カテゴリー「文化・芸術」の記事

2016年1月21日 (木)

サンドロ・ボッティチェリ展

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都美術館で開催されているボッティチェリ展に行きました。

友人に声をかけたら、会期にあわせて先送りになりそうなので、待ってられない私はとりあえず一人で見てきました。

ラファエロも好きだけど、ボッティチェリはもっと好き。神です。

私にとってはそんな尊い画家ですが、世間はそうでもないみたいで、結構すいていました。フェルメールのときなんて、1時間くらい並んだけど。

今日は並ばなくてよかった・・・・でも、ちょっと寂しい。こんなに美しいのに。たぶん展示作品の中に「春(プリマヴェーラ)」とか「ヴィーナスの誕生」が含まれないからでしょうね。

ボッティチェリの描く聖母子像は格別です。

大天使ガブリエルもミカエルも素敵で、このまま映画のVHFで使えそうです。

頭の上の光輪は、金色にペッタリ塗りつぶされていることが多いですが、彼の絵は金色のレースか金細工みたいに描かれています。触ると壊れそうなくらい繊細なのですね。

そうそう、同時代の展示物の中に、豪華な写本がありました。細かい絵も文字もひとつひとつ手で描かれたものです。

それを見て思い出したのが、「モンセラートの朱い本」です。(llibre vermell de montserrat)表紙が赤かったのでそう言われているそうです。昔の楽譜集っていうのかな。500年以上前のもので、♪も今みたいなオタマジャクシと違って絵的ですね。

素晴らしい聖母子像を見ているとBGMがほしくなりました。ガイドヘッドホンを借りていたのですが、声だけの解説なので物足りない。唯一この絵「書物の聖母」のときだけ、きれいな合唱が聞こえました。でもほんの一瞬というくらい短い時間。

朱い本を思いだしたらモンセラが聴きたくなりました。

ところが朱い本の曲をモンセラは歌っていない? 前にレコード屋さんで見かけたような気がしていたのですが、Youtubeで上がっていないだけかもしれませんね。

モンセラはなかったけれど、スペイン聖十字架少年合唱のがありました。聴いてみると、さすがに14世紀の音楽で、素朴すぎてルネサンス絵画には合わないかな。

こんな演奏です。

ボッティチェリの弟子だったフィリッピーノの作品の中に、天使が歌を歌っている場面がありました。フィリッピーノは音楽に造詣が深く、楽器もたくさん所有していたと説明に書かれていました。フリー素材が見つからなかったので、載せられないけれど、天使の持っている楽譜が素敵なの。

長細い巻紙みたいな感じで、そこに書かれている音符は演奏できるくらい正確なのだそうですよ。時代は15世紀の終わりごろです。ウィーン少ができたころですよね。

そう思うとロマンですね。いや、妄想か・・・。

会期が長いので、桜が咲く時期も上野はいいですね。今度行くときはipodにパレストリーナとか入れていこう。あと2回は行きたい。

モンセラも聴きましょう。ルネサンスとは関係ないカタルニアの民謡です。この曲92年頃のウィーン少の「世界のうた」にも入ってましたね、邦題は「ウグイスはフランスへ」

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2015年12月19日 (土)

皇居 乾通り (紅葉)

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合唱団ネタが続きすぎて書き逃していましたが、皇居の乾通り一般公開に行きました。

坂下門から入って、乾門までのほぼ直線コースを歩きます。

入る前に荷物検査があり、バッグの中も見てもらいます。そのため結構待たされますが、お天気も良かったし、ものすごく見晴らしが良くて、空が広いなあ・・・なんて思っているとたいした時間ではありません。

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普通に歩くと15分程度の距離だそうですが、人々の流れにまかせてゆっくりと歩きながら、写真もたくさん撮って紅葉を楽しみました。

馬に乗っているのは、皇宮護衛官の方ですね。女性もいらっしゃいます。颯爽としてかっこ良いです。坂下門にはいる手前で撮りました。このあたりは、イチョウ並木が色づいて見事です。

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富士見櫓も、中から撮影したほうが堂々と見えます。この感じは江戸城だね。

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なんといってもモミジです。塀の向こうのずずっと奥のほうに、吹上御所があるらしい。

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ここは局門(ツボネモン)の先だったかな? 黄色い落ち葉の絨毯です。

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道灌濠(どうかんぼり): 昭和天皇はナチュラリストでした。倒れた樹木もそのままにせよと仰られていたと聞いています。手つかずの自然が美しい。

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橋を渡っていく人たちもいます。こちらのコースの方が見どころもあると、あとで知りました。でも橋は一方通行なので、渡ったら戻れない。

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           乾門:出口です。

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その足で北の丸公園に行きました。ここも紅葉していた。

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皇居の中よりも外国人が多かったです。いつでも入れるから、意外と紅葉のスポットなのかもしれない。

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クリスマスが近いけど、せっかくなの「モミジ」 
ビクター少年合唱団のレコードです。現在のFM東京少年合唱団です。

そういえば、今日と明日クリスマスコンサートがあるのです。ファン友さんたちが行くそうです。私は今週になって事務局に連絡を入れましたが、担当者が不在がちで連絡をとれず、ここのところ家事もおろそかになっているので、今回はあきらめました。こんなの書いていないで掃除しなさい!・・・ですよね。

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明日玉川高島屋で、暁星小学校の聖歌隊がロビーコンサートをするそうです。

今日のうちになんとか大掃除第一弾を済ませ、明日は子供たちの歌を聴きに遠~い二子玉まで行こうと思います。

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2014年1月26日 (日)

キルトフェスティバル2014

 NHKのキルトフェスティバルに今年も行ってきました。
誘ってくれる知人があって、ようやく小さなパッチワークを仕上げ、フレンドシップキルトに送るのが、今の私にとっては一年に一度の針仕事です。(あとはボタン付けぐらいですよ。)日本中から参加するプロ級の方々の大作を見るにつけ、定年退職したらキルト作りをしようとか思うのですが、まあ「・・・・したら」と思っているうちはだめだってことは、ちゃんとわかっております。
 今年の目玉展示はムーミンの世界を布と糸で見事に再現した、斉藤謠子さんのキルトです。ポスター等の表紙にもなっているのがこれ。

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 この作品を間近で見るために&撮影するために30分以上並びました。想定外の行列でしたが、並んだ価値はあります。

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 見よ!この細かなキルティングを。私にとってはミクロ世界の細かさであります。しかも雪の結晶が見えますか。このような感性で創作に取り組んでいるグループの方々の作品が、他にも多数展示してありました。ムーミンに登場するキャラクターやモチーフはいろいろあるので、「世界」 を作るのはすごく楽しいと思いますが、ここまで再現するのは容易なことではありません。すごいです。拍手です。
 一般の方の作品も勿論すばらしく、もう少しすいていたらもっとゆっくりと鑑賞できたのにと思います。とにかく年末のアメ横か、出勤時間の駅のホーム並みに人、人、人。
 今年もフレンドシップキルトに1万人以上の人が応募したことでしょう。それらを82枚のキルトにしてくださった縫い方のみなさんに感謝いたします。

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2013年10月16日 (水)

竹橋から神保町あたり

 土曜日に竹橋の近代美術館に行きました。「竹内栖鳳展」終了の一日前にすべりこみです。ですが毎度の段取りの悪さで、展示替えということを頭に入れておりませんでした。念願の「羅馬之図」は会期前半のみの展示だったため、会えずじまいでがっかり・・・。いえ、それでも「斑猫」や「「和蘭春光」、素敵な作品はあまた有り素晴らしかったです。「散華」の天女たちは雲中供養菩薩のように愛らしく優雅でした。獅子は王者の風格で凛々しく、雀はさえずりまで聞こえてくるように生き生きと弾んで見えました。「羅馬之図」は、いつか会えることを祈りつつ、「和蘭春光」の印象から今回は想像で我慢することに・・・・。

 それから神保町まで足を伸ばし中古レコード店を回ってみました。探しているレコードの情報をネットから印刷してお店の人に見てもらいましたが、
「これは見たことないなあ。どこのレコード会社かなあ?」
とか言われてしまい、いや、それは私が聞きたいです。 
「じゃあ運良く見つかったら連絡しますよ」 とのことでした。

 探し物だけ頼んで退Regensdeustchemessen散するのも悪いので、そのお店ではレーゲンスの古いのを1枚購入。シューベルトの「ドイツミサ曲」です。この曲は、ウィーン少の1964年録音を初めて聴いたときから、自分の祈りを体現してくれているかのような感じで好きになりました。合唱が美しいのです。ミサ曲はラテン語でかかれるものですが、このドイツミサ曲はラテン語の詩編を翻訳するでもなく、自由なドイツ語で書かれた詞で、当時の教会の式典では演奏することを禁じられていたそうです。今は賛美歌として親しまれています。
 レーゲンスはコーラスが上品で整っていて、ともするとメリハリに欠けるように感じることもありますが、この盤は印象が違いました。聴いた瞬間「これいい!」と思ったのです。予備知識があまりないので、ウィキで調べたりドイツアマゾンを覗いてみましたら、興味深い書き込みがありました。
 ドイツ語のレビューだったので、PCの力を頼って翻訳してみました。語順でたらめのすごい翻訳になってしまいましたが、だいたいのところは理解できました。アマゾンにあった盤はラツィンガー指揮によるもので、レビュアーの方はシュレムス氏との違いを指摘しています。採点は星ふたつで厳しいものでした。今回私が買ったレコードはシュレムス盤だったのですが、このレビュアーはシュレムス氏を支持しているようでした。
 録音はシュレムス氏の他界した時期、ステレオ録音であることなどから、1960年頃ではないかとかってに思っております。ジャケ写が可愛いでしょう? 古いセピア写真にカソックの部分だけ後付けで色をのっけたみたいです。

 次のお店ではめぼしいものがなく、帰ろうかと思って目をやった店の出口付Thomanerbach228229230近の棚で偶然見つけました。視聴してみるとすごいチリ音です。これはモノラルだねと言いながらお店のひとはカートリッジを交換して再びきかせてくれました。チリ音が軽減されています。モノラル録音はレコードの溝が細いので、専用の針で聞いたほうがいいと言われました。
 そのレコードはトマーナコアの録音で、バッハのモテットが3曲入ったアルヒーフの7インチ盤でした。以前の私ならまず買わないでしょう。でも今の私は、BWV228、229、230という文字を見たら、平常心でいられないようです。たまにはチリ音にうもれてみるのもいいかと思い、「うん、それ買います」と言ってしまいました。実際うちにはモノラルの針はないので、チリチリの合間に声が聞こえる状況ですが、日本語の対訳付き歌詞カードがついており、それを見ながらテルツとの違いをじっくり理解していこうと思っています。

 ちなみにどちらのレコードも2000円以下でした。
 

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