« 東京芸術劇場 WSK * ブルックナーコア* Aプログラム | トップページ | ウィーン旅行* 6月14日 »

2019年6月 2日 (日)

いつか来た道*大映1959年作品

 

1959年ウィーン少年合唱団来日2回を記念して制作された映画「いつか来た道」を劇場で見てきました。

20190601_131630983-600x800

録画ビデオを友人から見せてもらったことがあり、挿入シーンのオペレッタが素晴らしいなと思っていましたが、映画館の画面で見ると色彩もきれいだったし、細かい表情もわかりました。

主演の山本富士子さんを特集する一週間なので、この映画もその一環で、一日一回、毎日時間を変えて上映します。

なんとかあと2回夕方の回を見に行きたい。開演20分後までは入場できるので、ギリで間に合うかなと思うんだけど。

59年来日組はマイヤー隊。マイヤー先生はごく最近他界された。

生前の姿を見られて嬉しいし、59年組の歌声がすごくきれい。あの時代の声なんです。

「夕焼けこやけ」の合唱は、マイヤー先生がピアノを弾いて合唱するシーンで、なんかもう・・・涙止まらなかった。

甲府の葡萄農家の設定ですが、正直言って山本富士子さんは全然リアリティがない。きれい過ぎます。でも当時の美人女優さんはだいたいそうだったのでしょう。また台本も当時の価値観が多少感じられます。60年前は幸、不幸の考え方も違っていたんだなと思うセリフもありました。

Dsc_0003-800x487

それより団員のヴォルフガング君が名演技です。笑った顔がくしゃっとして可愛いし、アルトの歌声は抜群です。

団員たちが自然な感じで出演しているのも好感がもてました。

バスを降りながら手を振っている姿は、来日中のブルックナーコアと同じようにチャーミングで、時代を超えて感動します。頭の中にあるタイムマシーンで1959年にワープしたような気分で、当時の来日公演を想像してみました。

ディズニーの「美しく青きドナウ」は、アウガルテンでの生活が描かれファンとして魅力があります。でもリアル感はあまりなくディズニーの世界だなと感じるのです。

今日見た映画も、勿論筋書きは映画の世界ですが、来日中の彼らの様子はきっとこんな感じで間違いないのかなと思いました。

59年組の「いつか来た道」をチャンスがあれば見直してください。オペレッタも歌も、今となっては目にも耳にもすることのできない時代のイメージを彷彿とさせます。

追記:natalさんがご了解くださいましたので、映画館に行けない方に下記のリンクで動画をご紹介します。これは録画ビデオなので画質はご了承のうえご覧ください。大映さんがこの作品をDVDにしてくださることを祈りつつ。

Itusuka001-640x494  
「いつか来た道」のシーン

Itusuka004-640x481_1
オペレッタ Der Eingebildete Kranke 

6月7日まで渋谷シネマヴェラにて。

|

« 東京芸術劇場 WSK * ブルックナーコア* Aプログラム | トップページ | ウィーン旅行* 6月14日 »

Wiener Sängerknaben」カテゴリの記事

コメント

私はCDで見ていますが、映画館で聞く彼らの合唱を想像するだけで鳥肌が立ちますよ。
1959年にあの歌声を実際に聞いた観客たちが実に羨ましい~。
もっと早く生まれてファンになっていたら良かったのにと思います。
しかし他の映画を見ていたとしても、ディズニーの中のウィーン少を見ていなかったら、ファンになっていなかったと思いますなぁ。

投稿: ponko310 | 2019年6月 3日 (月) 22時19分


>ponkoさま

>あの歌声を生で聴いた人たちが私も羨ましい。
でもファンになるには、その時の自分の年齢とかテレビや映画で出会った少年たちの雰囲気とか、いくつかの条件がぴたっとあわなければならないと思うのです。私はテレビ(ディズニー番組があったね)の予告編でたぶん「青きドナウ」を見ているはずだけど、ファンにはならなかった。ponkoさんはドナウでファンになり、私は地味な音楽番組だったけどスタジオで生演奏した64年組に一目ぼれしました。
それが運命というものです。でもこうして何十年もたって私はこの映画にであって、これに出演し歌ってくれたマイヤー隊にわくわくしていますけどね。
ponkoさんの知るハネスは、右側後列の一番端のはずと、m子さんが教えてくれました。

投稿: maa | 2019年6月 4日 (火) 22時49分

maa 様
お友達のご好意で、昔のお宝映画がみられて本当にうれしいです。 家の様子、女の子の服、どれも懐かしいです。合唱団は勿論ですが、そういう周りの様子を見るのもまた懐かしくて嬉しいものです。

投稿: 1964-1967 | 2019年6月12日 (水) 00時46分


>1964-1967さま
>
59年よりはあとの時代ですが、私は「吊りスカート」と言っていたような気がします。吊りズボンのスカート系。
学校では誰もがあのスタイルに、カーディガンでした。和波さんは勿論ですが、バイオリンを弾いていた少女も、プロのバイオリニストになったそうです。古代の歌声は今とは発声訓練もちがっているでしょうね。今のWSKはとにかく楽しく歌うこと、レパートリーも多岐にわたっています。もう私は比べることはやめました。昔は昔、今は今、それぞれに良さがあり、私は自分がそれを楽しめることが嬉しい。シューコアのバレンティンは親子三代で団員です。おじいちゃまはいつ頃の団員だったのか?たぶん古代ですね。

投稿: maa | 2019年6月12日 (水) 23時03分

maa 様

そうです、そうです、吊りスカートです。ブラウスに吊りスカートそしてカーディガン、これが当時の女の子のかっこうでした。 親子3代の団員ってすごいですね。2代までならよく聞きますが。おじいさんの代が、古代でしょうね。また知りたくなってきましたね・・・

お宝の一部を掘り当てました。カセットテープです。’67から’89年までの「完品」です。とっても熱心だったファンの方から頂いたもので、いま見てもよく揃っていると思います。なぜか、’72年が多くて、中にはJALのCMとかインタビューのとかもありました。’72年は確か Ponko 様がお好きな年だったはずですから後でお知らせしようっと!

投稿: 1964-1967 | 2019年6月15日 (土) 18時18分

>1964-1967さま
>
ご返事が遅くなってごめんなさい。旅をしていました。ウィーンに行ったのです。
最愛の・・・といってもいいと思います。今の私が一番大切にしているコアの4年生、最後のコンサートとミサがありました。詳しくは後日書きたいと思います。帰ったばかりで、まだ思い出が散乱しています。
ヨハン&ルートビッヒ君の兄弟説は、やはり違っていたようです。同じ苗字の同じ時代の古代団員クンにウィーンで会いました。つまりあの時代に他のコアにもピヒラー君がもっといたのです。
彼はヨハン君と同郷だそうで、そこには同じ苗字が多いとか。雑誌の記事が誤りだったのではないでしょうか?
72年のインタビューは私も聞きたいです。どなたかがテレビから録音したテープを私も頂いたのですが、途中で切れていました。もしちゃんとしたものがあれば、是非聴きたいですね。

投稿: maa | 2019年6月20日 (木) 02時49分

maa 様

お帰りなさい。旅行は楽しかったですか?(楽しくないはずがありませんよね)
ピヒラーさんのこと調べてくださってありがとうございました。ピヒラーという苗字はそれ程珍しくはないと聞いたことがあるので、ほかにピヒラーさんがいたと伺っても驚きはしませんが、兄弟ではなくて残念でした。やはり雑誌の記事が違っていたのでしょうか。
コンサートの録音の他に、なんと abend Lieder のカセットもありました。こんどゆっくり聴いてみますね。お星さまいくつが入っているといいのですが。

投稿: 1964-1967 | 2019年6月20日 (木) 23時42分


>1964-1967さま
>
昨日から平常の生活に戻りつつ、いろろなできごとを思い出しています。新旧の思い出、出会い、そして別れ・・・。
ピヒラーさんの件は期待を持たせた雑誌編集者がいけませんね。心をリセットして、古代発掘を再開できるといいのですが。
abend Lieder のカセット、きっと「お星さまいくつ」が入っています。あと、「夜遅く」というタイトルの曲。アルバム最終曲で、ヨーデルが聞こえます。お星さまいくつと同じソリストと思われます。日本公演ではシャーリング君が歌ったと思います。(私は覚えていません)
コンサートの録音は私も知人からたくさん譲ってもらいました。
72年頃からはほぼあります。ですが小さなカセットがなかった時代は、テレビ録音で、しかもテレビの前にテープレコーダーを置いて録音したらしく、ノイズのほうが大きい音です。何か素敵な録音がでてきたら教えてください。

投稿: maa | 2019年6月21日 (金) 19時24分

maa 様
しばらく使っていなかったので、なんとカセットレコーダーがうまく動きませんでした! いま、何とかあれこれやっている所です。アデューを言うさらばいとしの故郷も、お星さまいくつも、夜遅くも入っていましたから、早く聴けるようになると良いのですが。
67年と80年はMDに移しておいたので聴けます。前にPonko 様のところで、67年のオペレッタの音だけがyou-tube に出たものが紹介されましたが、それよりは音は良いです。雑音もなくはっきり聴けます。TV では、オペレッタはやらなかったので私は持っていません。キリアンさんのソロ(グリーンスリーブス)アーラさんのソロ(城ケ島の雨の一部)、ミクショフスキーさんたちとの三重唱などきれいに入っています。
インタビューでは、行きたい所は皇居、楽しみにして来たものはサクラ、先生のあだなは、カプシュ(カぺルマイスターの略)と言っていました。
80年では、うぐいすと、反抗が好きです。

投稿: 1964-1967 | 2019年6月24日 (月) 00時15分


>1964-1967さま
あああ・・・。それなんですね。もはやカセットテープというものが古代の遺物ですから、うちのカセットデッキも以前修理にだしたとき、もう部品がないので今後の修理はできないだろうと言われました。あとは家電屋さんで、安価なカセットか、あるいはカセット → CDにダビングできるタイプのを買うしかないです。

>キリアンさんのソロ(グリーンスリーブス)アーラさんのソロ(城ケ島の雨の一部)、ミクショフスキーさんたちとの三重唱など

私が所持しているテープにはソリスト名がないのですが、三重唱はモーツァルトの「リボンの三重唱」でしょうか? 他にヘンデルの「Nach Langer Nacht」もソリスト名がわかりません。アーラ君と誰かかと思っています。

80年はイェルクが歌った「Sei stille dem Herrn」が素晴らしいと思いました。ミヒャエル・クナップ君も80年ですよね。荒城の月のソロを聴かれましたか?

投稿: maa | 2019年6月24日 (月) 01時27分

maa 様
67年は記録がしっかりしていて、収録場所、年月日、放送年月日、曲名、ソリスト等細かく記されています。

ラッパを吹き鳴らせ・・・キリアン、アーラ
グリーンスリーブス・・・キリアン
M・ハイドンのオラトリオより・・・キリアン、アーラ
小さなリボン・・・キリアン、レーナー、ミクショフスキー
渡り鳥の別れの歌・・・キリアン、アーラ
僕は若者(2番のソロ)・アーラ

と書いてあります。

80年は、
かわいい兄弟・・・ツヴァング、クルシッツ
荒城の月・・・クナップ、クルシッツ
田園の喜び・・・クルシッツ
プエリコンシニーテ・・・クナップ

と書いてあります。

maa 様が知りたかった情報ここにあると良いのですが、どうでしょう?

投稿: 1964-1967 | 2019年6月27日 (木) 00時47分

maa 様
続けてで失礼します。忘れないうちに...

https://www.youtube.com/watch?v=avnosaW4YTE

おなじみの青きドナウの最後の演奏シーンですが、この中で、ソプラノ側3列目の左から3人目がルドルフ・マンさん、1列目の金髪の少年はもうご存知シルハネックさんで、アルト側2列目の眼鏡をかけた少年が、(全体が映らないので左右の何番目かがわかりません)聖ニコライミサで、シルハネックさんと一緒にアルトを歌ったベルンハルト・ヒープシュさんです。

投稿: 1964-1967 | 2019年6月27日 (木) 01時23分


>1964-1967さん
>
ありがとうございます。すごくわかり易くて参考になりました。
リボンの三重唱は「小さなリボン」ですね。キリアン、レーナー、ミクショフスキー君ですね。
渡り鳥の別れの歌は、バルトニック君が歌ったのだと思っていました。キリアン君はすべてに参加でしたか。1964-1967さまがお持ちのテープの記録はすばらしいと思います。どこかのファンが録音したものを私も譲ってもらいましたが、状態も曲によってはまちまちです。日本中にどれだけ録音が残っているのかしら?

私が知りたいひとつにヘンデルのOccasional Oratrioの「Nach Langer Nacht」があります。これが67年の中では一番状態が良い音です。デュエットと思われますが、これについての情報はありませんか?

投稿: maa | 2019年6月29日 (土) 10時38分


>1964-1967さま

カラーの状態が鮮明なバージョンを見つけました。スペイン語の字幕がありますが、演奏シーンの音声にはまったく影響していません。
https://www.youtube.com/watch?v=H6osaR54hS4

ルドルフ・マンさんがわかりにくいですが、ponkoさまにお会いしたときに教えて頂きました。
ライニーさんからはフルトモーザー先生のエピソードもひとつ聞かせて頂きました。それはウィーンの旅の続きでまたお話ししたいと思います。

投稿: maa | 2019年6月29日 (土) 14時12分

maa 様

Occasional Oratrioの「Nach Langer Nacht」
これの邦題と、演奏された時とか、どのプログラムのものかなどおわかりになりますか?

投稿: 1964-1967 | 2019年6月30日 (日) 00時11分


>1964-1967さま
>
邦題は「機会オラトリオ」またはそのまま、「オケイジョナル・オラトリオ」。Nach Langer Nachtはコンサートのデュエット曲として独り歩きしているようにも思われます。テープには日付は書かれていないので詳細不明です。
67年組はドイツ語で歌っていますが、ヘンデルなので英語で歌われることもあるようです。参考になる音源があまりなくて、こんな曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=LfZC5o17Gy8

投稿: maa | 2019年6月30日 (日) 01時06分

maa 様

「こんな曲です」.....はい、覚えています。調べてみますね。

投稿: 1964-1967 | 2019年6月30日 (日) 12時48分


>1964-1967さま
>
急ぎませんので、発掘の途中で何かわかったらいいなと思います。

投稿: maa | 2019年6月30日 (日) 23時19分

maa 様

時期外れな書き込みになってしまい申しわけありません。
色々やってみたのですが、どうしてもテープが聴けないので私の記憶でしかないのですが、この曲は「スタジオからの録画(Aプロの一部より)という放送で聴いたことがあると思います。その放送は音が鮮明だったのを覚えています。しかしテープに添えられた記録やプログラムを見ても、その曲名はどこにもでていないのです。それで一曲ずつチェックしてみると、「M ハイドンのオラトリオより」というのが怪しいとわかりました。その曲もプログラムには無いのです。そこで多分ですが、作曲者の名前が間違って伝わってしまったのではないかと思っています。
もしそうだったら、前に書いたようにキリアンさんとアーラさんのデュエットとなりますね。
はっきりしない回答ですみません。

P.S. 紫のタカラヅカが咲き始めました。そちらの白いのはいかがですか? 白いほうが珍しいのですよね?

投稿: 1964-1967 | 2019年7月15日 (月) 13時00分

>1964-1967さま
>
面倒な作業をしていただきありがとうございました。あの素敵なデュエットはキリアン&アーラ君の可能性大ですね。きれいで気に入っている録音のひとつです。
デュランタ タカラヅカが今は見頃ですね。うちの白花はまだ咲きません。もともと紫花よりも花が少ないので、もうしばらく待ちます。咲いたらブログに写真をアップしますから、夏の間あきらめずにいてください。

投稿: maa | 2019年7月15日 (月) 22時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 東京芸術劇場 WSK * ブルックナーコア* Aプログラム | トップページ | ウィーン旅行* 6月14日 »