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2019年3月10日 (日)

ヤナーチェク「利口な女狐の物語」 * Mozartchor

WSKのHP公開画像で、ヤコブとフェリックスは青いオーバーオール姿、いかにも作り物っぽい細工の金髪(本当は黄色)と茶髪(カフェオレの色)のウィッグをつけています。ポップなそばかすのメイクがとんでもなくキュートです。

 

写真が楽しそうなのでずっと気にはなっていましたが、詳しいことは知らずにいました。

 

何が何だかわからないという方は、こちらで写真を見るとなるほどと思いますよ↓

 

https://www.wienersaengerknaben.at/geschichten/schlaues_fuechslein

 

 

それで、なんとか情報源として動画を見つけたのですが、そこにWSKが登場するシーンはなかった。オペラの会場はウィーン楽友協会黄金の間。

 

このインタビューの途中に挿入されているオペラの様子から、なんとなく想像できると思いますが、スクリーンに穴が開いていて、そこから役者さんの顔だけが覗いています。

 

身体の部分は絵や映像として投影される仕組みです。

 

オケのバックにスクリーンがあるので、映像だけが流れている時には、音楽が主役のようにも見える。

 

役者たちは動物や昆虫の着ぐるみをつけることもなく、舞台には大道具もない。足元に草が生えているくらいかな。二次元の世界から、時々飛び出る絵本のように三次元が展開されるのです。実写とアニメの融合のようでもありますね。

 

 

 

演奏はクリーブランド管弦楽団(アメリカ、オハイオ州)で、昨年10月に創立100周年の記念イベントだそう。

 

楽友協会のインスタでも、大人の出演者だけがカーテンコールで並んでいました。

 

もともと告知の段階で、WSKのソリストはEin Wiener sängerknabと書かれているだけ。

 

その下に、Sopran (Grille / Frosch / Pepik)と、Sopran (Heuschrecke / Frantík) となっていました。

 

三人の童子としてテルツが「魔笛」にゲスト出演するときも、主催者や歌劇場の視点になると、少年合唱団の名前すら出ていないこともありました。バイエルン歌劇場の日本公演では、プログラムに名前も写真もなかったですね。(だからプログラム買わなかった。)

 

Boysは合唱団員として出演するため、個人名は伏せられてしまうのですね。取材でもあれば、きっとファーストネームぐらいは紹介されて、YouTubeなんかにもあがっていたかもしれない。

 

オペラの企画自体は面白そうな演出ですが、黄金の間というクラシックの殿堂に巨大スクリーンを配したことについては、賛否があったかもしれません。ネット上の評価を読んだだけなので、詳しくは書けませんが、パフォーマンスについては好評だったようです。

 

 

フェリックスとヤコブは森番の息子ぺピークとその友達フランティーク役で出演しました。

 

彼らはスクリーンのこちら側にいて、全身が見えています。一方昆虫の役で出演したBoysは、スクリーンの穴から顔を出して演じていますね。

 

キャスティングは、Grille = コオロギ、Heuschrecke = バッタは、ヒュンソウとイェトミールですが、蚊のようにも思えます。  Frosch = カエル役は誰だろう?

 

コーラスでは全員が黒シャツ姿で歌っています。非常にクール!

 

 

ところがこんな映像がありました!

 

19秒からのシーンは、ヤコブとフェリックスではないですか?

 

あらすじとしては、森番が捕まえたキツネを家に連れ帰る。ペピークとフランティークが棒でキツネをつつくと、怒ったキツネがペピークにかみつくというシーンです。

 

そして思った以上にアニメチックで動きがあって本当に面白そう。

 

この作品はDVDにしてほしいなぁ。なんなら受注生産でいいです。高くても買います。いくらでも待ちます。

 

 

 

 

 

WSKの日本公演では、もはやオペレッタが演じられることはありません。

 

でも全公演の中に数回、30分くらいのオペレッタがあると楽しいでしょうね。古き良き時代の女装は無しで、このヤナーチェクのように虫とカエルとキツネでいいのです。

 

楽しいオペレッタ、是非日本公演に組み入れてください。

 

Little-vixen002
ほんの一瞬ですが、カーテンコールでboysとルイス先生らしき姿。下記URLの1分9秒あたり
https://www.youtube.com/watch?v=_13TL-7Yn0M

 

 

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