラキーズが端々に出演し・・・端々ってのもおかしいですが、共演などもあるので、結構「また出てきた」感があって嬉しい。

それにboysは出番じゃない時に、会場のサイドの席や階段に腰かけて待機していることもあります。まあ振り向けば見えるという贅沢な環境です。勿論そんなにはチラ見とかしてないつもりです。coldsweats01

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27日の夜の部にWatershed ロックコンサートというのがありました。ウォーターシェッドと読めたので検索したら、防水バッグとか出てきちゃって、どうも日本では知られてないようです。20年ほどキャリアのある南アのロックバンドで、アコースティックなソロなどもあり楽しみました。

特にL.コーエンの「Hallelujah」は本当に素敵でした。

ステージを囲むように緩いカーブを描いた座席配置なので、向こう端の客席の様子が見えるんですね。そこで見えたのはスマホカメラの照明をオンにして、ペンライトみたいに頭上でウェーブさせている観客。真っ暗な席に丸い小さな光がたくさん揺れていました。

そうなんだと思い私もやってみる。「♫ハレル~ヤ」の歌に合わせて皆がスマホを揺らしてる。Boysもやっています。歌っている人もいたかなぁ・・・あったかい雰囲気でした。

このコンサートではドラキーズも完全に唯のファンとなっていました。振り向いたら学校の制服を着て、階段で踊りまくっているboysが見えたので大笑いしてしまった。こっちのほうがおもろい。

でも彼らには門限があるのです。natalさんが教えてくれて気がつきましたが、夜8時半ごろHeadboy(生徒会長みたいな存在)が声をかけたそうで、数分後にはいなくなっていました。自由だけど、自治精神が強い。

同じく「Hallelujah」は、ドラキーズの演奏でも聴けました。28日のユースオーケストラとの共演です。これは待ち時間にリハが聞こえてきたこともあって期待していました。

本番では♫ハレル~ヤを客席も大合唱な雰囲気で盛り上がりました。ソロの一人は来日しなかった子。歌える子が多いですね。そしてこの曲は驚くほど愛されている。

他にもソリストの登場に拍手しました。Angus君はなかなかチャーミングな声です。クラシックなソプラノもきれいですが、まだちょっと自信無げで緊張気味。大丈夫かなと心配しながら聴いていました。(満身母心となる)

ポップスはリラックスしていてリズムの取り方もスマート。軽く高めの声で歌います。

「Doo be doo」という南アの曲です。同じく去年来日したソリストのBandile君とのデュエットで、このBandileがまたまた上手になって、迫力が増しました。可愛らしいAngusの横で、腹の底から歌うわけです。 良い意味で怪物でした。会場もBandileのソロが始まると騒ぎ出す。もうわかってるんですかね。
追記:5月29日  このとき2人の間でもう一人歌っている子がいました。日本には来てなかったメンバーでした。

Sam君も持続する低音で驚きました。声量があってコーラスを引っ張っていきます。
去年川崎で演奏中に彼の声が聞こえたことがありました。おちびさんでしたが、(今も・・・)よく通る声でした。あれから9ヶ月ほど、ソリストとして歌えるようになったんですね。上手なアルトの子によくある、高音まで出せるタイプと見えました。


「グラディエーター」から、Now we are free (スイス・バーゼル公演より)

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28日と29日にあったBernstein Centennial (バーンスタイン生誕100年記念)は、オーケストラではない楽器の選択で、独特の世界観を出していました。ミュージカルからクラシックまで幅広く活躍したバーンスタインの作品群を現代音楽的に(私の印象です)アレンジし、そこにドラキーたちが歌い踊り、そしてチチェスター詩編では静寂のソプラノソロを聞かせてくれました。

29日はリピート公演ということで、私たちは最前列の席を頂けました。すごい!ソロが目の前で聴けるんです。

前日の公演は時差ボケの睡魔襲来で、午後7時半ごろですかね。日本時間の深夜ですが、猛烈に気持ちよくなってしまったので、29日はリベンジ。勿論ずっと眠かったわけじゃないです。Boysが歌い踊り、ステージの前方5~6人が出てすごい可愛い振りをするんですよ。瞬間に目覚める!そうかと思うと、南アの国旗を背負ってスーパーマンみたいに会場を駆け巡る。今思うとあの2人は、合唱団で一番の大きい君と小さい君です。

小さいSeth君はKatlego君の半分もないかもしれない。Sethは柄のついた国旗を元気よくふりまわしていました。

ミュージカルでは「ウエストサイドストーリーとか・・・それしか知らなかったので・・・笑
卒業生のLiam君が「Somewhere」を熱唱。白シャツを腕まくりした姿がフレッシュで、トニーの雰囲気だしてました。卒業生が結構出演しているんです。

どのシーンだったか、ステージに犬が迷い込みました。正確にいうと会場に・・・ですが、ステージと一体化しているので、そのまま侵入しチョロチョロ散歩すると、再び階段を上がって私の視界から消えました。黒いミニチュアダックスのさらに小型な子で、暗い中で目立ちはしませんが、前にも犬が入ってきた話を聞いたことがあったので、そのおおらかさが可笑しい。スタッフが捕まえようとしていましたが逃げてました。お客さんの犬でしょうね。

さて、待望のボーイソプラノ・ソロは、Geo君が歌う「Adonai roi」
ソプラノソロは少ないので、やはり聴けると嬉しいです。

通りすがりのかた(boysのママ?)が、ここにいるとトイレが長くなるわと笑っていました。会場の裏手にあるトイレは、リハが良く聞こえます。やることなくてもトイレで聴いていたくなっちゃう。

自分たちは子供のように遊んでいました。大きな空と山に守られて、漏れ聞こえる美しい音楽を聴くともなく聴いている。なんて平和な時間だったろうと思います。

昨年の日本ツアーでは経験できなかったゆったりした空気がここにはありました。


向こうに見えるのは教室棟。芝生斜面の左上には寄宿舎、右に下りるとラグビーコートがあります。あとは空と山・・・。

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Drakies チチェスター詩編 第二楽章 Adnai roi

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to be continued・・・

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8月30日追記: 昨日ドラキーズの水曜日コンサートで演奏されたモツレクの「ラクリモーサ」が公式からアップされました。

山の音楽祭のときも、バイオリンが素敵でした。このようにクラシックのときは荘厳に変身するboysです。

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