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2018年6月 4日 (月)

WSK *6月3日名古屋公演* Haydnchor

ようやくです。

初ハイドンで気持ち少しが高まってきました。あと2週間しかないけど、今年はこんな感じで落ち着いています。なのでロスはないと思われます。たぶん・・・

久々にメモ魔になりました。名前は演奏が始まってから休憩をはさみ現場漬けで覚えました。たぶん大丈夫。でも一度きりしか見ていないので、くまなく書くことは無理。今日はとりあえずの感想です。

この日はBプロでした。

Aプロとのバランスが半々でなく、圧倒的にBが多いですね。曲目だけ見た印象では、Bのほうが自分は好みです。まぶしいくらいの選曲かもしれない。
Aは親しみやすい曲も多くそっちが好きというかたもあるみたい。公式の全公演で8回しかないので、すでに聴きたくても聴けなかった公演地もありますよね。

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グレゴリオ聖歌は歌いながら入場しました。後方から中央通路を歩いてステージにあがりました。できれば拍手よ止んでくれと期待していましたが、歌声よりむしろ盛大・・・。

引き続き立ったままで指揮を続けるジミー先生。Boysの声を一心に聞いている感じ。「主に向かいて歌え」は古典的な曲調で繊細なハーモニーを静かに聴きたい曲。

3曲目で先生がピアノの前にシャキッと座り、クープランの「歓喜せよ」が明るく晴れやかに会場に響きました。これは前回ハイドンも歌いましたね。

カルダーラの「私は生ける糧なり」は、好きな曲です。このステージでは中央にチェロを弾くジミー先生。向かって左側にGabriel、Simon、Kodai君、右側にMoritz、Stefan、Andrei君が並んでいます。Kodai君とMoritzのデュエットで始まりました。Kodai君のソプラノは硬質で艶やかですね。Moritzの声はソフトで対象的な感じです。メゾからアルトまでこなせそう。柔軟な声はこれからいろいろな曲で登場することになります。
チェロの包み込むような弦の音と6人のboysの声があわさり素晴らしかったです。

映画シルクロードのときに、ヒビキ君とカイ君(カヨーデ)が歌ったのを覚えていますか?

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ハイドンの「くるおしく浅はかな心配は」 、これも定番ですが、ピアノ伴奏がものをいう曲っていう印象があるんですね。ジミー先生のピアノとBoysの声と相性がよく、かつ華麗なる演奏で聴きほれます。

MCにYanosが立ちました。13歳ですって。YouTubeで見てきれいな子だなと思ってましたが、見ると本当に華奢ですね。「友達が歌います」と曲紹介をしてくれました。モーツァルトの「汝により守られ」です。会場で配られたセットリストの順番が違っていたのでアレッと思いましたが、公式のほうに忠実でした。

美しいデュエットの代表曲といってもいいこの曲。GabrielとMoritzが歌いました。Gabrielのほうが声質が高いようです。やはりMoritzの声はハーモニーを作るキーパースンですね。緊張気味に見えるMoritzに対し、なんと自由にリズムに合わせて体中で表現するGabriel。

モーツァルトだけど身体揺れちゃう。リズムというか♪ごとにタイミングを合わせてる感じですね。シンコペーションとかだと忙しいね。でもじっと見ていると、こちらもリラックスしてくるのです。

昔のように後ろ手に組んで歌うのは美しく憧れですが、こんなふうに歌うのも良しと思えてきます。そういえば、昨年ぐらいまでに卒業していった前ハイドンコアのメンバーも、同じような歌い方でしたね。ステージを見ていると、気持ちを集中させているのがわかり好感が持てるのです。

グノーの「アヴェマリア」  また美しい曲で、ソロはMoritzです。ソフトな声で優しい旋律にあいますね。ちょっとだけ気になったのは、気持ちうつむき加減に歌ってるぽい。
ハイドンコアはすべて暗譜で歌います。なので目線を楽譜に落とす必要もないし、なんかもったいない。もっと顔をあげて前を見て歌ったらどうでしょう?

バーンスタインの「チチェスター詩編」は、生誕100年ということでここ数回の記事でも取り上げました。このBプロの中でも珠玉だと思います。

「Adonai roi」のソロはJanが歌いました。これはヘブライ語なんですね。「主は私の羊飼い」は詩編23ですがラテン語と印象がかなり違いますね。

Jan、正直かっこよいですね。180cmぐらいあるそうです。それは音楽とは関係ないのですが、堂々と凛々しく歌手としてステージ映えするので、ついじっと見つめてしまいます。

オケや大人の合唱団との共演だと壮大な演出になるし、ドラキーズのようにマリンバやハープと打楽器との組合せでモダンジャズのような斬新な演奏も楽しめます。

でもここで用意されたのは、ピアノの他に小さいジャンベみたいの、フレームタンバリンみたいの。(実物を手にとれないので、・・・みたいのという適当な表現ですみません)

非常にシンプルです。そのシンプルがまたソロをフィーチャーして良かったと思います。

映画「天使にラブソングを」から「オーハッピーデイ」のパフォーマンスは注目です。

プログラムを確かめようとちょっとの間手元を見ていたら、いつのまにかステージ上でBoysが3個ぐらいのブロックにわかれていました。

私の前にいたのは、Yanos、Simon、Leoなど5~6人・・・Moritzもいたかな。一回じゃ覚えきれない。センターの一番前にはRishanがいて、彼がソリストです。

歌あり、ダンスありのパフォーマンスでしたね。楽しいけど、第一部の最後として、もっとはじけてほしい感はありました。

note shine note shine note shine

第二部はいきなりシュトラウスのワルツで始まりました。こういう構成って珍しくないですか。

ウェルナーの「野ばら」は前奏が美しかったです。ジミー先生のピアノは心惹かれる高音がときどきあります。boysの声をより素敵に聞かせる伴奏が折々にあるのですね。

ソロはMoritzでした。ウェルナーの野ばらは合唱のみで演奏されることがこれまで多かったですが、Moritzの歌は小輪のバラのようなチャーミングさを醸し出して、ハミングで歌うハーモニーも新鮮でした。

ハミングの巧みさに共通するのは、順不同になりますが、「コンドルは飛んでいく」やタイタイックも印象的でした。

私の世代はペルー民謡というより、サイモンとガーファンクルのヒット曲として、「コンドルは飛んでいく」を死ぬほど聴いているんですね。それでこの曲を好きなかたもあると思いますが、鮮度を感じなくなっているかたもあると思うんですね。 ← 自分

WSKは南米ツアーがあるので、わりと歌い続けているようです。日本公演でも歌ったことがあるし・・・。自分は何を言いたいの?つまり聴きなれているはずなのに、今回のアレンジや演奏や歌声に感動して、誰も泣かないところで、なぜかうるっと来てしまったという話です。

ハミングが独特でトントントンのような音声なのです。ボイスパーカッションほどのリアルさは勿論ないのですが、リズム的にペルーの民族楽器を模しているのかな? 心にこの音がヒットしたんですね。

ソロはJanでしたが、プラスしてコウダイ君の声が良いですね。これまでに聴いたWSKのコンドルで一番好きです。

それと、ハミングが良かったのは「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」ですね。これだけ多くの人から指示されるきれいなメロディであれば、ピアノとソロだけでも完結してしまうと思うのですが、あえてアカペラです。

ソロは再びJanでした。ウィーンらしい発声で特別感情移入しているような歌い方ではないのですが、ハミングがまるで伴奏のように聞こえました。ソロを生かし、ハーモニーも生かす音つくりで素晴しかった。heart02

ヘンゼルとクレーテルからの「私は小さな眠りの精」と「夕べの祈り」も特筆です。

ステージからメンバーがどんどんいなくなり、3人と先生だけが残りました。

たった3人残ったことが、オペラのシーンを彷彿とさせました!

Moritzの砂の妖精は、シィー!と人差し指をたてて歌います。表情が生き生きしてオペラを演じているようで、自然とMoritzが砂をまく姿が目に浮かんできました。

それからSimonとJanがヘンゼルとグレーテルに扮して「Abendsegen」を歌います。扮してと言っても立ったままで普通に歌うだけですが、私は2人がひざまづいてお祈りしながら歌う姿を考えずにはいられなかった。なんならSimonはおさげのウィッグをつけても似合うのでしょうから、(これは禁句だけど)、可愛らしいグレーテルになれると思いますよ。

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この曲の演奏が終わると舞台のそでに引き上げていたboysが、勢いよく走り出てきました。でも隊列になるのではなく、センターで一塊になっています。ウズベキスタン民謡で「水の女神」は、そうしたユニークなフォーメイションで演奏が始まりました。

ニシュカバニャに通じるようなエキゾチックなメロディです。ソロはGabrielです。boysのダンスが不思議で、両手を挙げたり下げたり、引っ張る仕草など、何を表現しているかどこかに書いてありましたか?あるいは、シルクロードのDVDを見ればヒントがあるかもしれませんが、今その時間がないので疑問符のままいきます。

第二部のMCは、Janis、Aaron、Haval、Lorenzでした。もう何度もやっているとはいえ、やはり緊張するのかな。Lorenzが話し終えて自分の場所に戻ったとき、にこやかに隣の子に笑顔を返していました。 今日も無事終了みたいに思ったのかしら。

その笑顔が輝いてみえました。

あとまだ書き足りないのですが、メモを見ても思い出せないことや曲自体を忘れてしまったものもあるので、今回はこのへんで。

今回は記憶違いもあると思いますが、随時修正していこうと思います。

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コメント

maa様
今はただただ感動です。本当にたった一度の演奏会でこれだけ細かい感想、演奏会自体を網羅されているあなたの耳と目と記憶力と筆記力には脱帽どころではありません。感動しています。
残念ながらソリスト君達の声まで聞こえては来ませんが、ステージが浮かび上がってきました。
ありがとうございます。maa様の演奏会感想記はいつも素晴らしいです。

投稿: ek | 2018年6月 5日 (火) 22時52分

ekさま ありがとうございます。
自分は音楽ド素人なので、長いこと合唱の世界にいられたかたから、こんな言葉を頂けると、恥ずかしいやら嬉しやら・・・です。
名古屋まで往きは新幹線でしたが、帰りは夜行バスにしました。友人たちと別れてからバス出発の23時15分まで、たっぷり時間があったので、感動の余韻がまだ残っている間にと思いこの記事は名古屋で書いたものです。
中国の民謡が実は素敵な演奏だったのですが、曲そのものを忘れてしまいました。YouTubeや中国の動画サイトを検索しても出てこなかったので、メモにはあれこれ書いてありましたが記事にすることはできませんでした。他の曲は有名なものや好きなものが多く、こんなラインナップも珍しいんじゃないかというくらい、ひとつひとつを楽しんで聴きました。
今年がバーンスタインの生誕100年で、このツアーでも「チチェスター詩編・第二楽章」が演奏されています。南アで聴いたドラキーズに始まり、古い録音も含めたくさんの演奏に触れ、改めて詩編23に心を奪われています。
ekさんはWSK72年組のオペレッタはご覧になりましたか?72年組の「ヘンゼルとグレーテル」の写真を見るたび、実際に公演に行かれたかたを羨ましく思っておりました。今回のツアーでは2曲が歌われ、歌声だけでも念願かない嬉しく思っています。

投稿: maa | 2018年6月 6日 (水) 20時40分

maa様
穴が有ったら入りたくなるようなお返事ありがとうございます。
私などただ20年余りを合唱団に在籍していたというだけで、皆さんの足を引っ張ってばかりでした。在籍中、maaさんに私達の演奏会聴いていただかなくて良かったです。でも、もし聴いていただいたとしたら、どんな感想をお持ちになったかな~と想像しています。きっと厳しい感想が並ぶと思われます。
maaさんの演奏会の感想はいつも感動しています。maaさんがいかに熱心にまた愛情を持って楽曲に向き合ってくださっているかが良く伝わってまいります。素敵な事です。
これからも素敵な演奏会評を読ませてくださいね。
はい、72年組のヘンゼルとグレーテル見る(聴く)機会を持ちました。大旅行計画中だったので 貯金の為、演奏会に行けた回数は少なかったのですが、C君のお母様に演奏会等のご報告をせねばならなかった事もありましたしね。帰国して隊のソリスト等が変わり、C君はお父さん役をつとめる事になったとお母様からご報告がありました。ですから、このオペレッタはちょっと思い入れがあります。今回のハイドンコアのプログラムにこのオペレッタの名前を見つけた時は心踊りました。

投稿: ek | 2018年6月 6日 (水) 23時33分

ekさま
「ヘンゼルとグレーテル」に思い出もお持ちなんですね。ウィーン情緒のあるオペレッタが多い中で、これはちょっと違いますけれど、お菓子の家は誰でも知っている題材で親しみもありますし、主役が子どもたちなので楽しいですね。
72年録音のWSKのレコード(CD)に「夕べの祈り」が入っており何度も聴きました。
今回はAプロが少ないですが、Bプロの曲が素敵なので満足しています。
明日から3日間連続でコンサートです。

投稿: maa | 2018年6月 7日 (木) 20時25分

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