カテゴリー「Wiener Sängerknaben」の記事

2018年6月25日 (月)

WSK *2018ツアー終了* Haydnchor

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ハイドンコアのツアーが6月17日で終了しました。

日常にもどり、時々ファンが上げるSNSの写真などを見ていましたが、ペンを持つ気持ちになれずにいたら、本当に自分の中でもハイドンの日本ツアー完結してしまいました。

つまり、感想文を書けない。前回の記事は、バスを待つ空き時間にほとんど書いていたので、聴き終えたばかりの心境でした。記憶違いは、実際たくさんありました。席が端の端でしたから、見えない部分もあり、一度の鑑賞ですべてを把握できるわけもない。忘れちゃった曲もある。でも気持ちはフレッシュでした。

ところが、今はもう自分の中では、「ツアーは終わった」感が強いです。

東京近辺のファンの方は、たぶんGWにサントリーから始まり、そのあと3週間ぐらいおいて、また川崎横浜から千秋楽で終えると思います。でも自分は6月3日名古屋に始まり、7日の埼玉、9,10日の神奈川、14日から連続4日間という、嵐のようなツアー鑑賞になりました。

小休止というのが無かった。聴けなくて恋しいと思う空白もなかった。2回目か3回目にはもうハイドンコアの歌うエネルギーにはまり、同時に彼らのフレンドリーさも感じるようになりましたが、通うような日程でしたから、息つく間もなくて、右肩あがりの感動のまま千秋楽を迎えた気がします。そのせいか、好きになっちゃったわりにロスがない。爽快な気分で、「ありがとう」と思う気持ちが強いのです。

来日する団員たちは、例年ですと最初のうちはたいていニコニコしていますが、2~3週間する間にカメラとかに対し疲れてくるようです。中にはバスのカーテンの影でほっとする子もいることでしょう。私がハイドンコアに初めて会ったのは、疲れを感じてもいいような時期でした。ところがところが、どうでしょう? 彼らは笑顔を絶やさない。向こう側の席からもファンのいる側の窓に手を振っている。それこそ身を乗り出して、何人も折り重なるように、ファンに向けて手を振っている。

バスの窓から投げキスをしていた子、手首をぐりぐりに回転させながら手を振っている子、豪快に笑顔を振りまいていた子・・・。これにはやられました。コンサートも元気なら、その後の彼ら自身も元気いっぱいでした。

かっこよくてソリストで女子に人気のヤンは、私のようなおばさんに対しても礼儀正しい紳士でした。王子感すごいですね。 オールドファンがかつて心に描いていた貴公子像を、ヤンの中に感じました。彼のソロは耳に心地よい良い音程で、過去のコンサートを良く知っている友人は、ヤンの歌を聴いて83年組のクルトを思い出したようです。隊列での位置も同じなんですね。なるほど・・・ ですね。

土曜日のコンサートは、彼にとって特別のものとなりました。ココに書いても構わないと思いますが、客席に家族が見えていたんですね。そしてこの日はヤンの誕生日でした。家族への計らいもあると思います。4年生ですから在学中最後のツアーで誕生日を迎えるという記念もあると思います。プログラムにはないソロ曲が披露されました。なんと「菩提樹」! Aプロではただでさえ、シューベルトの「ます」や「夜うぐいす」が聴けるというのに、ここで「菩提樹」を聞かせてもらえるとは思ってもみず、嬉しいとともにWSKならではの選曲にほっとした思いがありました。

私はヤンのソロの中ではバーンスタインの「Adnai  roi」が、一番好きでした。この演奏を、左の通路際で聴いたことがありました。通路の空間からフレームドラムとジャンベを担当するアッティラとヤニスが良く見えたので、あの難しいピアノと音を合わせるタイミングにじっと耳をすませていました。直前にジミー先生とアイコンタクトみたいな瞬間がありました。そしてたたく!コンマ1秒の狂いもないのです。あの演奏を聴くたび、ため息が出ていましたね。チチェスター詩編は、アレンジの構造からもあの打楽器は準主役なのだと思っています。

メインなソロをすべて担当したモーリッツも、最後まで立派でした。千秋楽では彼もヤンも泣いていましたが、それがこのツアーの良い思い出につながった涙であったらいいなと思っています。

モーリッツの声を聴いて、ある時ふっと思いました。「あっ、ベンヤミンの声だ」と。私は92年組のコンサートには行ってません。ですがCDや動画でさんざん聴いたベンヤミンS君の声。細いけれど芯のあるソプラノで、音程の正確さ、忠実さがすごい。モーリッツの声質に共通点を感じました。彼は常に主旋律を歌える声なのです。あの体格で毎日のように歌うことは、喉への負担も大きいと思います。千秋楽で、一度だけかすれた瞬間がありましたが、それもほんの一瞬で、その後は再びソフトな歌声ですべてを歌い終えています。

忘れられないソロがいくつもあります。ます、野バラ、眠りの精の歌・・・どれもクラシックな正統派のウィーン少年合唱団を語れる曲でしたね。でも中で強烈だったのは「オー・ハッピー・デイ」のエンディング。あのソウルフルな歌声もまた、モーリッツの一面なのでした。かっこよかった!

ソリストが多いコアでしたが、涙腺に来たのはコーダイ君のソプラノでした。最初の記事でも書きましたが、「コンドルは飛んでいく」でのコーダイ君の高音はなぜかぐっとくるんですね。あのオブリガートのメロディラインとの相性がいいのかな。カルダーラのソロも特筆すべき響きでした。元気いっぱいのハイドンの中では物静かなポーカーフェイスの人でしたが、かえって隠れた情熱みたいな部分を感じます。

リーシャンは「オー・ハッピー・デイ」でソロを歌いました。ファルセットになると若干声が細くなってしまいがちでしたが、リズム感があり地声の部分で力を発揮していました。この曲のダンスよかったですね。彼の家族も会場で見かけました。16日のコンサートのエンディングで、ジミー先生が2階バルコニーを気にして会釈までしているんですね。見上げるとそこにリーシャンのママがスタンディングして拍手されているのが見えました。誇らしかったと思います。リーシャンも嬉しかったでしょうね。

さて、「オー・ハッピー・デイ」のように全体に振付があり、ステージで動きながら歌うのは案外難しいものです。それはね。ドラキーズのコンサートでもよく感じました。ぶつからないように後ろも意識しなければならない。歌とダンスを自然な形で取り込むには、よっぽど練習が必要です。今回はウズベキスタンの民謡でも振りがあって、なんか「はないちもんめ」みたいなシーンが興味深かったです。

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ヤノスは清々しい王子様でした。端正な顔立ちですが、それだけじゃなく話し方もはきはきと且つ丁寧で、笑顔を忘れないプロフェッショナルな少年です。MCでの日本語が美しく、話し終えたあとに深々と一礼するのが印象的でした。ソロ場面はもっとあると思っていましたが、今後の活躍が期待されます。

シーモンのソロも素敵でした。様子のいい微笑みは愛されキャラですよね。人なつこい感じもしました。abendsegenでのヤンとのデュエットは感動でしたが、意外や演技派だと感じたのは、シュテファンと一緒に歌った「猫の二重唱」ですね。前の曲の途中でステージからさっといなくなり、いつのまにかタータンチェックのシャツとレーダーホーゼンに着替えて、左端の通路から入って来ました。そのあたりの席にいた方は楽しみが増したのではないですか?

シャーッと威嚇の声で歌ったり、最後に甲高い声を上げる、そして耳をふさぐシュテファンの演技。そう!シュテファンもまた演技派でした。将来は俳優になりたいそうですが、なかなか個性派の俳優になれそうですね。千秋楽の「美しく青きドナウ」で、彼が教育係りのKatharinaさんと踊ったワルツは、もしかJohannes さんより上手だったかも?

ガブリエルは皆さんご存知のようにジミー先生の息子さんです。小柄な少年ですが歌うときはオペラ歌手のように表現豊かで、譜面を体で感じているように思えました。柔らかな声質が魅力で、アンサンブルやデュエットで活躍しました。

隊列の中でガブちゃんとその上にいるバスティアンとジツヒロ君は、私にとって本当に「ツボ」でした。エネルギーとか熱量を感じるんですね。大きな体で大きな口を開けて豪快そのものな歌い方のバスティアン、そしてジツヒロ君は表情もあり良く見ると手の甲まで力が入って、バスティアンとふたりでほぼ相似形のように揺れる、動く、歌う。力が入っているといっても無駄な緊張感ではなく、本当に楽しそうなんです。音も視覚も注目のトライアングルでした。こんなウィーン少見たことない。

「千の風になって」も言葉からしてはっきりとした日本語で、励ましてもらっているように聞こえました。唯それだけではなく、温かみも感じるんですね。アンコールでこの曲の前奏が聞こえたとたん涙がにじむのです。Boysの歌はメトロノームのように忠実ですが、ピアノはなめらかなバラード調で後ノリの感じで、そのすこしのずれが歌声を優しいものに変えました。元気だけど泣ける。千秋楽は特にboysも感極まるところがあったよう、声が震えている子もいました。

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元気いっぱいのバスティアン、ジツヒロ君の右には静かに佇んでいるロレンツとルーベンがいました。この隊のアルトは存在感がありましたね。「美しく青きドナウ」でも感じたし、Bプロのディストラーで「ヤニス、アッティラ低音」とメモ書きにあり、アカペラコーラスで、重要な低音部が聞こえてきたのを覚えています。WSKの天使的歌声では珍しい音声でした。それは入場のときに歌うグレゴリオ聖歌でも感じたことです。通路際の席には通り過ぎるboysの声がひとりひとり贅沢に届きますが、若いテナーがふぅっと聞こえては消えるということがありました。

でも例えば4声とかそれ以上の声部の中で、その低音はミックスされ、聴きごたえのある少年合唱に変わるようです。ルーベンはクールな印象ですが、なかなかファン思いだったみたい。

一番小さいレオを、忘れたかたはいないですよね。曲の前ニMCがあり、マイクを持ってセンターに立つだけで、会場から笑みがこぼれます。マイクのスイッチがオフになっていたことがありましたが、そのときは特別可愛かった。合唱団員に対して可愛いとかって言ってはいけないのかな。いや・・・でもレオを見て可愛いと思わない人はいないでしょう。

Aプロのコープランド「町から猫を連れてきた」で、レオの担当はアヒルでした。いろいろな動物の声があって、アヒル、猫、ガチョウ、ニワトリ、豚、牛、馬、ハニー? その繰り返しで何度も泣きマネ歌を歌ってくれました。誰がどの動物だったか、すっかり忘れてしまいました。16年のシューコアの時に、ルカVが甘い声でハニーって言ったのは覚えているんだけど、今回は誰がハニー係りだったかな。左側のブロックから聞こえてきた気がします。

レオの隣にはハーヴァルとアーロンがいました。ギリシャ彫刻のような顔立ちのハーバル。目立たない少年ですが、時々客席を見て微笑んでいましたね。常連の方でも見つけたのでしょうか。アーロンは華奢できれいな子でたぶん人気があったと思います。彼が公演のさなか体調を崩したことがありました。顔をしかめたので気になっていましたが、本当に我慢の限界というところまで退場せずにいたんですね。オペラシティの扉は開けにくいようで、はらはらしてしまいました。でも翌日にはすっかり元気になって普段通りに歌っていましたよ。きっと芯の強い子なんでしょうね。

プログラムに変わったニックネームが載っているババ君。ババのスペルはBubbaです。ちょっとググってみたらアメリカ南部で使われる愛称ですって。たくましい人、大きい人、brotherなどなど。彼はアメリカ公演でオーディションを受けたそうなので、そのあたりが由来ですね。

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カルティックとアマールもあまり目立たないメンバーでしたが、通路際席には通り過ぎる時にちゃんと声が届いていましたよ。カメラのほうにはよく向いてくれました。

マテオはメガネがチャーミングでした。後列にはペーターとアンドレーがいました。ペーターはサントリーホール公演より後になって日本に来たそうです。そこで人数が24人になりました。シューコアのイヴァンに似た風貌で、おだやかなか雰囲気がいい味を出していました。

アンドレーは親しみやすい人柄のようで、バスの窓から投げキスをしてくれたのは彼なのでした! ハムザも後列にいて地味で大人しく感じられる男子です。ハムザは目立たないねと友人と話をしていたところ、「なかなか良い声ですよ」と教えてくれました。友人は歌いながら入場してくるときに声を聴いたのでしょうね。私は気づかずにごめんなさい。こんなとき、オペレッタみたいなものがあったら、もっと多くの子に光があたるのにと思った件でした。

個人的に知りあいでもありませんから、ちょっとしたときに私が感じたメンバー像を書きました。もしか実際は違うかもしれません。笑・・・でもどのboysも一生懸命歌い、感じ良く対応してくれたと思います。

エネルギッシュな「美しく青きドナウ」とともに、「ウィーンの森の物語」も素敵でしたね。前奏で気づいたウインナワルツのリズム。単純な3拍子ではなく、後のほうが強い。踊るためにそうなったとか聞いたことがあります。ジミー先生は東洋の方ですが、はっきりしたウィーンのリズムの演奏で嬉しかったです。♪ラーァ・ラ♪ラーァ・ラ ♪ラーァ・ラ♪ラーァ・ラの声は、シーモン、ガブリエル、モーリッツ。それはそれは優雅で小粋で気品がありました。世界中にたくさんの合唱団がありますが、ウィーンを冠する曲だけは、ウィーン少がやはり一番だと思いますし、また未来永劫そうあってほしいですね。

今回のプログラムはA、Bどちらも好きな曲が多く、ありえないほど自分的には嬉しい内容でした。ハイドンコアの歌声は元気でパワーがありますから、Bプロのマクベスからのオペラの曲であったり、ハンガリー万歳であったり、合唱としてエネルギーの感じられるものが得意なのかもしれません。

でもジミー先生が奏でるピアノの伴奏と、背中に愛を感じる指揮からは、繊細な演奏もたくさん生まれました。4年前は芸術家の個性を強く感じましたが、今回のツアーでは、父親のような愛を感じました。実際ガブリエル君の父でもあるのですが、全員の父的存在でもあるように思われました。ただ肩を揺らしたり、視線を送ったりするだけの指揮で、空気が変わっていくんですね。背中がよかったです。

生まれて初めて先生に手紙を書きました。個人的にメンバーの誰かが好きという感情よりも、ハイドンコアのカラーと歌声に惹かれたので、自動的に先生に気持ちが行ってしまったのです。受付に預けただけですが、読んでいただけたかな。

私にとっては短いツアー鑑賞でしたが、心から楽しむことができました。メンバーたちがフレンドリーだったことも、長く忘れることはないでしょう。

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今年のはじめにYouTubeから貼った動画を改めて見てみました。当時知らないメンバーでしたが、今はどの子も懐かしい。半年若いハイドンコアです。

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2018年6月 4日 (月)

WSK *6月3日名古屋公演* Haydnchor

ようやくです。

初ハイドンで気持ち少しが高まってきました。あと2週間しかないけど、今年はこんな感じで落ち着いています。なのでロスはないと思われます。たぶん・・・

久々にメモ魔になりました。名前は演奏が始まってから休憩をはさみ現場漬けで覚えました。たぶん大丈夫。でも一度きりしか見ていないので、くまなく書くことは無理。今日はとりあえずの感想です。

この日はBプロでした。

Aプロとのバランスが半々でなく、圧倒的にBが多いですね。曲目だけ見た印象では、Bのほうが自分は好みです。まぶしいくらいの選曲かもしれない。
Aは親しみやすい曲も多くそっちが好きというかたもあるみたい。公式の全公演で8回しかないので、すでに聴きたくても聴けなかった公演地もありますよね。

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グレゴリオ聖歌は歌いながら入場しました。後方から中央通路を歩いてステージにあがりました。できれば拍手よ止んでくれと期待していましたが、歌声よりむしろ盛大・・・。

引き続き立ったままで指揮を続けるジミー先生。Boysの声を一心に聞いている感じ。「主に向かいて歌え」は古典的な曲調で繊細なハーモニーを静かに聴きたい曲。

3曲目で先生がピアノの前にシャキッと座り、クープランの「歓喜せよ」が明るく晴れやかに会場に響きました。これは前回ハイドンも歌いましたね。

カルダーラの「私は生ける糧なり」は、好きな曲です。このステージでは中央にチェロを弾くジミー先生。向かって左側にGabriel、Simon、Kodai君、右側にMoritz、Stefan、Andrei君が並んでいます。Kodai君とMoritzのデュエットで始まりました。Kodai君のソプラノは硬質で艶やかですね。Moritzの声はソフトで対象的な感じです。メゾからアルトまでこなせそう。柔軟な声はこれからいろいろな曲で登場することになります。
チェロの包み込むような弦の音と6人のboysの声があわさり素晴らしかったです。

映画シルクロードのときに、ヒビキ君とカイ君(カヨーデ)が歌ったのを覚えていますか?

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ハイドンの「くるおしく浅はかな心配は」 、これも定番ですが、ピアノ伴奏がものをいう曲っていう印象があるんですね。ジミー先生のピアノとBoysの声と相性がよく、かつ華麗なる演奏で聴きほれます。

MCにYanosが立ちました。13歳ですって。YouTubeで見てきれいな子だなと思ってましたが、見ると本当に華奢ですね。「友達が歌います」と曲紹介をしてくれました。モーツァルトの「汝により守られ」です。会場で配られたセットリストの順番が違っていたのでアレッと思いましたが、公式のほうに忠実でした。

美しいデュエットの代表曲といってもいいこの曲。GabrielとMoritzが歌いました。Gabrielのほうが声質が高いようです。やはりMoritzの声はハーモニーを作るキーパースンですね。緊張気味に見えるMoritzに対し、なんと自由にリズムに合わせて体中で表現するGabriel。

モーツァルトだけど身体揺れちゃう。リズムというか♪ごとにタイミングを合わせてる感じですね。シンコペーションとかだと忙しいね。でもじっと見ていると、こちらもリラックスしてくるのです。

昔のように後ろ手に組んで歌うのは美しく憧れですが、こんなふうに歌うのも良しと思えてきます。そういえば、昨年ぐらいまでに卒業していった前ハイドンコアのメンバーも、同じような歌い方でしたね。ステージを見ていると、気持ちを集中させているのがわかり好感が持てるのです。

グノーの「アヴェマリア」  また美しい曲で、ソロはMoritzです。ソフトな声で優しい旋律にあいますね。ちょっとだけ気になったのは、気持ちうつむき加減に歌ってるぽい。
ハイドンコアはすべて暗譜で歌います。なので目線を楽譜に落とす必要もないし、なんかもったいない。もっと顔をあげて前を見て歌ったらどうでしょう?

バーンスタインの「チチェスター詩編」は、生誕100年ということでここ数回の記事でも取り上げました。このBプロの中でも珠玉だと思います。

「Adonai roi」のソロはJanが歌いました。これはヘブライ語なんですね。「主は私の羊飼い」は詩編23ですがラテン語と印象がかなり違いますね。

Jan、正直かっこよいですね。180cmぐらいあるそうです。それは音楽とは関係ないのですが、堂々と凛々しく歌手としてステージ映えするので、ついじっと見つめてしまいます。

オケや大人の合唱団との共演だと壮大な演出になるし、ドラキーズのようにマリンバやハープと打楽器との組合せでモダンジャズのような斬新な演奏も楽しめます。

でもここで用意されたのは、ピアノの他に小さいジャンベみたいの、フレームタンバリンみたいの。(実物を手にとれないので、・・・みたいのという適当な表現ですみません)

非常にシンプルです。そのシンプルがまたソロをフィーチャーして良かったと思います。

映画「天使にラブソングを」から「オーハッピーデイ」のパフォーマンスは注目です。

プログラムを確かめようとちょっとの間手元を見ていたら、いつのまにかステージ上でBoysが3個ぐらいのブロックにわかれていました。

私の前にいたのは、Yanos、Simon、Leoなど5~6人・・・Moritzもいたかな。一回じゃ覚えきれない。センターの一番前にはRishanがいて、彼がソリストです。

歌あり、ダンスありのパフォーマンスでしたね。楽しいけど、第一部の最後として、もっとはじけてほしい感はありました。

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第二部はいきなりシュトラウスのワルツで始まりました。こういう構成って珍しくないですか。

ウェルナーの「野ばら」は前奏が美しかったです。ジミー先生のピアノは心惹かれる高音がときどきあります。boysの声をより素敵に聞かせる伴奏が折々にあるのですね。

ソロはMoritzでした。ウェルナーの野ばらは合唱のみで演奏されることがこれまで多かったですが、Moritzの歌は小輪のバラのようなチャーミングさを醸し出して、ハミングで歌うハーモニーも新鮮でした。

ハミングの巧みさに共通するのは、順不同になりますが、「コンドルは飛んでいく」やタイタイックも印象的でした。

私の世代はペルー民謡というより、サイモンとガーファンクルのヒット曲として、「コンドルは飛んでいく」を死ぬほど聴いているんですね。それでこの曲を好きなかたもあると思いますが、鮮度を感じなくなっているかたもあると思うんですね。 ← 自分

WSKは南米ツアーがあるので、わりと歌い続けているようです。日本公演でも歌ったことがあるし・・・。自分は何を言いたいの?つまり聴きなれているはずなのに、今回のアレンジや演奏や歌声に感動して、誰も泣かないところで、なぜかうるっと来てしまったという話です。

ハミングが独特でトントントンのような音声なのです。ボイスパーカッションほどのリアルさは勿論ないのですが、リズム的にペルーの民族楽器を模しているのかな? 心にこの音がヒットしたんですね。

ソロはJanでしたが、プラスしてコウダイ君の声が良いですね。これまでに聴いたWSKのコンドルで一番好きです。

それと、ハミングが良かったのは「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」ですね。これだけ多くの人から指示されるきれいなメロディであれば、ピアノとソロだけでも完結してしまうと思うのですが、あえてアカペラです。

ソロは再びJanでした。ウィーンらしい発声で特別感情移入しているような歌い方ではないのですが、ハミングがまるで伴奏のように聞こえました。ソロを生かし、ハーモニーも生かす音つくりで素晴しかった。heart02

ヘンゼルとクレーテルからの「私は小さな眠りの精」と「夕べの祈り」も特筆です。

ステージからメンバーがどんどんいなくなり、3人と先生だけが残りました。

たった3人残ったことが、オペラのシーンを彷彿とさせました!

Moritzの砂の妖精は、シィー!と人差し指をたてて歌います。表情が生き生きしてオペラを演じているようで、自然とMoritzが砂をまく姿が目に浮かんできました。

それからSimonとJanがヘンゼルとグレーテルに扮して「Abendsegen」を歌います。扮してと言っても立ったままで普通に歌うだけですが、私は2人がひざまづいてお祈りしながら歌う姿を考えずにはいられなかった。なんならSimonはおさげのウィッグをつけても似合うのでしょうから、(これは禁句だけど)、可愛らしいグレーテルになれると思いますよ。

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この曲の演奏が終わると舞台のそでに引き上げていたboysが、勢いよく走り出てきました。でも隊列になるのではなく、センターで一塊になっています。ウズベキスタン民謡で「水の女神」は、そうしたユニークなフォーメイションで演奏が始まりました。

ニシュカバニャに通じるようなエキゾチックなメロディです。ソロはGabrielです。boysのダンスが不思議で、両手を挙げたり下げたり、引っ張る仕草など、何を表現しているかどこかに書いてありましたか?あるいは、シルクロードのDVDを見ればヒントがあるかもしれませんが、今その時間がないので疑問符のままいきます。

第二部のMCは、Janis、Aaron、Haval、Lorenzでした。もう何度もやっているとはいえ、やはり緊張するのかな。Lorenzが話し終えて自分の場所に戻ったとき、にこやかに隣の子に笑顔を返していました。 今日も無事終了みたいに思ったのかしら。

その笑顔が輝いてみえました。

あとまだ書き足りないのですが、メモを見ても思い出せないことや曲自体を忘れてしまったものもあるので、今回はこのへんで。

今回は記憶違いもあると思いますが、随時修正していこうと思います。

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2018年6月 2日 (土)

WSKとクロイツコアとの共演

ドレスデン聖十字架教会で、クロイツコアとWSKの共演。珍しいですね。

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WSK HP 公式 ↓
https://www.youtube.com/watch?time_continue=9&v=8DAw1TLNuJ8

FBにシェアされた画像にはモーツァルトコアが目立ったのですが、ブルックナーのメンバーがインタビューに応じていますね。これはクロイツとWSKとのそれぞれ公式からアップされた動画です。WSKの動画は、なぜか限定公開になっていました。

リハの動画の歌声きれいですし、これだけの人数の少年合唱というのがすごい。

本番も動画をアップしてもらえるといいと思います。

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2018年5月19日 (土)

バーンスタイン生誕100年 チチェスター詩編

ドラケンスバーグで聴いたドラキーズならではのチチェスター詩編、ごく短い感想しか書けなくて、リアルタイムでの気持ちをつけておくべきだったと後悔しています。

たぶんWSKのコンサートなんかではメモ魔なので、隣りの人からうざったがられているだろうし、なるべく自分も通路際の席をとるようにしています。

ほんの一言のメモ、楽器の種類とか、何人で歌ったとか、それだけで記憶の糸がほぐれていきます。数年後に読み返したとき、それは事実として大切な記録になります。

長くなってしまうので書けなかったこともありますが、あのチチェスター詩編と全体を構成する楽曲と演出はちょっと他ではない楽しさでした。居眠りしたくせに・・・はい、すみません。コーラスがきれいで気持ちよくなってしまったのですよ。もったいなかった。リピートの日は最前列だったし万全でした。

あのホールの最前列はステージと同じフロアーで通常は関係者がすわります。出番のないときの指揮者や楽器演奏者が待機し、指揮者はリアルタイムで本番中の支持出しなんかをしています。

音響はもっと上の席の方が響きが良いのですが、臨場感は抜群です。手を伸ばせばそこに・・・って感じです。

というように、一度書き終えたはずのドラキーズ訪問を再び書きつづってしまいそうなので、話題を変えます。

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生誕100年ということで、来日中のハイドンコアもコンサートで詩編23を歌っています。私はまだ聴いていないので、それについて書けませんが、モーリッツがソリストでしたか?

先日WSKもこの演奏をしました。ライブ動画が上がっているのでご紹介します。ソロはヨーゼフ君。(Hyeonseo)

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もう一つニコニコ動画ですが、これって登録しなくても見れるんでしょうか。私は登録しているの問題ないのですが、試しにやってみますね。

バーンスタインの指揮でイスラエル・フィルの演奏がDVDになっています。Youtubeには音だけが上がっていますが、この音源が1965年のものか1980年初頭の物か判然としません。
https://youtu.be/1axCTkIfP9Q

ニコニコの動画はDVDからのカッティングと思われます。

ニコニコはコメントがうるさいですね。美しい音楽は美しく聴けばいいのに、よけいなことを書く人がいるんです。・・・自分のモニターでは設定で消していますが、埋め込み操作でもしか標準に戻ってしまっているかもしれないので、フレームのボリュームの右横にある吹き出しマークをクリックしてコメント非表示にされればよいと思います。

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2018年3月25日 (日)

シンガポールのモーツァルトコア

モーツァルトコアのシンガポール公演の写真は公式でも何度か見ていました。

ウィーン少を迎えるシンガポールでは、そのためのフェイスブックを立ち上げ、合唱教育の面でも推しが熱く、こちらにも伝わってきます。

今までに動画はなかったので、これを取り上げることにしました。
1月15日、エスプラナード・コンサートホールで行われたものです。

このイベントの詳細は、
https://www.svbc.sg/participating-choirs/

いきなりのアヴェ・ベルムで、久しぶりのこの演奏がモーコアなんて感激です。これだけで涙腺がコントロールできない。

ズームなしで表情も全然わからない状態ですが、第九の「歓びの歌」も演奏されます。3.11のときにはウィーンでもやったそうですね。それが垣間見えるようでした。

PCをお持ちのかたは全画面にすると多少は顔も見えるかな。

シンガポールのイベントは、国内の青少年合唱との大共演で、オケもそろっています。指揮をしているのはルイス先生です。

2階からの撮影で、プロフェッショナルな撮影ではなさそう。でもアップしているアカウント名はこの団体のようなので、たぶんこれは消されることはないかなと思われます。

ソウルのピョルマダン図書館で行われたモーツァルトコアのミニコンサートが削除されてしまいましたね。せっかくの素敵な動画だったのに、本当に残念でならない。

残るは公開動画はスペインだけですよ。

なんか戦々恐々としてしまう。最近は厳しいですね。こういうのを取りしまるのなら、きちんんと正式なライブ映像を作ってほしい。私だってWOWOWのときのような、素晴らしい映像美のライブが見たい。

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追記その1:早々にこの動画も消されてしまいました。勘違い視聴者からの日本への批判コメントがあったからでしょうか?再投稿して頂きたいです。

最後までご覧になりましたか? すごい声援です。きっと身内の子どもたちが合唱団員として参加しているのでしょうね。

それにしてもこの歓声がうれしい。

ルイス先生がご挨拶されています。指揮台のてすりから身を乗り出して、客席に話しているのが印象深い。

マルタ公演もよかったみたいです。コルスが一緒で、そんなこと日本ではありえないですからね。世界遺産の街がありますし、地中海が本当に美しくて、どなたかモーコアを聴きにマルタまで行かれたかたいらっしゃいますか?

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追記その2 : 一曲だけですが、シンガポールのかたの投稿と思われます。

限られた曲だけの紹介ですが、シンガポールのモーツァルトコアの軌跡を残してくれたかたがありました。アヴェベルムと第九はなく満足とはいえませんが、ますは感謝。

続きを読む "シンガポールのモーツァルトコア"

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2018年3月11日 (日)

ふるさと 3.11から7年

yahooで、  3.11  と検索してください。

1人10円を寄付したことになります。日本時間ですが、今日が終わるまでにあと2時間あります。

https://fukko.yahoo.co.jp/

東北地震から7年目の今日、少しの気持ちでも形になります。

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ハイドンコア 来日前 その3

先日のハイドンコアの動画はあっという間に削除されました。最近YouTubeの著作権厳しいですね。Youtubeが厳しいのじゃなく、著作権保持者が厳しいのかな。

モラルは理解していますが、オーストリアのテレビ番組を録画することはできないので、局のオフィシャルで発信してもらえたら嬉しいですね。

それでこちらは中国です。

プロモーションビデオは吹き替えも少なくないですね。去年ブルックナーのロベルトがソロをやっていた動画がありましたが、音源は90年代かな?かなり前のものでした。

シンガポール公演に向けてのクリスマス動画で、モーコアのソリストたちが歌っていた「Still, Still, Still」も音源は別物で、Hyun-seoの声があまりに本人の声とちがうのでがっかりしてしまいました。

録音が大変なのかもしれませんが、古い音源が耳にこびりついている世代としては、吹き替えもほどほどにと思うのね。

この動画はちゃんとハイドンですね。ライブではないので、若干作られた感はいなめませんが、最初のソロはりシャンの伸び伸びした声ですよね。

「我爱你」と言っているのはSimon君ですか?ソリストは Richan、Jan、Moritz、Gabriel ・・・。

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2018年2月25日 (日)

ハイドンコア来日前 その2

WSKのニュースレターを購読されているかたはすでにご覧になっているかもしれません。

Muthでハイドンコアの日本ツアー・プレビューコンサートがあり、ORFでニュースハイライトとしてオンエアされました。

インタビューを受けているのはJanosch、Moritz、Kodai君たち。

リニューアルされたサイトに来日メンバーも掲載されました。ヤノシュ君のスペルがちょっと違いますね。

http://www.japanarts.co.jp/wsk2018/index.html

私はモーコアが好きすぎて、なかなか気持ちが切り替えられなくて、実はチケット手配も昨年よりずっと少ないです。でも昨日一枚増やしちゃった。予定していなかった地方公演ですが、なぜか最前列のほぼ一番端の席がポツンとひとつ空いていた。ブラックホールのようにその空席に吸い込まれてしまいました。 夜というより夕方公演なので、なんとか日帰りできるかな・・・。最悪深夜バスに乗れば朝には戻れます。笑

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2018年2月17日 (土)

ハイドンコア 来日前

2016年10月に投稿された映像なので、今度来日するメンバー構成とはちょっと違いますが、ソリストのりシャン君をフィーチャーしたハイドンコアの動画をご紹介します。

インドの英字新聞でHindustan TumesさんのFBからシェアしました。

この会社のYoutubeチャンネルにはアップされていないので、FBからシェアしてもいいものか若干不安があるんですが、プロパティには埋め込み機能があったので外部シェアも大丈夫かなと思っています。突然消すかもしれません・・・ 笑

この間のクリスマス・イン・ウィーンでソロをやっていた少年ですね。これはまだWSKに参加したばかりの頃かと思われます。繊細な声、ライブで聴くのが楽しみですね。

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2018年2月 4日 (日)

WSK ソウル公演に行きました♡Mozartchor

1月27日、28日の両日韓国ソウル・アーツセンターでウィーン少年合唱団モーツァルトコアのコンサートがありました。

土曜日の早朝に家を出ましたが、飛行機がおくれ道路も渋滞しホテル着が遅くなり、会場に到着したのがギリギリでプログラムも全然見ていない状態だったので、ひたすら聴くことに専念しました。なので細部はうたかたの夢のごとく、薄れつつあります。2日目もただ聴いていたいという気持ちが強く、ちゃんとしたレポはできないかな。ところどころ記憶違いがあるかもしれませんが、こんな感じだったのねというくらいに思ってください。

先日YouTubeからシェアしたミニコンサート動画で数曲が聴けます。クレディアさんのオフィシャルの動画はすでに見られなくなっておりますがYouTubeはまだ大丈夫です。

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最初の曲は歌いながら入場しました。アーツセンターの広い空間に天使の声が響きます。隅々まで行き渡り、沁み込んでいくようなしっとりした歌声です。ここでもう感動。変わりないモーコアの歌にまた浸ることができました。

モンセラートの朱い本に収められた曲から、「O virgo splendens」
おお輝く聖処女よ、のこぎりなる山の修道院を思い起こさせるおごそかな調べです。

演奏後は先生の挨拶「アンニョンハセヨ」 そして、ジョセフとジヌクが韓国語で挨拶をしました。

ブクステフーデの「Cantate Domino」 ソロはMirko。

日本から半年、相変わらず小柄なハンサムボーイ。声の出し方はしっかりしてきましたね。難しい旋律であやういところも感じられましたが、例えばサッシャのような強い声ではなく、柔らかなビロードのようなアルトの声でした。ルイス先生のピアノは決してボーイズの声の邪魔をしない。美しさをいやます響きなのです。 曲の最後のハーモニーの素晴らしさは胸にしみました。

プーランクの「Ave verum corpus」はモーコアのコーラスの美しさを全面に感じさせる曲。ステージに均等に広がって歌いました。イェトミールはこのときアルト側の端のほうにいましたが、そこからも彼の声が聞こえてくるのです。どこにても、彼の声の余韻が響いてくるのです。

プログラムに解説がありますが、ハングルは読めないのでスキャンングして翻訳するアプリを試してみました。でもこういう専門的な翻訳は難しいですね。なんか意味不明なのであきらめました。

ヘンデルのアリアは、イェトミールとレーニが歌いました。アルトとソプラノ隊の配置、デュエットの2人の立ち位置は日本のステージと同じでした。

私は卒業したハジュンの声に惹かれていましたが、彼の不在はやはりちょっとコーラスの盛り上がりに欠けるかもしれない。ハジュンは声量があったので、その声がてっぺんを突き抜けていったんです。それが日本での印象。

でもソリストたちは、ますます良くなっています。イェトミールはハイソプラノの最盛期を過ぎ、円熟味を増したというか、技術と安定した声の響きに加えて、ビブラートの揺らぎの中に艶を感じます。今までに私が出会ったソリストで、彼に勝る少年はいません。

単純に好みだけで言えば、好きな声というのは他にもあります。でもこういった曲を歌いこなせる声、マッチングする声は別次元の存在で普遍的な美を持っているのです。WSKの歴史に名を残す団員に間違いありません。稀有の存在です。

10年20年、あるいは50年でもいい。タイミングですからね。今この時に繰り返し彼の声を聴く機会を持てたことは、凄くラッキーだと思うし、モーコアがこれだけ美しい所以として、イェトミールの声の存在は絶対に否定できない。このアリアのアレンジはルイス先生だと書いてあります。イェトミールの才能ありきで、選曲したのでしょうね。

前回の記事でライブ動画を紹介したので、今回のセットリストも何曲かは聞けます。

ヴィバルディの「Gloria」 と、ルイス先生がイタリア語で紹介していた「The animals improvise counterpoint」 は、もう一度動画で聴いてください。途中で動物の鳴きマネが入るんです。

ワンワン鳴き続けているのがJinwook、 ミャーミャー言ってるのは主に第2ソプラノの何人か。この動画ではおとなしく歌っていますが、コンサートではヤコブが猫の表情までまねてすごく可愛かったです。heart04

あとで気づいたのですが、この曲は2005年に来日したモーコアが歌っているのです。ステージでいつくかのブロックに分かれて歌いました。NHKのオンエアにもあるので、当時録画されたかたはご覧くださいね。「動物たちの対位法」です。このあとに猫の二重唱を歌うプログラムでした。

この曲のファララ~のところが、クラシックWSKの雰囲気で好きです。オールドWSKもクラシックと表現したほうが、音楽的な趣を感じるでしょ?

ストラヴィンスキーの曲、途中「スラ~バ♫スラ~バ♫」と聞こえる曲です。これは難曲なのだそうで、トライしている合唱団はほぼいないと先生がおっしゃていたと人づてに聞いています。これも動画でチェックしてくださいね。

アカペラでこういう曲に挑戦するルイス先生。子どもたちの実力を信じてこその挑戦ですよね。低音と高音との繰り返し。取りにくい音ばかりなのに、この美しさは不思議ですね。レーニのソプラノソロも、磨きがかかってきました。

アベ・マリアはジョセフのソロ、韓国では本名でヒュンソウと言ってましたけど、彼の出番は今回多かったです。凱旋公演ということになるのかな。実際ジョセフのソロは歌い方も大人っぽくなりましたね。高音は曲によっては出しにくそうでしたけれど、中音は彼独特の哀愁を帯びた美声で、シューベルトの優しい旋律を語りかけるように客席を見つめ歌ってくれました。

次の「Salve Regina」は世にも美しい曲でした。宗教曲がこんなに切なく、いわば世俗の哀しみを背負っていていいのですかと問いたくなるくらい。それというのもモーコアの合唱がそう思わせる音色だからなのです。 今真剣に彼らの歌をDVDか、最低でもデジタル配信で作ってほしいと願っています。そうしたらヘンデルのアリアとこの曲はマストです。皆さんもモーコアのCDとかDVD欲しいですよね。

モーツァルトのカンタータは、日本公演でも誰もが忘れられない曲だと思います。ここでもイェトミールのソロは圧倒的な印象を残しました。ソウル公演では、やはり韓国出身のソリストにスポットを当てる感じがあり、前半がジョセフ、後半のソロがイェトミールでした。

ジョセフの歌には年齢以上の歌心を感じますし歌唱力もあるのですが、高音が辛かったです。そしてそれを本人が自覚しているような印象を受けました。一番の高音で伺うように先生を見る。その眼差しにちょっと何かを感じてしまいました。からのイェトミールのソロは舞い上がる鳥のように自在で、あえてジョセフに歌わせることもなかったのではないかと。なぜならジョセフの「アベ・マリア」は、こよなく優しく彼の声質と音域に合っていました。それでよかったのではないでしょうか。

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第2部は「カルミナ・アウストリアカ」で始まりました。

この曲は楽器演奏が入りますね。いくつかの日本の会場では、ほとんど舞台右手に楽器集団がいました。なのでどこにいても彼らの姿が見えました。 ところがソウルでは舞台が広いにもかかわらず、右手ではなくソプラノ隊列の後ろにいるのです。

おそらく会場の中ほどから後ろ、あるいは2階席でないと、楽器隊の姿は見えなかったと思われます。私の席からは初日は全く見えず、28日の回は席がソプラノ寄りだったので、のぞくような形で3人ぐらいは見えましたが、実はノアもいたらしいんですね。マヌエルも見えず。全然見えず・・・です。

それが残念だったこと。組曲の中から2曲が演奏されましたが、強烈な印象を残した名アルトのサッシャはいませんから、全体には印象が弱くなりました。もっと面白いパフォーマンスが期待できる曲なのに、きれいにまとめてしまった感じですね。日本でのように高さとか広さ、会場の可能性をもっと使ってほしかったです。そしてせっかくの楽器演奏が見えない配置では、担当しているメンバーも気の毒です。

次のアルメニア民謡はきれいな旋律で紹介したいのですが、YouTubeに該当曲が有りません。アマゾンにアルメニアの女声合唱団のデジタル配信があったので、よかったら視聴してください。これがモーコアの手にかかるとどんなふうになるか、想像がつくでしょう? 本当にきれいなんですよ。

https://www.amazon.co.jp/Saren-kowga-jowxtm-goc/dp/B00I8LP8J6

シューマンの「Die Capelle」、少年合唱で王道のドイツリートを聴けるのは嬉しいです。これは女声合唱のためのロマンス作品69の一つで女声合唱団が歌った動画はいくつかありましたが、ボーイズの声の印象とはかなり違います。スカッとした清涼感と透明度はボーイズの特権で、モーコアの声質はそこに優しさも加わり聴く者の心をとらえたと思います。ミニコンサート動画でお聴きください。

ブリテンの「Grolia」、「ニシュカ・バニャ」、「皇帝円舞曲」 、「休暇旅行」もミニコンサート動画で聴けます! イェトミールとミルコのソロで!

「皇帝円舞曲」のオブリガードは勿論イェトミールです。気持ちよく響き渡る声、どれだけきれいなんだか、この選曲もよくよく考えれば、ルイス先生のピアノテクとイェトミールの活躍シーンかなとも思えます。日本では千秋楽の日にフルで前奏を弾いてくれました。確かルイス先生の希望だったとか。ソウルでは短いバージョンでしたが、モーコアの音楽性を示す時、この曲ははずせない。

そしてアンコールはJinwookのソロで「アリラン」 丸顔の韓国人新入生です。彼は本当に気持ちよさそうに歌うんですね。声はソプラノですが、ハイトーンではなくソフトで女声に近い感じのたおやかな声。彼はこの先伸びるでしょうね。性格もきっと明るくてフレンドリーな感じがします。

アンコール2曲目は「再び雪解けになり始めるころ」 さらに拍手なりやまず「美しく青きドナウ」も演奏されました。

韓国の会場は歓声も拍手も、そして声援だけでなく名前を書いた紙を自分の胸元に出して応援をアピールしていました。たぶんあれはジョセフのお友達か親族か何かではと思います。

私は昨年のモーコア千秋楽を経験してしまったので、どうしてもあの日の「ウィーンわが夢の街」に勝るものはないと思ってしまう。自分だけの感情にすぎないのですが、やっと巡り会えた理想のウィーン少への思いは消えないのです。

ただ昨年の上級生が卒業し、新たなメンバーが加わったモーツァルトコアの歌声が、変わらずにクラシックな美しさを保ち、高い音楽性とプロフェッショナルなステージマナーを保ち続けていたことに深い感動を覚えました。

そして熱い声援が半端なくて、それはもうメンバーたちも大喜びで、皆ニコニコ(#^.^#)(#^.^#)で何度も舞台そでに消えては出てくるの繰り返し。そういうのって、日本にはないんですね。スタンディングもできました。感動の気持ちを素直に表せて嬉しかったです。

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プログラム

Cannon for three voices
Oh, magnificent Virgin (O Virgo splendens)
from redbook of Montserrat

Dietrich Buxtehude
Cantate Domino (Sing to the Lord)
Motet for two sopranos, alto and organ

Francis Poulenc
Ave verum corpus (Hail, true body) FP 154 (1952)
Motet for three-part women’s or children’s choir

Adriano Banchieri
Capricciata a tre voci (Short fancy)
Contrappunto bestiale alle mente (The animals improvise counterpoint),
from: Festino nella sera del Giovedi grasso avanti cena (1608)

Georg Friedrich Handel
Piangero la sorte mia (I shall lament my fate)
from: Giulio Cesare in Egitto, HWV 17

Antonio Vivaldi
Gloria in excelsis Deo (Glory to God in the Highest)
Laudamus te (We praise you)
from: Gloria in D, RV 589

Igor Strawinski
Podblyudnye (Saucer songs)
Excerpts from: Four Russian country songs, K 28

Franz Schubert
Ave Maria

Johann Joseph Fux
Salve Regina (Hail, Queen, mother of mercy), K. 257

Wolfgang Amadeus Mozart
Die ihr des unermesslichen Weltalls Schopfer ehrt
(You, who praise the creator of the unfathomable universe), cantata K. 619

Gerald Wirth
Ave nobilis venerabilis Maria (Hail noble, venerable Mary)
Hiemali tempore (Wintertime)
from: Carmina Austriaca (Songs from Austria, 2016)

Armenian folk song
Two sheep descended (Saren kowga ĵowxtm ģoč)

Benjamin Britten
Gloria
from:missa brevis in D, op63

Robert Schumann
Die Capelle (The Chapel)op.69-6

Serbian folk song
Niška Banja (The Spa at Niš)

Und wann's amal schen aper wird

Johann Strauss II
Kaiserwalzer (Emperor Waltz) Opus 437

Josef Strauss
Auf Ferienreisen (On holiday)
Fast polka, opus 133

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合唱団は翌日香港に発ち、土曜日曜とアジアツアー最後のコンサートを行いました。今日の午後にはウィーンに到着したようです。一か月近いアジアツアーでした。お疲れさま。そしてどうもありがとうモーツァルトコア!

 

 

 

 

 

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note  追記 スペインツアーから、「美しく青きドナウ」   note  イェトミールとレーニ note

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