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2019年8月

2019年8月25日 (日)

昔こんなソリストがいたんだよ・・・1955年

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若い人たちがそのままファンを続けたら、いつの日か「昔こんなソリストがいたんだよ」と、今の現役の子たちの名前と写真がとびかうのでしょうか? それは何十年先のことでしょうね? でもこれだけ恵まれた時代にいる若いファンたちにそんな執着心ないかもしれないと、ちょっと思います。何にせよその頃私は先に逝った愛するワンコや愛する人たちと、空の上か虹の橋か三途の川の向こうで遊んでいます。

今のモーコアboysはおじさんになって、スコラやコルスで歌っている人もいるでしょう。愛くるしい天使クンたちも齢をとります。いずれおじいさんにもなります。その変貌ぶりは、私たちの比ではないよ。笑・・・でも天使だった姿が重なって、空耳かもしれないけど歌声だって聞こえてきます。

 

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ウィーン少年合唱団は「バスティアンとバスティエンヌ」を2回録音しています。新しいほうはハラー指揮で1986年盤、ジャケットが可愛い。新しいと言っても30年以上前のことだからそこそこ昔ですが、私にとってはたいした昔じゃない。だってカラー世界だもの

ソリストたちは、バスティエンヌ:Dominik Orieschnig
バスティアン:Georg Nigl
コラ:David Busch

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左:Georg Nigl君、右:David Busch君

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ハードカバー入りで歌詞とセリフが4か国語(日本語はナシ)で入っているライナーノートが豪華です。

このCDは本編よりも、おまけみたいなモーツァルトの2曲がマンドリン伴奏で超可愛いということを追記しておきます。
Die Zufriedenheit K349      Komm, liebe Zither, komm K351
バスティエンヌ役のオリーシュニッヒ君がソロで歌っています。

あら! YouTubeにありました。せっかくなので、Die Zufriedenheit K349のほうだけ貼りましょう。彼はハイドンのオルガンミサでもソロをやっています。80年代前半のソリスト君ですね。


Die Zufriedenheit K349  

 

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もっと昔の録音は、自分の記憶がおよばぬモノクロの時代でした。

歌っているのは1955年に初来日したトラック隊の団員たちです。

バスティアン:不明
バスティエンヌ:Herbert Stepanek
コラ:Werner Krenn

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このレコードはフランス盤です。CDにはモーツァルトのオペラ序曲(古い録音)がボーナストラックでついています。

 

2013年にモーツァルトコアが来た年に、NHK「SONGS」で放送がありました。初来日にスポットを当て、ウィーンまでカペルマイスターと団員にインタビュー取材しに行くという形で番組が進められました。

出演したのはトラック先生とソリストだったシュテパネクさんです。当時の映像も流れました。1955年の映像が残ってるって、さすがにNHKですね。そういうことに使うなら受信料も惜しくない。

動画は載せられませんが、スクショを少し。

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これが私ですと指さすシュテパネクさん

 

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赤い矢印がシュテパネクさん。トラック先生のすぐ左に見えるのが団員時代のタイマー指揮者。

 

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この放送のときトラック先生78歳、シュテパネクさん68歳です。シュテパネクさんは地理の教師になったそうですが、2000年頃にはWSKの小学校校長もやっておられました。(1964-1967さま情報)

お二人は日本公演がどんなにセンセーショナルで忘れがたいものか、あんな経験は日本だけですと語られていました。

 

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「バスティアンとバスティエンヌ」は、50年代にウィーン少年合唱団の客演をしたエデュアルト・リンデンバーグの指揮で1957年に録音されました。CD化もされているのでノイズ無しに聴けます。トピックスでまとまっているのがこちらですが、順番がシャッフルしているのが難点です。セリフのドイツ語わからなくても、ちゃんとストーリー順に聴きたいですよね。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLzoOFXFVDHtMaQAiBKIHpzo3KfTj2XgSK

 

アリア1番はバスティエンヌが歌います。( バスティアンが私をおいて行ってしまったの、寂しいわ・・・)

 

アリア10番はコラが魔法の呪文をいうところ。 クレン君の歌唱力がさく裂します。すごっ!

 

アリア11番はバスティアンの歌。( もう一度バスティエンヌに会いたいよ~ )

 

コラはエセ魔法使いだと思うのですが、最後は魔法でバスティアンとバスティエンヌがうまくいったということになって、めでたし~というお話でした。

 

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こちらは1938年のオペレッタで、アリア16番の最後のシーン。55年の来日公演もこんな衣装だったのかな。エレガントですね。こういうウィーン情緒が素敵なんですよ。でもこの気持ち、今の合唱団には伝わらない。

 

 

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他にもシュテパネック、クレンのソロがあります。ベストアルバムに入っていたモーツァルトの歌曲です。

この動画はアルバム1枚分入ってますが、最初の4曲がリンデンバークの指揮です。

5曲目以降もムント、フロシャウアー等ついつい聴いてしまう。

1. 別れ  Der Abschied K. 436
2. ほほえみながら眠りたまえ  Laßt euch erzählen K. 549
3. 汝らに語らしめん  Lächelnd schäfst K. 437
4. 春   Frühling K. 532

 

なんかすごく懐かしいこの歌と声。やっと歌っている人がわかった・・・ わかると、嬉しいものです。💓

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古いプログラムの写真からソロで歌うクレン君。

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そして最後はグロスマン指揮、ハイドンのテレジアミサです。

Tenor:Kurt Equiluz、Baß:Alois Buchauer、Zwei Sängrknaben と書かれています。

探したのですがデジタル化されていませんでした。グロスマンが指揮した合唱曲はだいたい見つかるのですが、YouTubeにもありません。・・・なので自分でまたやりました。

長い曲なのでとりあえず「グローリア」だけアップしました。この部分がソロの聴きどころです。そのせいかノイズが多くてつらい。私の前の持ち主もたぶんこればかり聴いたのでしょう。中古品の宿命なのでそれは承知で買っている。チリチリタイム申し訳ないっす。

クレン君のソロが素晴らしく安定したアルトで、地声からファルセットに変わるところが上手!本当に上手! シュテパネク君のチャーミングな声と不思議な調和を感じます。

レコードのリリースは1959年ですが、クレン君は43年生まれなので59年まで歌うのはきついですね。昔の団員は15歳でも歌っていますけど、それを考慮しても録音は58年ぐらい?

こんな素敵な演奏が長い間眠り続けていたのです。今日、目覚めてもらいました。

 

 

 

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ウィーン少年合唱団の古い記録を残しているメディアは少ないです。法的に公開できない場合もあります。NHKのアーカイブは貴重ですから、1955年の来日公演の模様を、今年オーストリアとの修好150周年を記念して放送してほしい。関係諸氏ご健在なうちに是非。せつにお願いします。

 

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 ★ここからは2019年です。★

やっとブルックナーコアのオンエア情報が公開されました。クラシック倶楽部!

https://www4.nhk.or.jp/c-club/x/2019-09-02/10/16168/1894527/

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2019年8月19日 (月)

フロシャウアー先生のこと

 

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悲しいお知らせが届きました。

64年組のカペルマイスターだったフロシャウアー先生が、昨日亡くなられました。

 

ブロ友さんからメッセージを頂いていたのに、深夜まで気づきませんでした。

夕方までにそのことを知っていたら、昨日のブログ更新はなかったと思います。

フロシャウアー先生の懐かしいアルバムのことを書きまくり、あまつさえYouTubeに動画をアップして脳天気な自分でした。

でも昨日は一日、何も知らずに脳天気にしていられて、それはそれでよかったのです。

先生の最後の日に、先生が指揮をしたレコードを聴き、64年組の録音を聴き、普段のままの自分でいられました。

 

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https://www1.wdr.de/orchester-und-chor/funkhausorchester/orchester/dirigent-froschauer-tot-100.html

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WSK official

 

ファンという意識もなく、ただただ好きだった64年組は私の王子様でした。

その王子たち21名を引き連れてやってきたフロシャウアー先生は、カペルマイスターとして長く務められる一方で、映画「青きドナウ」や、また何度かご紹介している古い映画「CHOR DER WELT」でも音楽監修をされました。そして65年に退任後は指揮者として活躍されホーフブルクのミサでも指揮をされていました。

今年のお正月、ニューイヤーコンサートの生放送の合間に挿入されたインタビューでは、息子さんのダニエル氏と語らっていらっしゃいました。お元気そうなご様子でしたが・・・。

 

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 先生 ありがとうございました。
 ご冥福をお祈りいたします。

 

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追記:公式で追悼しています。50年代から64年組の写真もあり、右下の小さな⇒をクリックすると懐かしい天使君たちにも会えます。

https://www.wsk.at/froschauer?fbclid=IwAR0jMjGNzY4ntZt20DwScHh5IoFUhZC4kZdNMocV0msZtXW952ZAUfeuJs8

 

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8月24日追記:頂きものツアープログラムのデータが見つかりました。古い写真で画質等少々お見苦しいですが、若きカペルマイスター時代の思い出として。

 

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先生はすましていらしゃいますが、子どもたちが自然体で微笑んでるのが可愛い。

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📷 団員時代(1946年)

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9月2日追記 : 1964-1967さまからのコメントで、フロシャウアー先生のご葬儀についてお知らせがありました。そのままこちらにも転記させていただきます。


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フロシアウアー先生のご葬儀は、9月10日に墓地でお身内の方達のみで、そして10月4日にホーフブルクで、関係者皆さんでの音楽葬儀(?、のようなもの)が執り行われる予定とのことです。詳細は調整中とのことです。      [1964-1967]

 

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12月17日追記:ユーロビジョンの映像が再びアップされていました。1967年、ネイダー隊でソロの一人はヨーゼフ・オッフェンベック君、指揮はフロシャウアー先生。

 

 

 

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2019年8月18日 (日)

残したい音、大切なレコード

 

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最近コメント欄で古い録音の話をしています。

コメントの中だけに置いておくにはもったいない情報もあるので、こちらに持ってきました。もっとも結論は全く出せなくて、ただ所持している録音や冊子から得たことをやりとりしているだけなのですが・・・。

録音というのは、主にレコードなんですね。CD世代のかたはレコードのプレイヤーをお持ちでないでしょうね。CDどころか、今やデジタルミュージックの時代です。「物」を持たず、データだけの世界で音楽を聴く時代になりました。

そんな時代に逆行するように、私は物と紙にとらわれているかもしれないです。

よほど「この曲」だけが欲しくて、アルバム1枚分はいらないわというときや、レコードが傷だらけで聴くに堪えないとか、そんな時はデジタル音源を買うこともあります。でも基本的には本体が好きで、本体についているライナーノートが欲しかったりね。アナログから離れられない古代人です。

そのために骨董品、いやジャンク品のようになったCD&カセットデッキを使っています。今度故障したら部品がないので修理できないらしい。でも今の世の中、なんかしら同等品みたいなものがある。ジジババ向けのカセットレコーダーも健在と聞きました。アンプも売ってるかな。

 

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古代を愛するブロ友さんたちと、発掘発見作業に精を出していると時間を忘れてしまう。久々にまたレコードに針を落とし、大好きな1960年前後のウィーン少年合唱団の演奏に耳を傾けると、Time flies感はすごいのですが、10歳から13、14歳という小学校高学年から中2程度の子どもたちが、よくぞこの素晴らしい演奏を残してくれたものだと思えてきます。

私は子供の頃そんなことを考えていませんでした。自分はただのミーハーで、可愛いなきれい声だなと、そればかり。彼らがどんなに才能があり、練習と勉強にはげんでいたか、今になって改めて思います。それはそのまま、現役の子たちへの応援の気持ちに変わりました。

 

時代が変わり制度が変わって、今はオーストリア以外の国のboysのほうが多いくらい。

昔も希望があれば音楽教育を受けるため、海外の子どもがアウガルテンで過ごすことはできたそうです。私が小学生のころにR君という同い年くらいの日本人男子が3か月ほどウィーンに行き、少女雑誌の取材を受けていました。私は彼が語学力等の問題で正規の団員になることをあきらめたとずっと思っていました。でも古い雑誌を読みなおしてみたら、そうではなかったようです。非常に優秀な少年だったそうですが、当時は東洋からの団員は受け入れてなかったのですね。

ただ多国籍になることで、やはり合唱の音色は変わりました。単純に考えて昔のパリ木の甲高い声、中東欧の少年少女合唱団の地声っぽい響きは子供の私でも聞き分けられました。今の時代はそれら他の国々も変わってきていますが、1960年前後に指導された歌唱方法で生まれたウィーン少年合唱団のあの歌声は、もう聴くことはできないだろうなと思います。

 

私がヤコブの声にこだわったのは、彼の声が60年代に聴いていたウィーン少年合唱団の声の響きを持っていたからでした。ただ一度日本で歌ったモーツァルトの短い歌曲で、それを感じ忘れられなくなったのです。

 
これは2017年来日前の3月ごろだったかのバチカン放送FB。
ノアとのデュオもこの後の2年間では全くなくなっていました。2017年のモーコアはルイス先生の指導も軌道に乗り、日本公演も含め私にとっては最良のコアだった。2分15秒ぐらいに聞こえるのはイェトミールの声じゃないでしょうか? 

 

時代とともにいろいろなことが変わりましたが、いつの日も子どもたちは頑張っています。だから大人たちは、彼らの存在を無名の団員ではなく、名前を残して歌を残して映像も残して、足跡を消さないでほしい。

 

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でも私の希望とは裏腹の現実がありました。昔の話ですが・・・

「団員たちは誰一人特別なことはなく、ソリストもコーラスも同じ団員である。ソリストになることは才能による功績ではなく、与えられた恩恵としてつつしみ深く受けなければならない云々・・・。」ソリストだからといって名前を記すことはしないと、60年ほど前にグロスマン教授が言われました。これは少年たちにとっては理想的なことです。

実際1950年代末から長い間、リリースされたレコードで団員の名前が明かされることはなかったのです。70年代にペーター・イェロジッツがソリストとしてアーノンクールのシリーズに参加していますが、そこで久しぶりに名前をクレジットされました。ご両親の意向だと聞いたことがあります。

そのあと89年に来日したマックスは、ほぼほぼ「ソロアルバム」をウィーン少年合唱団のCDとして出していますね。その後90年代に数回録音されたシューベルトのミサ曲でも、ソリストたちは皆ライナーノートに名前が入りました。

最近のCDでは名前が載ることも、コア名やカペルマイスター名が載ることもあります。Songs for MaryのDVDでは、参加メンバーの名前がエンドロールで流れていました。

 

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さて、古代の音源をいくら調べても、すぐに暗礁にのりあげます。

50年代初期から中期にリリースされたレコードには、カペルマイスターの名前が載っていることが多く、必然的にコアがわかりますね。またソリストが顔写真入りでジャケットになっているレコードもあります。昨日のコメントで1949年頃から50年代中期までの指揮者の在任期間がわかりました。それで初来日55年以降の指揮者情報とつながり、なんとか4つのコアの流れが見えてきています。

( この件はまた別のときに写真も探して、レコードの曲もご紹介したいと思います。)

 

ところがグロスマン時代から音に付随するデータが減りました。カペルマイスターごとに出していた7インチ盤のレコードがLPにまとまるときに、録音データまで省略されてしまいました。芸術監督としての総指揮としてグロスマン教授の名前だけしか記載されなくなったり。

来日して人気が出て、その後発売された日本盤レコードは、なんの脈絡もない録音を寄せ集めたり、再発売するごとに指揮者が違っていたり・・・。ウィーン少のレコードジャケットにパリ木の写真を使っているくらいの時代なので、指揮者の名前を省略することなどたいした問題ではなかったのでしょう。

来日記念盤LPレコードもよく出ていましたが、中身と来日コアは関係なかったようです。

 

また古い書籍に書かれた歴史では、タウチュニッヒさんが理事長に就任した1955年から、レコーディングの芸術的水準をあげることにも力を注いでいたそうですが、ある時録音したガルス、パレストリーナ、モーツァルトのモテットが良い録音だったにもかかわらず、製作者側は長い間お蔵入りにしていたそうです。

何年も発売しなければ録音年との間に時間差が生まれます。5年間在団として考えても、時間差攻撃で2年後に出たりすると、謎のソリスト君が6年も7年も歌い続けることになったりします。ヤレヤレ・・・ 普通には計算できないですね。 

 

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そんな感じで迷走しています。

ただ結構役立つのが昔の少女雑誌です。おおらかな時代の雑誌には情報が満載でした。アウガルテンから届いた団員の手紙には、宮殿の1階見取り図なんていうものまでありました。

来日するとスケジュール表には宿泊先や列車やフライトの時間まで詳しく書いてありました。だからファンは皆行っちゃうのね。笑

今のように毎年来日するわけでなく、平均して3年に一度ですから、ほとんどのコアは日本には来ていないのですが、雑誌には来ていないコアの先生方や団員の写真が載ることもありました。私が崇拝するフルトモーザー先生も登場していました。

そこからレコードの録音につながる情報がないかと調べたりもしましたが、残念だったのは記事に誤りがあったこと。誤報というより創作に近いものもありました。それが少女向け雑誌の限界だったのですね。情報のリアリティよりは、夢とロマンの記事。

 

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そのような古代放浪の日々を過ごしています。

古いベスト盤は数枚持っていますが、最近あまり聞いてなかったり、特に日本の曲は数えるぐらいしか聴いてない。でも来日コアが歌っているかもしれないということで、ベスト盤に入っていた4曲のうち2曲をYouTubeに上げてみました。古い音源なので「荒城の月」は音量が少ないので止め、「さくらさくら」は邦楽とのコラボで歌い方も節まわしみたいな印象だったので却下。好みじゃなかった。笑

  追記:1961年来日中だったランク隊が、この2曲を11月29日日本ビクタースタジオにて録音したとわかりました。

 

最近の合唱団は日本人団員が言葉を教えるし、アニメ人気で日本語自体がグローバルになっているせいか、コンサートで歌う日本の曲も上手です。でも60年前の録音は、まず日本語が下手っぴぃです。← キッパリ!  

典型的なのは「さ」の発音がドイツ語読みで「ざ」になっちゃう。らりるの発音は巻き舌で、その他ちょいちょい、あれれと思う箇所があります。でもこの時代は日本は極東の途上国。戦争の被害はウィーンも同じだったと思いますが、合唱団は1955年に初めて日本を訪れたのですね。初めての日本語との出会いだったのです。

私は「浜辺の歌」が好きです。ピアノ伴奏を聴いたらコード進行が「アバハイジ」と似ていることに気づきました。歌い方に無理がなく素敵なコーラスです。歌っているのはランク隊では?というコメントがあり、私もこの高めのソプラノ君が60年初期のランク隊のような気がします。「五木の子守歌」もよっく聴くと、メゾソプラノの声が素敵で、難しいハモリです。ピアノ伴奏のアレンジがおしゃれでセンス良く、日本情緒も良く出ています。この間映画で見た「いつか来た道」はレコードを持っていないので、今回はナシです。「夕焼けこやけ」は聴きたかったけど持ってないし・・・ 

 
Singing Japanese old songs.

 

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次はフロシャウアー先生の指揮で60年代にすばらしいコンピレーション・アルバムが出ました。数曲がムント指揮だったりリンデンバーグ指揮だったりしますが、だいたいはフロシャウアー指揮になっています。

「ヨハン大公のヨーデル」という人気のある民謡が何度かレコーディングされました。有名なのは映画「野ばら」で団員のクレン君が歌っている役で丘の上に立ちます。そのシーンだけ切り取ってYouTubeに上がっています。

 

 

あとはフルトモーザー組の大変上品な美しい演奏で、これはCDとかデジタル発売もされたようで、YouTubeでいくつか見つかります。

もうひとつ、たぶん59年頃と思われますが、豪快なヤツがあるのです。

それはリンデンバーグ指揮の「バスティアンとバスティエンヌ」で魔法使いコラの役で歌っている子と声が似ています。もうね、本当に上手なの。テルツには2~3人いそうな太い声のアルト君。でも高音が素晴らしくて、この少年はアルトでありながら、ソプラノも歌えちゃう感じです。チターの音色が素敵で、中学生の自分はこの録音もよく聴きました。

8月20日 追記:聞いた話をすぐに忘れてしまう悪い癖です。これは映画に出ていたクレン君の本当の声。映画は録音状況が違うので本人の声かどうかわかりません。コラ役もクレン君のだそうです。

 

8月21日追記: この曲が最初にリリースされたアルバム「ernst und heiter」について調べました。ここでは録音年だけ訂正しておきます。1956年録音でした。

 

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それと好きだったのは「煙草のみの歌」 D'Tabakraucher これを歌うソプラノ君の声が大好きでした。YouTubeにあったので聴いてみて!この写真は最近のですが、録音は59年か60年頃ですよ。訂正:1956年

 

 

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このアルバムの最後の曲は、これも中学のときによく聴きました。歌詞カードがついていたのでドイツ語の歌詞を覚えようとしていたのです。おかげさまで今でも忘れない。10代の記憶って刻まれちゃうのかな。ブラームスの子守歌です。録音:1956年

 

 

 

今日は50年代初期中期ではなく、60年に近い音源の話題でした。チリ音におつきあい頂きありがとう。しばしのレコード鑑賞でした。

 

モーコアはセキルンでアメリカ公演用のプログラムを練習していたそうです。8月にもコンサートがありますね。

 

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1961年ランク隊です。68年発行 アレキサンダー・ヴィテシュニック著「ウィーン少年合唱団」 より借りました。

2列目左右から4人目が、青きドナウでラッパを吹いていたピヒラー君と思うのですが・・・。

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あなたたちが、「さくらさくら」を歌ってくれたのね。💕

 

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2019年8月11日 (日)

最近の新譜です

 

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暑いですね。お盆休みですが、東京のお寺は7月がお盆なので、先月お参りを済ませました。母の17回忌に可愛い向日葵の花を供えたばかりでしたが、お盆のときもまた向日葵をお供えしました。以前YouTubeで見た、トマーナの新入生たちがバッハのお墓に手向けた向日葵の黄色が目に焼きついています。


この季節はヒマワリがいいな。可愛いからもう一度見ましょう。ちょうど一年前でしたね。

 

 
CHOR GESANG - Knabenchöre

 

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暑さのせいでうちの庭のお花はダウンしています。ゼラニウムも本来は涼しいのが好きなんでしょうね。スイスやオーストリアの高原のヒュッテの窓辺を彩る花ですから。挿し枝すると簡単に根付きますが、真夏はあまり咲かないですね。デュランタの白花は葉ばかりでしたが、今朝見たら4輪だけ咲いていました。でも花穂を伸ばしてさくほどのことはなくちょっと残念。これも暑さのせいと思います。

 

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白花の デュランタ 本当はもう少し穂先が伸びます。

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下向きに咲くので、下から撮影したクレマチス。上から見ると釣鐘のような形。

 

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最近ウィーン少年合唱団の古い録音ばかり聴いています。カビとかないかチェックもかねて、古いレコードに針を落としていますが、そんな合間に新譜も届きました。

ひとつはWSKの「魔笛」ザルツブルク音楽祭バージョンのDVD。

もうひとつはまだ買っていないけど、パリ木のCD「Comme un chant d'Espérance」。

 

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パリ木のCDはYouTubeなんかで6月ごろから動画宣伝していました。大人の歌手がゲスト出演しているんで、どうかな?という思いがあり、公式HPでも曲目等の詳細を出していないので買うのをためらっていましたが、アマゾン・ミュージックでMP3の販売をやっていて視聴ができました。

https://www.amazon.fr/Comme-chant-dEsp%C3%A9rance-Petits-Chanteurs/dp/B07T1FGL2S/ref=tmm_msc_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1564725568&sr=8-1&fbclid=IwAR1mSWl-kI3TDv_oJuLarAM50RNnQH7nyDqKLu55Nd3kQYjgBl86r54F8ac&tag=smarturl-fr-21

 

前回のCDは宗教曲フィーチャーで、それを主体とするコンサートも、ちょい地味でした。今回はフレンチポップスの要素強めかなと思われます。ユーゴ先生やめたから?  ・・・ふふふ、それは、わかりません。

「We are free」は、どこかで聴いたと思ったらドラキーズが歌っているやつでした。映画グラディエイターからの曲で、ドラキーズでもアルトのサムケロ君が素晴らしかったです。日本ではソロがなかったけれど、南アでもヨーロッパツアーでも活躍しました。これはアルトの歌唱力が重要です。

「Nellla Fanrajia」が素敵ですね。ハミングとソロで優しい仕上がりです。

正直大人の歌手はいらないの、私は。でもWSKのクリスマスアルバムでもコラボがありますから、作る側のコンセプトと売上げを考慮すると避けて通れないのだと考えます。

「You raise me up」は歌手参加で、しかもフランス語だった。

視聴だけでは完全にアカペラかどうかわかりません。もしか、アカペラは部分的にしかないかもしれませんが、「カッチーニのアベマリア」と、「Marie」「Carol of the Bells」「Laudate Dominum」 「La nuit」 ・・・ あたりはboysの声を楽しめそうです。

でもひところのような、頭のてっぺんから抜けるような強烈な高音を出せる子はいません。発声を変えたのかな? 他の国の合唱団との差がなくなってきたのは、これも時代なのか?

私はパリ木のポップス歌唱力は良いと思っている人なので、今回のも買いかなと思っています。パリ木は素敵なカードを同封してくれて、一言添えてくれるのがうれしい。WSKより事務所は暖かいです。歌ってくれた子たちは、ここ数年韓国や日本を行き来しているメンバーですから親しみも持てます。

 

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最近の動画を見ると、卒業した上級生が一緒に歌っているものもありますが、新しい顔ぶれも増えています。私はピアノ伴奏に頼らず、上質なハミングと音感でアカペラを維持してほしいです。またの来日を待ちましょう。

 

" Marie "

 
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「魔笛」DVDはもうご覧になりましたか? 

 

WSKファンとしては見逃せない楽しい演出でした。

通常の3人の童子は道先案内人として ざっくり4回出てきます。

バイエルン歌劇場の時は、テルツの童子たちがゴンドラで降りてきました。来た! 歌う! というドキドキがあり、歌を聴いてまたドキドキ。

今回のWSKの童子たちは、4回ではなく、ほぼずっと出ています。ステージのセットが2階建空間で、ひとつは子どもたちの部屋なのです。

子ども達のおじいちゃんが、寝る前に本を読み聞かせるという設定なので、3人は魔笛の話を聞いている子どもたちであり、お話の中に登場する「童子」であったりします。

なので最初だけ小公子セドリックみたいなおしゃれなコスチュームですが、あっというまにパジャマに着替え、95%はパジャマでした。

 

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最初は小公子のような3人。レース襟のデザインが少しづつ違う!

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セリフもたまにありますが、ほとんどジェスチャーと表情による演技で、動きも多く、これまで以上に役者としての才能が必要。それを彼らはやり遂げましたね。今まではタミーノやパパゲーノの案内人だった3人が、物語そのものの案内人として主役クラスの意味を持たされたと思います。

歌はちょっと声が低めかな。ジョンミンがソプラノ、メシューがメゾ、フィリップがアルトですが、ソプラノ2人はもう少しボーイソプラノ強めが私は好きです。フィリップが声量あるのでアルトが目立ってしまうところもありました。これは難しいんですよ。これまでの童子たちより動きが多く、3人がバラバラになってしまうシーンもあります。歌うときにそれを足並みそろえる必要があるのです。

出番が来て整然と登場し並んで歌うのとは、ちょっと違いました。それもあり3人が息を合わせなくちゃならない。でも見ている側は、楽しいです。

私たちが見ている物語を、3人も自分の部屋から見てる。その部屋に物語が飛び込み、そして子どもたちは物語に飛び込み童子になって歌う。もともと夢みたいな現実味のないストーリーだから、この演出はわかりやすいですね。試練に耐えなければならないというシーンで、今回の演出はそこだけ現実的でした。そこで3人は、フィリップ、ジョンミン、メシューに戻ったかもしれない。いやちがう。私が現実に戻ったのでした。・・・関心のあるかたは自分で見て感じて下さい。

「子ども部屋」という空間から生まれたものなのか、サーカス団のような舞台セットやメイクで、シュールだけど可愛い、可愛いけど不気味で面白い。童子登場を待ちわびたりドキドキすることなく、場面展開にワクワクドキドキする。

改めてメシューはいい演技しますね。ブルックナーの日本公演で、後半はメシューのMCが楽しみでしたけど、あの時の彼の輝きを思い出しました。

カーテンコールで3人が登場したとき、場内の歓声と拍手が一段と大きくなったことはいうまでもありません。2018年夏の記念すべき作品です。

 

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Chormusik im TV

 

 
 Chormusik im TV

 

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8月18日追記:パリ木テーマは少ないから、ここにはりましょう。たった3日で8334回再生はすごい。

 
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2019年8月 4日 (日)

" Abendlieder " というレコードを知っていますか?

 

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私が子どもの頃に、クラシック音楽が好きだった父が買ったものでした。

そのレコードに入っている「お星さまいくつ」を歌っている声が大好きで、メロディも可愛い曲ですし、当時からずっと愛し続けています。おそらくこれからも一生・・・

最近になって(2012年~)デジタル・ミュージックとして大手通販などで1曲から買えるようになりました。1枚目は針飛ぶまで聴き、2枚目のレコードも中古品だったので多少劣化があり、ちょっとPCでも手軽に聴きたいと思い「お星さまいくつ」他いくつかデジタルでも購入しました。

ただ残念なのはデジタル化されているのが、オリジナルアルバムより4曲少ないこと。たぶん音源はWanderliederというアルバムとカップリングになっている30cmLPレコードじゃないかと思います。

オリジナルの10インチ(25cm)盤には両面で16曲が入っています。これを30cm盤の片面だけに全曲収録するのは無理で、Wanderliederは18曲中14曲に、Abendliederは16曲中12曲にしぼられています。

でもなぜかWanderliederのほうは、18曲がフルでデジタル化しているんですよ。フィリップス音源はどうもわからない・・・腹立つ~

Abendliederについてはカットされた曲も良い曲で残念ですから、自分のレコードから音をとり、YouTubeに4曲をアップしてみました。実はチリチリなんですよ。古いレコードなのでノイズがあって、英語圏の人からなんか文句言われそうでいやだから、YouTube上はコメントは受けつけないことにしました。

 

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これはデジタルです。

" Weißt du wie viel Sterne stehen "  お星さまいくつ

 

 

 

この曲をWSKとしてはたぶん4~5回はレコーディングしています。ごく最近もクリスマスアルバムに入っていました。でもどれも普通の合唱で可愛いけど特段のことはなく、やはりアベントリーダーの録音が一番好きです。

昔、MIDI音楽を自作しているサイトがいくつもあり、チェレスタやオルガンのMIDI音楽が公開されていました。讃美歌なら作れますと書いてあったので、チェレスタの「お星さまいくつ」を作ってもらったことがあります。この曲は讃美歌「澄みわたる大空に」でもあるのです。昨日古いPCのバックアップデータを探してファイルは見つけたのですが、何か見たことない拡張子で再生はできませんでした。Carolというサイト様でセンスが良かったのですが、今はもうないようです。

 

YouTubeに「Abendlieder conducted by F.Grossmann」というタイトルでAbendlieder「夕べの歌」の16曲をまとめたので、もしすごく暇な時があったらどうぞ。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLRtHiHb_yJ5u3t6p9SP_Dtzy3IVvQK_ik

 

ソロだけでなく合唱の表現力も素晴らしいです。全体的 に聞こえてくるソリスト君の声の響き。なんかやはりそういう子がいる時って、合唱までレベルがあがるんですかね。そのコアの合唱力をソリストたちが高めてくれる。牽引力がありますよね。グロスマン教授の指揮ですが、指揮者だけでなくカペルマイスターとboysとの結晶でもあります。

これは私にとってはウィーン少の一番美しい歌声で、今もなおディスコグラフィーとしてはてっぺんに輝いています。でも内容は可愛い童謡や民謡、誰でも知っている歌曲ですから、子どもの頃にこんな歌声を聴けたことは幸せだったと思います。

 

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これも可愛い曲です。可愛いと感じさせるアレンジが秀逸です。YouTubeには他の歌手が歌っている動画もあり、私の印象ではオーストリア版「夕焼けこやけ」かな。夕暮れがせまって、もうお休みの時間だよという雰囲気がありますね。keine Glocke klinget とういうのは、教会の鐘の音も聞こえなくなって・・・という意味でしょうか?  情景が素敵。

この音源は私が中古で買ったレコードなので、チリチリうるさいです。目を閉じればこのチリ音がレコードなんだな。針が溝を通っているんだなという気持ちも沸いてきますが、B面の1曲目なのでだいたいその辺は消耗しやすい。

 

 

 

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お星さまいくつを歌っているソリスト君は、ヨーデルも上手でした。次の曲はアルバム最後の曲で、邦題を「夜おそく」と言います。64年組をテレビやコンサートで知っているかたは、シャーリング君のソロを思い出しませんか?

 

"Der spate abend"   夜おそく

 

 

私の永遠のソリスト君のお話をしました。最初から「レコードで歌っている子」として私の人生の中に現れました。来日した団員たちは目に見えて成長し合唱団を離れますが、初めからレコードの中に住んでいたこの歌声の少年は、誰なのかもわからないまま今もレコードの中にいます。

 

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