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2019年5月 9日 (木)

WSK* ブルックナーコア(板橋区立文化会館大ホール・サントリーホール)

二つの会場でBプログラムを聞きました。もたもたしていると、もう週末には新しいコンサートがあります。なので遅まきながらざっくりとBプログラムの感想を書いておきます。

感想というのか、報告程度の感じですがご容赦ください。

第一部の1曲目は、「喜びたまえ」

そうです。ガウダーテですね。(彼らはガウデテと発音してますね)

会場の後ろからタンバリンが聞こえてきます。中央よりの2本の通路をboysが歩いてきました。でも歌ってはいません。聞こえるのはマノロ先生がたたくタンバリンの音のみ。

 

私の想像を聞いてください。あくまでも想像です。

マノロさんsaid:「はい、君たち聞いてくれ。お客さんが拍手をしなかったときだけ、〇〇拍目で歌いだすんだ。1人でも拍手をしたら、歌わない。日本のお客さんは拍手で迎える習慣があるからね。でもそれでは演奏が聞こえなくなるから、そのときは舞台にあがって拍手が収まるのをのを待つ。私の合図に注意すること。いいかい?」

と、まあ妄想の極致ですが、そんな打合せをしていたのではないだろうかと思ったのです。 だってそうでなければ、通路から入場する意味がないじゃん。笑・・・何言ってるのって思います?

私は拍手で演奏が聞こえなくなるのはいやなので、こっちが拍手をしないか、向こうが拍手のあとに歌うか、どちらかであればいいのです。

ガウダーテはそんな幕明けでした。そしてそれは板橋もサントリーホールも同様でした。

ソロはネイサン、マリス、アダム 、アンソニー、ダビット、フィリップ、ヤコブ・・・かな。代わる代わるなので、定かではないですが。ネイサンのハイソプラノが安定してる。声量はアンソニーが小さいのにすごいかもしれません。マリスはチャーミングな声ですね。

先生は挨拶の中で、令和の時代が始まったことおめでとうと言ってくださいました。あとはいつもの調子でイタリアンなイントネーションで楽しい日本語です。

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次のパーセル。とても好きです。一番に思い出す2012年のシューベルトコア。大好きでしたよ。もっと聞きたくて、初めてチケット買い足したクラスでした。

ブルコアの演奏はシューコアとは、選曲もアレンジを少し違っていました。

最初は「来たれ、汝ら芸術の子らよ」フィリップとマティウスの2人がソロ。

次の「 Strike the viol  バイオリンをかきならせ」のソリはユニゾンでした。フィリップとマリスかな。・・・メモの文字が判読できず、なぜなら頭文字しか書いてないので・・・

シューコアの時はマティアスとパウル、バスティアンが歌いましたね。ハモリに動きがあって、今回のブルコアより力強い印象でした。ブルコアは先生は豪快ですが、boysの声は繊細。

3曲めはWSKで聴くのは初めてでした。ソプラノのアリアで「Bid the virtues, bid the graces」 ネイサンのピュアな声が哀しげで美しかった。その横でダヴィットが声を合わせる。でもほとんど同化して聞こえました。芯というか張りのある声ですが、抑え目に歌っているのか、自分を出すことはしない感じです。

2人とも上背があって170cmは超していると思うけど、姿も表情も静かで、圧がなく涼しげで清らか。4曲めは「 See Nature, rejoicing」これは終曲で王道。個人的には「Sound the trumpet  トランペットを鳴らせ」も聞きたかったです。

 

スィメオン君のMCで、「サバの人々は来る」の紹介。4年前もやりましたねこの曲。あの時も別のフィリップがいて、ソロが素晴らしかった。今回のソロはネイサンとダビット。2人はよく登場しますが、後列のアクティブなフィリップ、マシュー君のエンターテイナーぶりとは違って、物静かに佇む様子が気品というか・・・素敵ですね。静かにトップソロを務めつつ、ゆるぎなくコーラスを支えているのです。

あんまり可愛いとか素敵とか言うと、音楽を聞けという人も世間にはいると思うので、なるべく書かないようにとは思っていますが、子どものころから好きな合唱団なので、どうしても貴公子に見えてしまう。年少の団員は天使に見えてしまう。それは昨日や今日に始まったことではないので、今さら変えられません。それがファンというものです。勿論音楽が素晴らしいから、彼らをサポートするの。

 

そのあとのシューマンがとっても好きです。MCはヤコブ君。

こういう歌曲を聞くと、やっぱりウィーン少年合唱団だなあと感慨深いものがありますね。今回のブルックナーはソリストを代わる代わる用意してくれて、だいたいメンバーは把握できたのですが、4年生のベテランから11歳のアダムまで多彩です。

シューマンの3曲はコーラスの良さが秀でていて、安心して聴けました。

ウェルナーの野ばら。ひょっとして美智子上皇さまがお好きだということで、今回もプログラムに入ったのでしょうか? またサントリーかオペラシティホールにお越しになられたらいいですね。

7人が前に出て歌いました。またしてもメモが頭文字で、今となっては怪しい。たぶんネイサン、ダビット、スコット、フィリップ、エリアス君、ダニエル君とティモ君。優しいうえにも優しい歌声でした。ブルコアは声高めなんですね。4年前もそう思いました。

 

MCはティモ君で ローレライとアベマリアの紹介。もうサービス精神の塊のティモ君。ナイスキャラのティモ君。

ビーブルの「アベ・マリア」

中央のピアノの前にネイサン、ダヴィット、フィリップが立ち、ステージの奥の縁に沿って、弧を描くように等間隔で他の団員たちがならんでいます。

板橋では左側が良く見え、サントリーでは右側が良く見えました。

最初のソロは左側からマテウス君だったかな。忘れてしまいましたが、右側からはマリス君が歌っていました。これはもう珠玉の合唱といえます。言葉をなくす天上のハーモニーです。

ダヴィット君がプログラムに書いていますが、「短いソロがはさまれていて、ア・カペラの曲なので、みんなの声を聞きながら歌わなければなりません」まさにその通りの情景です。それぞれの団員たちは、この難しいフォーメイションの中で、みんなの声を聞きながら、歌っているのだと思いました。余韻が余韻を呼びます。どうぞ完全に音が消えるまで耳をすませていて下さい。

 

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第二部はミュージカルで有名になったスタンダードな曲から日本の歌、そしてウィーンに戻るという構成で歌われました。

「ワンダフル・デイ」で元気よく行進しながら左右から登場すると手拍子がおこります。

次のMCはアダム君。歌うときは、なんか固まって歌うんですね。でも時々それがほぐれて良い味を出してくれます。

MCの時マノロ先生は、子どもの隣りに立ち、うんうん頷きながら「ハイ!」と声をかけたり、それが楽しくてboysも笑うし、そうやってMCの緊張をほぐしてあげているのでしょうね。とにかくat homeな空気に満たされています。

曲はライオンキングから、「愛を感じて」ネイサンとマテウス君で歌い始めます。最後のソロもきれいだった。余韻はいつも感じています。

次の「レット・ザ・サンシャイン」は私の年代にはちょい懐かしい曲ですが、合唱団がとりあげるのは珍しいですね。ミュージカル「ヘアー」が初演されたのは1960年代のベトナム戦争の頃ですよね。ロン毛が当たり前だった時代のロックミュージカル。ドラキーズなら自然体とも思えますが、WSKの発声ではとても難しいと思います。でもソロとコーラスでメリハリをつけ、高音のハーモニーもきれいでしたね。メロディがきれいだし、これもありかなと思います。

ピアノを弾いていた先生が、客席に求めるように自身が手拍子を打ち始めました。私はおとなくしくしていましたが、本当はもっと動きたかったですね。ロック魂が燃え損ねてしまいました。ネイサン、マリス、アンソニーは頑張りました。サントリーのメモにはフィリップの名があるけれど、どうだっかたな?

ウエストサイドストーリーから「サムウェア」。これもハーモニーがきれいでしたが、アカペラで聴けたらなと、ふと思いました。

 

次は楽しみにしていた「シールララバイ」

数年前に韓国でシューコアが歌ったを聴いていました。ウィテカーの曲をそろそろとレパートリーに入れてきた頃だったかと思います。すごく素敵だったので、YouTubeで調べました。無名の合唱団が歌っていました。それもきれいだった。

ピアノが主旋律を弾き、合唱がそれにあわせハーモニーで応える、後半の歌詞のない部分が特に美しい曲です。

次も待ちに待った、4年間待った?「YELL」 4年たったけれど、ブルコアのYELLはちっとも変っていなかった。いろいろな思いがあると思います。思いなんてない人もいるかもしれません。でも誰かにYELLを送ること、送られること、それは生きている誰もに体験してほしいことです。この齢になっても、励まされているように思えて嬉しくなる。CDにならないかな・・・と今年も思っています。

上皇陛下と上皇后陛下により「歌声の響」のMCはネイサン。歌声と同じピュアな話し声でした。

「ふるさと」は、サントリーでは数人が前に出て歌いました。(板橋ではどうだったでしょう?)

またしても頭文字で、M,A,N,D,P  M,K,M・・・・・のメモ。解読してください。自分の記憶では、マテウス、アダム、ネイサン、ダヴィット、フィリップ、ピアノをはさんで、マシュー、ケント、マリスかな。

最後のMCは日本人のケント君。彼は小柄ですが話す声は落ち着いた高めのテナーで、日本語が正確です。会場からほ~っというため息がもれていました。

「ハンガリー万歳」は久しぶりに聴いたような気がします。最後の掛け声がかっこいいんですね。少年合唱団だからできる、この声!

そのあと再びマノロ先生のMCで、「美しく青きドナウ」の紹介。みなさ~~んと伸ばして言うのが面白くて、会場の笑いを誘いました。

 

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YouTubeを探したら、ないと思っていたブルコアの近影がたくさんありました。ところどころに挿入されている動画ですが、ちゃんと名前までスーパーで入っていました。単純に自分が見ていないだけでしたね。

 

 

 

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この動画は韓国のテレビです。4つのコアを万遍なく網羅しているのですが、モーコアだけは超古い映像で、ボミ先生の時代。

韓国だから自国のカペルマイスターを出したのかもしれませんが、私が思ったのは取材の時にウィーンにモーコアがいなかった可能性。

昨年は11月末からマリアツェルとかドイツ公演が入っていましたからね。この番組の時期を考えると、現役のモーコアには取材班が会えなかったのではないでしょうか。

さて画面を良く見てください。黒い背景なのでわかりにくいですが、日本語字幕を入れてくれていますよ。目を凝らして見れば、ハングルの翻訳がわかりそうです。

ココに出ているのがスィユ君(アンソニー君)。彼は韓国出身なのですね。

ちなみにもう一人のスィユ君は中国出身だそうです。

 

 

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最後はジャパンアーツさんの動画です。「ねむの木の子守歌」の途中まで。なぜこのような編集をするのでしょうかね。最後まで聴かせてほしかった。

このあいだの国立新美術館ライブのように、突然削除だけはしないでほしいと切にお願い致します。

 

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