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2017年10月15日 (日)

9月はミュージカルを楽しみました。ビリー&ネバーランド

しばらく書いてなかったので、頭の中だけの反芻ブログで、切り出し方を忘れてしまいました。

まぁ、出歩くこと多しの9月だったのですが、今まであまりチェックしていなかったミュージカルの世界に頭をつっこんでしまったのは我ながらびっくり。

ただし何でもいいという訳ではありません。

「ビリー・エリオット」も「ファインディング・ネバーランド」も、10歳から14歳の少年が主人公、またはキーワードになる設定。

テルツの「三人の童子」での来日も含めると、東京ではミラクルのそろい踏みでした。

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ビリー・エリオットの主役は当初4人、その後5人になりました。その5人目の主役に抜擢された山城 力(やましろ・りき)君を、オーディションの頃から見ていました。

深夜番組の録画を友人がDVDにしてくれて、特集番組なども見ることができましたが、彼は立ち姿も目の輝きも、私には群を抜いて素晴らしく感じられたのです。

ビリーは2回行きました。一回目は先行抽選で実質2列目のセンターブロックという幸運でした。そのときの主役は木村咲哉君。

2度目はプレミア付きで売りに出されているような高値のチケットしかなく、予算の範囲内で2階席を購入しました。自分が行かれる日とリキ君がビリーを演じる日とを見比べ、ようやく手に入れたチケットでした。

いつも前方の席ばかり選び、表情までわかることをよしとしていた自分は、気持ち的には2階席に甘んじるという上目線の感じでした。ところがこの席がとてもよかったのです。確かにオペラグラスがないと、自分の視力にはきついですが、ステージ全体がわかり、客席の熱気もわかり、何より見下ろすから、視線に邪魔ものがない。これはポイントでした。

おちびなので、たいていは前の席の人の頭が気になる。帽子なんかかぶられていた日には、いらいらが爆発しそうになる。そのストレスがなかったのは最高。

エルトン・ジョンの曲はどれもいいですね。日本語に訳されていることに、聴く前は抵抗がありましたけど、全然! 全然違和感がなく、むしろダイレクトに言葉がつきささる感じでした。

DVDでロンドンのミュージカル版を見ていたので、あちらの主役ハンナ君が素敵すぎて、日本版に行く前はロンドンにはかなわないだろうという、しょうもない先入観もありました。

これも全然! そもそも比べる必要が無かった。日本版そのものが良いのです。
炭鉱町の出来事だからと、北九州の炭鉱町をイメージした言葉遣いも、いやそれはどうよと思っていましたが、聞いてみたら結構すんなり入ってきました。ようは地方都市で都会ではない。都会のロンドンに出るという意味をどうとらえるか、その伏線に役だっていました。

5人のビリーをコンプリートした猛者もいらっしゃいますね。同時にマイケル役も、デビー役も楽しまれているようです。私はそこまではとてもできなかったですが、マイケルは唯颯クンが気に入っていたので、2回とも彼でよかったなと思っています。イブキ君てすごいですね。たぶん、テ・ン・サ・イ 。天才だと思う。

咲哉クンとリキ君のビリーは、持っている個性が違うし表現も違う。しかも回数行った友人が言うには、同じ子でも日々違うし、毎回違うと言ってもいい。その中の、私はたった2回鑑賞したにすぎなかった。航世クンも晴翔クンも和樹クンも見ていません。

でも2階席で見たリキ君ビリーがとても好きでした。客席の感動に包まれ自分自身もその熱気の中で、スタンディングを続けました。楽しみにしていたカーテンコールはなく、それを察している客席ですが、一縷の望みをかけて拍手とコールを続けるのです。

やがて終演とわかって会場を出る人並み。それに目をやりながら席にすわると、今度はいつまでも立ち上がることができません。席と自分とが血管でつながってしまったみたいでした。

今までクラシック音楽では、ここまでの余韻を感じることはできませんでした。

これから大阪公演が始まります。大阪に行くことができる方は是非!と思います。

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もう一つのミュージカルは「ファインディング・ネバーランド」 ジョニー・デップ主演で映画化されたものが、さらにブロードウェイ・ミュージカルになりました。

ピーター・パンが生まれるまでというストーリーで、明るい内容ではないのですが、ブロードォウェイに行くと明るくなっちゃうのかな。友人曰く、グリーみたいだ!

私はグリーを良く知らないのです。また別の友達からは、「絶対DVD見て!なんなら全巻あるから貸すよ」と言われました。グリーは王道なんだね。自分、ミュージカルもド素人ですから。

何が素敵って、shine「金色の粉」 shineキラキラ光るステージが大好きでした。shine

上演中はネタバレになるから、人にも話さなかったけど、金色の粉をあびたいから2回行ったのです。妖精がいると思う人?と聞かれて、おもいっきり拍手をしたかったから、2回行ったのです。本当は何度でも行きたかったです。

子どもたちを演じた少年は6人いました。中で歌声が好きだったのはコナー君。表情が豊かで好きだったのはターナー君。兄弟は4人の設定なので、出演する子としない子が日替わりでいます。

洗濯物がかかったバックヤードで彼らが4人で歌ったり、劇中劇で芝居をするシーンもメチャクチャ楽しくて、なんか思い出したのが、ミニベンの「Ben's day」 。 元リベラのミニベンが、中世の騎士みたいなヒーローで一人芝居なの。笑えるんですよ。イギリスの男の子って、100年前もそうなのかな。マントひるがえしてお姫様を助けるみたいな。そういう演出が超可愛くて、ウクレレを弾きながら歌うのも素敵でした。

そのシーンのあと悲しいできごともあるのですが、どこもかしこも大好きで、悲しいというより懐かしく優しく、金色に輝く日々を思い起こさせてくれるんですね。

このミュージカルも、2階席がすごくよかったです。最初に見たときは1階の4列目ですごく良い席でしたが、左右に表示される電光の字幕が見づらくて、舞台全体も把握しにくい。金色の粉だけは至近距離で堪能しましたけどね。それとターナー君も近くで見られましたし、カーテンコールで撮影もできました。

それでも2階から見下ろす風景の方が好きでした。自分がピーターパンになった気分というか、ぶっちゃけ高いところが好きなんですね。キラキラも、両手を広げて歌っている人を見るのも、高いところからの方が気持ちよかったです。

スタンディングで何度も何度も出演者を呼ぶ会場の声を体感しました。もう出てこないとわかっていても、いつまでも鳴り止まない拍手。指笛やブラボーや、そんな会場の空気は細胞を動かしますね。

自分はもう不条理とかより勧善懲悪でいいと思います。シンプルに好きなものだけそばに置いておきたい。

宝くじでも当たれば、もっと行けたなあと貪欲な悪魔が耳元でささやきますが、現実として週末ごとに劇場に通ったり、遠出をして新しい仲間に出会ったり、ミュージカルつながりで旧友と再会もできました。心が熱く揺さぶられた9月だったのです。今ある自分は十分に幸せ者だと思います。

夏の終わりとともに夕暮れが早くなり、一抹の寂しさを感じる9月長月ですが、今年は良い音楽と良い出会いに恵まれました。秋の入口は金色に輝いていました。

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"When Your Feet Don't Touch the Ground"   一番好きな曲

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