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2019年3月 3日 (日)

Queenの映画 「ボヘミアン・ラプソディ」

「ボヘミアン・ラプソディ」がアカデミー賞を受賞しました。4部門ですかね。

フレディ役のラミ・マレックは主演男優賞を獲得しています。

二度見に行きましたが、感動の深さはかわらない。二度目は日比谷だったので会場も広く画面も大きく、ライブエイドのシーンでは役者さんが演じているというのを忘れて、1985年にワープしたような気持ちになったほど。

できれば胸アツ応援の会場にもいきたかったのですが、夜遅い回のみで場所も限られているので、今のところ実現していません。でも週末は午後3時ごろからやっている所もあるみたいですね。

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クィーンの活動期間はジャスト私の世代なわけですが、特にファンというわけでもなく、夢中になったこともありません。

ただ映画を見て感じる空気や当時のことなど、懐かしい「音」からどんどん思い出の糸がほぐれていきました。それは戻らない日々と、戻らない人フレディ・マーキュリーへの哀愁なのかな。

エイズが流行り、それが原因で亡くなった才能ある人々が多かったのです。フレディもその一人でした。

ティナ・ラッツというモデルさんがいましたが、彼女も帰らぬ人となりました。化粧品でも有名ですが、不二家のチョコレートで「ショコラ・オー・レ」というCMを覚えているかたありますか? www大昔すぎますよね。笑 綺麗で可愛いモデルさんでした。

モーリス・ベジャール20世紀バレー団のジョルジュ・ドンは映画「愛と哀しみのボレロ」で日本にもファンを得ました。来日公演でのボレロは本当に素晴らしかったです。

あの人も?・・・という喪失感が当時はありました。そういう時代の感覚も、なんとなく思い出すのです。

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さて、映画の中では役者さんたちがそっくりで驚きの連続でした。ブライアン・メイなんか、どこから見ても本人としか思えない。いや70歳のはずだ。本人のわけがない・・・なのに錯覚を起こしてしまう。フレディ・マーキュリーのステージでの仕草、後ろに蹴り上げる脚の角度、動きの「間」もそっくりでした。

ヒットチャート番組とかぼーっと見ていたわりに、なんでこんなに覚えているんだろう?

友人から聞いたところでは、日本との関係など編集でカットされた部分が5時間分ぐらいあるらしい。DVDが発売されたら、そういったところがボーナスでついてくるんじゃないかという期待があるようです。

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このクィーンの曲についてですが、我らが少年合唱団たちも結構レパートリーで歌ってきました。またコマーシャルなどでも多用されるせいか、今回の映画のヒットとは関係なく、適度に頭の中でルーティーンしています。

ドラケンスバーグ少年合唱団がクィーンのカバーはダントツに上手で、合唱団枠を超えているなあと思っています。が、世界中にクィーンをカバーしている合唱団はいるんですね。

こんな楽しい動画を見つけました。Got Talentものですが、審査員の女性が自分を忘れちゃってスタンディングしてる。笑

「ボヘミアン・ラプソディ」です。

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懐かしいトリニティ少年合唱団の演奏。ボヘミアン・ラプソディ40周年で、Queen オフィシャルのお墨付き。きちんとまっすぐに立ち、しかもカソックで歌っています。この子たちはイギリスの名門校トリニティー・スクールの生徒たちですから、フレディの厳格一途なパパがこれを聴いたら(空の上で)、また本当に喜ぶでしょうね。

最後のソロは重鎮セブ君。彼もそろそろ高校卒業かな。

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合唱団じゃないですが、この子も上手。ただ、ビブラートとか気にせず素で歌ったら、私はもっと好きになります。再生回数1千万回以上・・・

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余談です。音楽と関係ない話題。

クィーンの高学歴については昔から聞いていました。映画でもフレディの両親の前で、天文学とか歯科医といった話題を食事をとりながらしているシーンがありましたね。

ブライアン・メイは、また天文学の研究をしているようです。趣味の域は超えてる。

彼のインスタをフォローしていると、たまに「何、これ?」という写真がアップされるのです。

ド素人には見当もつかない、宇宙の何か。。。なんだろう? 英語で書いてあるからよけいにわからず、どこかの惑星かな。

ある時は美しい皆既月食だったり、そんな人生の愉しみ方も素敵ですね。

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2019年2月 6日 (水)

"Kwanga Thina Bo" & "ドラゴンピークス" 閑話休題ハイドンコアのMBCライブ

曲のタイトルは、「Kwanga Thina Bo」

 

シューベルトコアが振付指導を受けているリハーサル動画を前にとりあげたことがありました。今日はそれをまた見ましょう。

 

久々にドラキーズとWSKの両方を見て、喜んでいます。

 

Vimeoから共有ボタンをポチッ・・・埋め込みコードありました。

 

昨年5月12日ヨーロッパの合唱祭でのドラキーズです。

 

 

Drakensberg Boys Choir from Esther on Vime

 

1曲目が、「Kwanga Thina Bo」。

 

2曲目は、「Ahuna Ya Tswanang Le Jesu」 意味はThere is no one like Jesus。

 

歌っているのはバンディール君かな・・・?

 

3曲目はこのツアーを最後に、ドラキーズを辞めてしまったブライアン君のソロ。タイトル忘れましたが、聞いたことあります。

 

クリスマスごろの学校のイベントで、タレントショーケースという生徒自身が計画するパフォーマンスがあります。それで良い評価を得るとツアーでも歌わせてもらえると、これはnatalさんからの受け売りですが、前年のタレントショーケースでブライアン君が歌ったのがこれじゃなかったかな。

 

すごい才能があるのに、「君ってすごいね」と空港で話しかけたら、もう照れて小さくなってしまうくらいに「緊張する」と言いながら喜んでいた彼。辞めたのはなぜかわかりませんが、私立の学校だから授業料高いそうですし、学校の場所が避暑地にもなるほどの街から離れた場所なので、送迎や行事に親御さんが足を運ぶのも大変です。

 

残念ですが、彼はきっと「No music, no life」の人だと思うので、いつでもどこでも歌い続けることでしょう。

 

そして最後はガンブーツダンスです。

 

 

来日公演では、お饅頭のようなからだでリズミカルに踊る姿が印象的だったキーナン君。彼は最初このヨーロッパツアーのオーディションで良い結果が出せずにいたそうですが、最終的には参加できることになりました。

 

山の音楽祭で現地にいる間に、私たちはこのツアー用に準備されたユニフォームとしてのパーカーを手渡す授与式に、出席させてもらえました。名前が呼ばれ、そのたびに歓声をあげるboys。ツアーメンバーに選ばれた歓びを、一人一人が実感できる瞬間を垣間見て、私たちもわくわくする時間でした。

 

キーナンB! 名前を呼ばれステージに進むとそこで袋に入ったパーカーを渡されます。席に戻るキーナンの嬉しそうな表情は、今もしっかり覚えています。

 

上の動画では、ジャンべをたたいている子のすぐ後ろに見えていますね。笑顔で踊っている!

 

 

これはシューベルトコアの「Kwanga Thina Bo」

 

 

リハーサルなので本気ではないと思うけど、声も高くて可愛らしい。本番はどうだったんだろうね。

 

この動画に2015年6月25日の日付がありました。

 

16年に来たメンバーと半分以上同じでしょうね。てことは、ヨナタンもいる。ラウリンもいる。ミヒャエル、バレンティン、美しいルカ、渋いルカ、四天王。たぶんラウリンのお兄ちゃんもいるでしょう。左の端はイマヌエルのような雰囲気ですね。

 

もう少しズームにして撮影してくれたら、かなり楽しい顔ぶれだったと思います。

 

これ見ると、絶対ドラキーズの子たちが直々に振りを教えてあげてほしいと思ってしまいます。なんたって、他の合唱団の子がやってたら、男子たるもの自分も負けじと思うよね。

 

 

歌とは関係ないのですが、昨年ドラケンスバーグに行ったとき、滞在したドラゴンピークスの空気にすっかり浸かりきってしまった自分ですが、言葉だけではわかりにくいと思います。

 

Vimeoを見ていたら、ドラゴンピークスを紹介する動画を見つけました。

 

航空写真なので、ドローンを飛ばして撮影したものでしょうね。時々スピンするので目がまわってしまう。

 

苦手なかたは酔っぱらってしまうから、あまりお薦めはしませんが、ドラゴンピークスを空から見た映像で、私たちが泊ったコテージや、唯一WIFIがあるレセプションやレストランなどの総合施設、学校や牧場、いろいろなものが見えます。

 

https://vimeo.com/227579324

 

これはスクショ。酔い止めが必要なかたは、スクショでいいと思います。ただ動画を見ていると、またドラゴンピークスに行った気持ちになります。あの道をあるいている気分になるのです。

 

ヘリコプターにも乗ったので、そのときの視界を思い出したりもしました。

 

 

真ん中のV字に刳れている山の端がここのシンボル。どこからでも見えます。

 

 

 

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左の建物がこの施設のレセプションやレストランがあるメイン・インフォメーションです。

 

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学校はこのロケーションです。池の中心にある丸い建物は教会。

 

 

 

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コテージと書かれた家が滞在していた所。

 

 

 

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学校の全景。このビデオは2017年撮影なのでダイニングのある棟は建築中でした。

 

 

 

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左の○で囲っているのがコテージ。レストランの前を通って右手方向の学校まで、毎日通っていました。この道が大好きでした。

 

山しかないんですよ。笑 でもその山の景色は日本とはちがうでしょう?

 

合唱団の創設者がこの土地を開拓して学校を作ったのは1967年。その一族が、私たちの滞在したコテージに住んでいた時代もあったそうです。

 

 

シューコアの「Sesivuma Sigiya」

 

2曲目はオーストラリアの歌です。

 

 

 

話は飛びますが、夕べは韓国のMBCのwebサイトで、ハイドンコアの韓国ツアーライブのオンエアがありました。

 

韓国の招聘元クレディアさんがSNSで数日前から宣伝していたので、ご覧になった方も少なくないと思います。

 

昨年の来日で私の心にヒットしたのは、アルト後列に並んだヤン、それにバスティアンとジツヒロ君とガブリエルのトライアングル元気組だったんですね。

 

でも大きな2人は卒業しました。リューベンは背が高くなりましたが、170~180cmクラスが減って、可愛らしい新入生がかなり増えていた。増殖中・・・笑

 

今回のコンサートではジツヒロ君の位置も右から左に移り、あのトライアングルは消滅していました! ハイドンコアの個性でもある、歌う時に動く、身体でタイミングを計るようなアクティブなステージは、今回とても大人しくなった印象でした。

 

オンエアは放送時間の都合上、カットされた曲もあるようですが、日本でのソロメンバーも顔ぶれに変化がありました。

 

アルトソロで素晴らしいなあと思ったのは、アンドレー君。あの料理好きな少年です。

 

ここだけの話ですが、たまたま丸善で寿司の作り方の英語版を見つけて、写真がすごくきれいだったので、アンドレーにプレゼントしたんですよね。

 

写真を見ながら簡単なのは作れそうだったし、洋書ではなく、日本の出版社が海外のかた向けに編集したような書籍だったので、怪しい日本ぽさやアジアチックさはなく、自分でも英語の勉強用に欲しいなと思ったくらい。

 

その本を見て料理をしているかどうかはさておき、歌は本当に素敵でした。曲はメンデルスゾーンの「歌の翼に」。

 

ソプラノのイメージが強い曲を、暖かを感じるソフトなアルトボイスで歌ってくれました。

 

それからババのソプラノが良いですね。彼はキーナンにちょっと似てるんで、なんとなく愛着を感じてしまうのですが、歌はWSKの声そのものです。歌いかたも生き生きして楽しそう。

 

このコンサートの様子がYouTubeにあがるかどうかはまだわかりません。テレビを直どりしたようなのはあるのですが、正直クオリティ低いのでやめておきました。借りてくるのに偉そうですみません。私もPCを直撮りしてみましたが、モワレがひどくて無理でした。

 


MBC(Korea)

 

シュトラウスが多いなと感じたのは、新しいCDのキャンペーンもあるのでしょうね。

 

そして最後は「エーデルワイス」が、モーリッツとガブリエルの歌で始まりコーラスが加わります。ハートウォーミングなコンサートでした。

 

もしYouTubeにアップされたら、すぐにご紹介したいと思います。

 

 

追記:MBCでオンエアされた一部がアップされました。韓国の歌が2曲だけですが・・・。

 

「アリラン」「懐かしい金剛山」

 

モーリッツ、パウル、ガブリエル、ババ

 

 

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2018年9月 2日 (日)

ピエ・イエズ を聴いてみました

記憶にあるなと思ったら、黄色いユニフォームのワーテルロー少年合唱団でした。

南アの歌を歌ってくれていたので嬉しくなってしまい、2か月ほど前に記事にしたのですが、その時勿論歌声が良い感じで、いくつか動画の紹介をしました。

そして新着公開は、フォーレの「ピエ・イエズ」です。


Les Pastoureaux

この曲は少年がソロで歌うことを想定し、音域もボーイソプラノに合わせて書いてあるそうですが、ウェッバーの「ピエ・イエズ」よりこっちの方が技術的には難しいんじゃないかな?

いえ私は歌う人ではないのでわかりませんが、いろいろYouTubeで聴き比べてみると、最初の2音ですでに崩れてしまうのが多かった。声を保つのがこんなに難しいとは・・・

昔のWSKでboysに歌唱訓練をするとき、グロスマン教授が火をともしたろうそくを顔の前に置いて、その炎を消さないように歌いなさいと指導した話を雑誌で読みました。オールドファンは大抵少女雑誌で読んだことだと思います。写真まで覚えていますよね。お腹から声を出す呼吸法なんですね。

聴く側としても単純に、上がりきらない音がさまよっているのは気持ち悪いです。

それでも大人の歌手より、ボーイソプラノが好きなので、この辺の曖昧さはしかたないです。過度な技巧は望まず、でも音程は外すな的なかってなファンです。

パストローのソリスト君は、声も良く伸びているし音程も確かで、落ち着きからも年長さんのように思えます。←豊かな肺活量

フォーレのレクイエムは、絶望感が無くていいですよね。お花畑とまるまるっとした天使が戯れていそうな国しか頭にうかばない。少女マンガの世界観でいいと思います。

ウェッバーの「ピエ・イエズ」は、デュエットで歌われることが多いし、音楽的な楽しさに酔えます。3センテンス目のハモリで、だいたいうっとりですね。


Matthew Wilke

ドラキーズの20年ほど前のツアー動画です。これはスカンジナビアと書いてあります。

1997年の初来日したあと、アメリカ・南アフリカ・スウェーデンとコンサートを追いかけた日本のファンがいたそうです。ドラキーズのツアー先を調べ、普通の旅行会社の企画から会場に行けるツアーを探し、自由観光でコンサート会場に走るという形だったとか。

すごい行動力ですが、当時この声を聴いたら、また聴きに行きたいという気持ちがおこるのが理解できます。遠い南アフリカから初めて日本にもたらされたこの歌声は、比類ないものだったと思う。気持ちが一本でいられる人って素敵です。私は煩悩が多すぎて、よけいなことばかり考えてしまう。

この演奏が素晴らしいのは、一般的なピエ・イエズにアレンジが一工夫されているところ。合唱のバックグラウンドの力がすごい。デュエットだけでもきれいですが、この合唱がオケの役割とでもいうのか、テナーが入るタイミングと再びソプラノとの構成の完成度に言葉をなくします。伴奏はピアノだけです。

指揮はBunny Ashley-Botha。

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2018年7月 7日 (土)

You boys light up my day 🌞 Thank you!

今日のタイトルは、この動画に寄せられたコメントをそのまま借りました。

You boys light up my day 🌞 Thank you!

思いは同じ。同じく二番です。この子たちの笑い声と歌声は太陽みたいと思いました。

2005年に愛知博がありました。南アフリカ大使館の招聘でドラケンスバーグ少年合唱団が急遽来日し、会場でミニコンサートが連日開催されました。

残念ですが私はドラキーズがこんなに素敵なboysだと知りませんでした。名前だけようやく知っているくらい。ファン友なんて一人もいませんでしたから、自力以上の情報に巡り合うこともなかったころです。なので、リアルタイムでこのboysに会うことはありませんでした。

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めずらしく限定でなく公開して頂いているので、ご紹介しています。
限定じゃないのはうっかりだったのかな。まっいいか。

こんなピュアな声の「Can you feel love the love tonight」を聴いたことがない。

ピュアで上手で、でも自然な発声なのです。天性の声のステファン君です。

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愛知博の日程のあと、信じられないかもしれませんが、ほぼ個人の力で、natalさんご夫妻が新潟に彼らを招いたのです。

この映像は新潟に向かうバスの中でのひとこまです。

どこでも歌うboys。どこでも楽しむboys。

商業的な大きなお金は動きませんでした。すごく倹約生活だったそうです。

でもフリータイムや旅先でのホールコンサート、小学校でのコンサート、地元の人々との交流は、boysにとって素晴らしい経験と思い出になったことと思います。愛知博では空き時間にはふらっと1人でパビリオン見学をしていたメンバーもいたそうです。

この時のメンバーは総勢18人。指揮者のBunny氏が、オーディションなしに100人からいる団員の中からこの18人を抜擢したそうです。精鋭メンバーでした。

ドラケンスバーグに行ったとき、卒業生たちが参加するディナーに出席させて頂けました。natalさんはともかく、全く関係ないにわかサポーターの同行者3人(私プラス2名)まで、分け隔てなく歓迎してもらい、美味しいお料理をふるまわれて身に余るような時間を過ごしました。

その席でこの旅に参加した元団員のオールドボーイが、旅の思い出を懐かしそうに話してくれました。

愛知博で来日したboysは、今は20代後半から30歳くらい。この中にはミュージカル俳優になり、今もライオンキングを歌い続けている人もいます。

GWの南ア旅行で、18人の愛知博メンバーのうち、何人かと会う機会に恵まれました。またこの中にはいなくても、ここ数年間の卒業生数人と会うことができました。

フジテレビの「世界ふしぎ発見」で、ドラキーズスクールの卒業生について、音楽の道に進まなかった子は全員医者になるというナレーションが流れました。でも私が会った元団員は、専業の音楽家でもなく医者でもなかった。笑  ・・・今はそれぞれの人生を歩いている彼らです。

さて、こんな楽しげな光景は普通はスタッフにでもならないと見ることはできません。ちょっと「ごちそうさま」感を味わいながら、もう一度ステファンの歌を聴いてね。

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holy233   Neanderdalman

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2018年6月27日 (水)

♪ You raise me up ♪

6月24日主日のミサ。パリ木の聖歌隊としての務めです。

ミサは長いです。最初のほうでパリ木の紹介と学年末最後の祝祭で休暇が始まることなどに触れていましたが、歌唱部分はあまり多くないので・・・。

https://www.youtube.com/watch?v=goVE3InlHpo

一緒に歌っている赤いカソックの少女たちは、Choeur de Filles de la Maîtrise de la Cathédrale d'Autun(Autun Cathedral Girls Choir)といいます。

その名の通り、オータンの少女合唱団。パリ木はboysのみの伝統を崩さず、一方少女たちの聖歌隊もあるんですね。彼女たちの歌唱指導もユーゴ先生がされているようで、ご自身は私の二つの合唱団と紹介されています。

卒業生3èmeのboysの合唱です。

「You raise me up」    「Le Tourdion」


Didier JAEHRLING

「You raise me up」 は、boysが歌いたいと希望したのではないかなと思うんですが・・・ついにパリ木もこんな場面で英語の曲を歌うようになりました。でも世の中の自然な流れのようにも思う。

「You raise me up」や「Lord make us instruments of your peace」は、音楽として国境を越えています。何度聞いてもいい。

ドラキーズは卒業シーズンが12月なので、欧米とは少し違います。

で、この動画は生徒の卒業ではなく、ある指揮者の「卒業」に歌われたもの。

2006年ドラキーズの指揮者として25年務めた職を辞することになった、Bunny氏・・・Maestro Christian Ashley-Botha最後のコンサートとのことです。

2014年に他界され、今はもう思い出の映像しか見られないのですが、後になって知った私もこのかたの芸術性のすごさ、今の時代になってわかる先見の明に驚かされます。


holy233

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2018年5月27日 (日)

ドラケンスバーグで聴いた歌

ドラケンスバーグではいつも暖かい心持ちでいることができました。

あの山すそに広がる小さな音楽学校と、そこで学ぶ生徒たち。

音楽祭のために、遠方から駆けつける家族や観客、そして新旧の卒業生たち。

はるばる集う人たちも皆フレンドリーで、その和気あいあいとした空気が「おもてなし」なんですね。

ここでboysが合唱団としていつでも歌える、確固たる役目を持つコンサートホールが敷地内にあります。

4月末の音楽祭で活動を締めくくり、母国に帰る若い指揮者がいました。日本では後半に来日したクラス(Cathkin choir)を率いていたかたです。

先日も少し書きましたが、YouTubeであの日の歌を公開して頂けました。

Kennyさんが歌う 「Anthem」です。

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Youtubeに飛んで大きな画面でご覧ください。

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私たちは左の方の2列目で聴いていました。この時の会場に満ちていた空気の暖かさは、スタンディングする人々が手を振っているのも見ても感じて頂けると思います。

こんなに大勢が手を振っているとは気がつかなかった・・・

ウルウルしてるboysも見える。いろいろ思い出します。

Kennyさん、どうぞお元気で。

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2018年5月17日 (木)

南アフリカの心*人々と合唱 その2

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最終日の最後の公演は前の週に見逃した水曜日コンサートの再演ということでしたが、実際の水曜日のセトリを見ると、壁に貼ってあった30日の内容とは若干ちがっていました。

やはり水曜日に着くべきでした。カタール航空さんになんとかしてもらいたい気分です。

ただ今回は何度も彼らの歌を聴いているので、ユースオーケストラと共演した日など、他の機会に聞いていた曲が現在のレパートリーだと思うので、そのへんで網羅されているかもしれないですね。本当にたくさんの演奏に触れることができました。

newboysは今年の新入生です。 30人くらいいました。彼らは普段は学校の制服を着ているのですが、ネクタイと黒いジャケットがフレッシュでかっこいい!中には身長が伸びることを見越して、未来形サイズのジャケットに着られちゃってる子もいますが、新人の新しい制服は目にまぶしいです。そして彼らは礼儀正しい。

年齢は必ずしも10歳とは限らず途中編入の生徒もいるそうで、ときたま170cmくらいのビッグなnewboyもいます。でも今年の子たちはまだまだ声も可愛らしい。いつあのパワーが解き放たれるんだろう?夏か?

考えてみれば、去年来日したメンバーの中にも結構newboysがいて、ツアーに参加する試験を合格してきたそうです。あれは7月から8月でしたから、近々にはこの新入生たちも青いベストを着て歌い、長靴をはいて踊るんですね。

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←壁に貼ってあったセトリ

第一部はゲッティンガーでもWSKでも最近取り上げることの多いOla Gjeiloの曲で始まりました。モーツァルトのラクリモーサは今回二度聴けたと思います。

プログラムの6番目に「Anthem」という曲がありました。

これを歌ったのは指揮者のケニーさんでした。昨年は後半のクラスを率いて来日しました。覚えていらしゃる方もあるのでは?

このかたはまだ若くインターンシップの形でこの一年ドラキーズを指導してきたそうです。その期間を終え母国に帰るとのこと。最後のコンサートがこの時だったのです。

それはもう素晴しいテナーでした。前のほうに座っていた年配の男性が何度も目をぬぐっていました。客席はどんどんスタンディングを始め、大歓声に包まれます。ケニーさんの肩にに掛けられた南アフリカの国旗!小柄な体がくるまってしまう。労いの言葉を向けられ、ケニーさん自身も感極まっていました。ドラキーズの子どもたちと、この学校とこの場所が大好きなんだろうなと想像されます。

「Anthem」はミュージカルの曲ですが、ドラキーズが歌った動画を以前ご紹介したことがありました。他にも卒業生たちの動画があり、この合唱団では長く歌い継がれている曲のようです。

この子の歌が好きなので、以前と同じベンの歌う動画を貼ります。

あとでわかったことですが、昨日張ったチチェスター詩編のAdonai-roiは2人のソリストが歌っているそうで、最後の声はベンなのだそうです。

この時代2001年頃の好きな声です。

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「Ahona ya tswanang le Jesu」は楽しい歌です。トラディショナルなゴスペルですが、最近ここでベルギーの合唱団の歌を記事にしました。欧米では南アの伝統的な歌を取り入れていますね。この曲は「There is nobody like Jesus」としても歌われています。

そして第一部の最後はアバの「Does your mother know?」で、昨年来日したboys3人交代でソロをやってくれました。上が15歳までなので声変わりしているのが当たり前ですから、兄さんたちも華あるステージを見せてくれます。アバは世代を超えて人気ありますね。

* * *

第二部のプログラムは南アフリカのフォルクローレ。

一年前に演じていた密猟禁止を訴えるストーリーから「水が枯れる」というものに置き換えられ、自然の恵みへの喜びを歌い上げてアフリカ人ではない自分にも身近に感じられました。

日本ではアナウンスが流れましたが、ここではスクリーンに、「There is no more water」 とかの文章が投影され、余分な説明はありません。身体表現が生き生きして表情もリアル。見ているとどんな場面かどんな動物に扮しているか一目でわかります。基本はあっても皆が違う。繊細な動きや大胆な動き、メンバーの個性で楽しめるのです。

昨年の来日公演で歌ったソリストたちは卒業しましたが、去年各会場で笑顔を振りまいてCD販促に努めていたおちびさんたちが、どんどん成長しています。

この日と水曜日のセトリが多少しちがうので、第二部のアフリカンミュージック・シーンにも変化版があるんですね。曲数は同じですが、Angusのソロはありません。総合するとすごいレパートリーの数になり、全て暗譜なのがすごい。(実際のところ踊るから譜面を持ってらんないわけで・・・)

ガンブーツダンスの振付けも昨年とは違っています。密猟者が登場しないので、自ずと違ってきます。

勇壮に変わりはないのですが、大柄な上級生の中に小さなCaleb君が加わって、ちゃんとタンクトップを着て腕にはアームバンドというのですか、 リストバンドじゃなく腕にまくヤツです。それをつけて、筋肉なんてどこにも見えないけどカッコいい。またまた母心が・・・・。頑張れと祈ってしまいます。

このダンスはステージより断然こっちのホールがいいですね。逆にこのダンスのためにこんな構造物を作ったのじゃないかと思うほどです。丈夫なタイルのような素材で作られたホールの床材がダンスにも適しているし、真っ黒かどうかわかりませんが、相当黒っぽいので、照明を落とすとユニフォームのアフリカ大陸の絵柄が、蛍光色で浮かび上がるのです。

首に巻いた飾りとアームバンドも同じ黄色でアクセントになる。それだけでもすごいインパクトです。そして私はわーっ!とときめく。

アフリカ音楽の最後は「Busa」 ソロは日本には来ていないboyですが、彼の歌や身のこなしはすごい。中肉中背くらいの軽やかな体は、キング・オブ・ポップスを連想する。天性のものでしょうね。演奏の迫力は混声の声が合体し(強力に束ねられた感じ)、建物全体が音響装置と化す。圧倒されてありんこになった気分です。

演奏が終わったらヒューヒューやる癖がついてしまいました。(東京ではやりません)

超感動! でも焦らなくちゃいけないのです。すぐに立ち上がって彼等を追ってここを出なければ。コンサート後の、日本流に言うとファンサービスに間に合わない。

急いで階段を駆けあがります。でも混んでるので気ばかり急いてしまう。やばいです。

外のテントの下で、もう太鼓の演奏が始まっていました。ジャンベのでかいのと、腰に付けるくらいの小太鼓との共演です。座って大太鼓をたたいていたのは、oldboyの兄さんたち。以前来日したことのあるD氏です。もう一人の男性もかつての卒業生でした。

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話がとびますが、この音楽祭には卒業生がたくさん集まります。親御さんも含め多くの卒業生が今回引率してくれたnatalさんを知っているので、あちらこちらから、「Hi, natal!」と声がかかるのです。

natalさんのブログでドラキーズを好きになった私や同行した友人は、もはや見てきたように語れるほどオールドなメンバーを知ってしまっています。この日会場に来ていたD氏のことも、「まあ、大きくなって・・・」みたいな、初めてなのにずうずうしい話ですが親しみを感じます。

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話を戻します。
音楽祭のファイナルコンサートの後、去年みなとみらいホールのロビーなどでもやってくれたアフリカ音楽を歌い踊ってくれました。狭いテントの下でひしめきあうboys。それはもう本当に生きる証みたいなエネルギーで、うじゃうじゃで楽しいったらありません。

小さい子は後ろのほうで埋もれてしまって見えない。肩グルマしてもらっている子もいました。歌う場所取りは早い者勝ちみたいです。普段はセンターで歌っているのに、意外や端っこ暮らしでいいみたいなメンバーも見えました。

コンサートが終わったあとなのに疲れた様子もなく元気いっぱいです。そう、彼らは歌っているときは疲れ知らずです。

* * *

話が前後します。30日のマイケルハウスのこと忘れていました。

名門の私立高校でドラキーズ卒業生の進学先のひとつでもあります。この学校からマリンバ・バンドが音楽祭に参加していました。これがもう、目が釘付け。Youtubeを当たってみると、他の高校にも同じようなパフォーマンスをしているバンドがあるので、南アでは決して珍しいことではなさそう。

演奏中は撮影不可ですが、演奏後にいざ片付けようとスタッフが動き始めたとき、バンドのメンバーも集まってきました。そうしてなんと照明を落としたステージで再び演奏が始まったのです。サプライズ!

これには場内騒然で、帰りかけた人もスマホ取り出します。私もカメラを取り出しましたが、前の人の頭が邪魔。あせる自分。

充分な照明とは言えませんが、何とか残せたマイケルハウス・マリンバ・バンドです。

本番では赤いつなぎをワンショルダーにして、それがまたかっこよく青春でした。

* * *

音楽祭ではオールド・ドラキーズのコンサートもあり、以前こちらで紹介した「メグルMeguru」を聴けました。また「Lord make us instrument of your peace」を、昨年の卒業生も交えた大合唱で聴かせてもらいました。親子で出演した二人がそれぞれソロを聞かせてくれる。この場所で過ごした日々が2人にあるんですね。

毎日感動して泣いていました。

ピアニストもいました。ハンバーグ片手に「Hi, natal!」とnatalさんに声をかけた20歳ぐらいの男子が、ええっと思うような美しい音色を聞かせてくれましたね。オリジナル曲ときいてさらに驚きました。

若い男子が走ってくるなり声をかけてくれるなんて、自分の人生にはないことなので、南アの空気とnatal愛を感じすかっとした気分になります。

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コンサート以外にも音楽祭の最中には日曜日のミサ、創設者タンゲイ氏の日、オールドドラキーとのディナーなどイベントがあり、すべてに参加させて頂きました。

教会ミサやタンゲイ氏の日には、ドラキーズのメンバーは合唱団学校の生徒として黒いネクタイスーツの制服で出席し、讃美歌国歌を歌いました。それを聴けたことも貴重な経験になりました。

この学校はキリスト教が根幹にあり、「Lord make us instruments of your peace」はことあるごとに、校歌のように歌われます。

natalさんの段取りで、限りある時間は限りない歓びに満ちた時間に変わりました。本当に楽しかった。天候にも恵まれました。雲一つない空が続くことは、この時期珍しいとのこと。一緒に行った2人も私以上に楽しんでいました。あの学校の芝生の上で、こんな学校初めて・・・と思った気持ちは、これからも変わらないでしょう。

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Ken Mackenzieオーディトリアムでの全員揃った演奏は、文句なしの想定以上でした。当たり前ですが校内には100人超のドラキーがいて、音楽祭には彼らの家族も大勢見えていました。

そしてまた当たり前ですが、彼らは青春を謳歌しています。

音楽祭には女子高生たちもオケや合唱で参加していました。プレトリアの女子校生たちの応援が一番賑やかでした。ドラキーズの上級生は彼女たちに人気のようです。

だけでなく、彼らがステージに上がると、会場全体から大歓声があがります。


女子たちの撮影にドラキーズもどうぞということになり、その後我れも我れもで、フレームに入りきらないくらいの記念写真になりました。

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たぶんそれが普段通りの彼らの姿であり、この音楽祭なのでしょう。

   * * *

最後の動画はドラケンスバーグでの音楽祭のあとに向かったヨーロッパツアーで、スイスバーゼルにて開催されたフェスティバルのハイライトシーンを、VOX PUERIという少年合唱雑誌が取材したもの。このshosholozaが、ドラキーズのヨーロッパでの歓迎を語っていると思います。


もっと見るをクリックすると、FBに飛び全文を読むことができます。

* * *

南アフリカは虹の国といわれます。虹を渡らないと行くことはできません。・・・というのはウソです。ケープタウンなら飛行機に乗ればいかれる。

でもドラケンスバーグは、確かに虹の向こうの山すそにある聖地のような気がします。

 

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2018年5月16日 (水)

南アフリカの心*人々と合唱 その1

遠い国を旅しました。

 

月曜日の深夜羽田を飛びたった飛行機は大幅に遅れました。韓国便だって平気で遅れるのだから、広大なアフリカ大陸のはずれに位置する果てしない国、それは覚悟しなくちゃならない。

 

ところが果てしなく遠かったはずの南アフリカは、どこかで見たような親しみやすい風景で私たちを迎えてくれました。

 

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高速道路の景色も、郊外になってからの山並みも、北海道と言われたら「・・・ですよね」と答えてしまいそう。看板の横文字とハンドル握るドライバー氏のもじゃもじゃ毛深い腕を見て、「あっ、日本じゃない」と思うくらいでした。

 

この旅行のプランを考えて下さったのは南アフリカ&ドラキーズ・サポーターのnatalさんで、長年のお知り合いにお願いして空港からの送迎等をお任せすることができました。

 

 

なだらかな丘をいくつも越え地平線に沈む夕日を眺めながら、水曜日の夕刻過ぎようやくドラケンスバーグに到着。Freewayをかっとばし、約3時間の道のりでした。

 

 

南アフリカには秋が訪れていました。目的地のドラケンスバーグ山系の高原地域は、滞在した1週間の間にも日を追うごとに紅葉がすすみ、空の青さとのコントラストも鮮やかでした。

 

ここでドラケンスバーグ少年合唱団学校が主催する恒例の「山の音楽祭」Music in the Mountainが、4月27日から30日まで開催されました。

 

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音楽祭には南ア各地とシンバブエから、小中高校生を含む合唱団、オーケストラ・器楽演奏、ミュージカル等でいくつものグループが参加、彼ら自身のパフォーマンスとドラキーズとの共演や、ドラキーズ単独でのコンサート、オールド・ドラキーズ(卒業生)のコンサートなどが開催されました。

小学生の合唱団のボーイソプラノがきれいでしたね。彼にとっておそらく初の大舞台。緊張の糸が張りつめて切れそうなのがわかる。

 

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どの合唱団だったか覚えていないのですが、消去法でEast Rand Children’s Voices だったのではと思います。でもその子の声をもう一度聴くことは、たぶんないんですよね。そう思うと一期一会の旅です。

 

音楽祭に参加した別の小学校の当日の動画がYoutubeに上がっていました。この歌とユニフォーム、覚えています。白いリボンが可愛かった。

 


Brackenhurst Primary School Choir の演奏

 

当初の予定ではドラキーズの定例水曜日コンサートも聴くはずでしたが、フライトが遅れたことでその日のうちに乗り継ぎすることができず、終演時間までにまにあいませんでした。

 

これはもう仕方のないことでしたが、後になってちょっとだけ好きなメンバーのソロがあったことを知り・・・ちょっとだけというか、結構好きですが・・・、今さらながらカタール航空許せんと思い始めています。20時間のロスは随分ですよね。

 

 

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それでもこの地にいるというだけで嬉しくて、おまけに身の回りの物がみんな好きで、
白雪姫が住んでいるみたいなコテージと牧場の馬、明け方からうるさい野生のガチョウ、近所のスーパーで売っている安いグラハムブレッドとか、青くさい昔っぽいトマトや、味の濃ゆ~いジュース、ドラキーズ学校までの木々の茂った道(時々ヒヒ系お猿がいて恐いけど)、幸せすぎる毎日でした。

 

すべてお伝えすることはできませんが、印象に残ったことを書きたいと思います。

 

 

まずは今回の旅とは関係のない時代の動画ですが、アバの「ザ・ウィナー」を歌うboysの深く優しいアルトからお話しします。精緻でありながらテクニックを固執しない自然さを持った声ですね。

 

2番目のソロは若いテナー。その若い低音が加わった合唱は欧米にも多くあり、「厚みがある」といった表現をするようですが、ドラキーズのハーモニーにはそんな言葉では語りきれない音の世界を感じます。

 

何よりこの人数での演奏を、ドラケンスバーグのこのホールでどうしても聴きたかった。束縛のない地で歌う彼らの姿をこの目で見たかったのです。

 

 

アバがヒットしていた時代、この曲には思い出があります。好きな曲をその曲への思いを汚されることなく、他の歌い手が素敵に歌ってくれる。それは本当に嬉しいことです。

 

あ~、この歌を好きだった人がいたんだ・・・と懐かしむ時間を壊されたくない。ドラキーズの歌の心地良さをどう表現していいかわからないけれど、コテージ村で過ごしている間にたまたまメイドさんたちの歌を聴いて、なんとなく感じたこと。

 

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メイドさんたちは各コテージをまわって掃除やベッドメイキングしてくれる。その仕事に出る前に集合場所で皆で歌っていたことがあります。リードボーカルの人がいて、コーラスをつける役割もきまっているみたい。彼女たちは生活の一部としてきっと普段から歌っている。もしかしたら人前で歌うこともあるかもしれないけれど、本業は歌手ではないのです。それなのに私たちを泣かせるほどの歌声でした。

 

 

 

どうして涙がでるのかわからない。ドラキーズの歌も同様なのです。聴くとなぜか泣ける。

 

それほど天使のような美しさとか儚さなんてないのに、涙腺を刺激する。心に突き刺さる。心のツボを突かれて、痛くないのに泣いてしまう。

 

そんな私たちをよそにメイドさんたちは豪快に笑って、こんなポーズをしてくれる。
あれだけの歌を歌いながら、・・・なんちゃってみたいな顔して仕事に行ってしまう。

 

 

合唱団では校内でコンペがあり、自分の得意なレパートリーを発表するそうです。優秀な子はそれをコンサートで披露するチャンスももらえる。

 

なんかそういうことで、コンサートの演目は与えられるだけでなく、皆で作り上げていくように思われます。子どもたちにチャンスをあげる。場数が増えればうまくなる。相乗効果でどんどん力を蓄えていくみたいですね。

 

ライオンキングやクィーンの曲、シスターアクトなどは昔から歌っていますが、今回の音楽祭でも新しい映画の挿入歌など取り上げていました。

 

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ステージの正面上部にはパイプオルガンの管がコンパクトに収まっています。開演中はライトを落としているので、カラフルな照明をあてると、暗い中にパイプが浮かび上がります。

その左右には天井からスクリーンが下がり、演奏中の曲や出演者、ソリスト名などが表示されます。またイメージ画像なども投影され、ステージ効果につながります。

最前列の座席はステージと同じフロアです。2列目から最後尾までは階段状になっているすり鉢状で扇型。3個の入口にそれぞれ階段があり、指定された入口でEチケットを見せると座席まで新入生(newboys)が案内してくれる。

 

学校の制服姿で、案内してくれるんですよ!

 

* * *

 

プログラム

 

Music in the Mountain (MIM'S) 2018

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4/27  11:00  「Choral Splash」
Durban Girls’ College 合唱
Whitestone School Choir (Bulawayo in Zimbabwe) ミュージカル
Drakensberg Boys Choir 合唱

 

 

 

19:00
Watershed  ロックコンサート

 

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4/28 11:00 「Choral Scherzo」
Reddam House Umhlanga Orkestra and choir
Armonia Choir(Pretoria)
Brackenhurst Primary school Choir (Alberton)
DBChoir

15:30
Durban Youth Orchestra オーケストラ
DBChoir  オケとの共演

 

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19:00
DBChoir : Bernstein Centennial バーンスタイン生誕100年記念

 

 

4/29 8:30 :Sunday church service 教会ミサ

 

11:30
DBC Old Choir 合唱
Afrikaanse Hoer Meisieskool Pretoria:オーケストラ
Midlands Youth Choir 合唱

 

15:00
Michaelhouse Marimba Band マリンバ演奏
DBChoir 合唱

 

19:00
DBChoir : Bernstein Centennial バーンスタイン生誕100年記念

 

4/30 8:00 :Foumder's day Assembly 創設者タンゲイ氏の日 式典

 

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11:00  「Choral Jamboree」
Afrikaanse Hoer Meisieskool Pretoria  オーケストラ
East Rand Children’s Voices 合唱
DBChoir 合唱

 

15:00
DBChoir  水曜日コンサート再演

 

* * *

 

実はプログラムというのは特に配布されてなく、公式で発表されたものも少し変更があるみたいなので、FBの記事と自分のカメラロールの記録から起こしてみました。だいたいあっていると思うんですが。

 

4日間で10回のコンサートです。入場料は多少ばらつきがありますが平均1500円程度です。児童生徒の参加もあるとはいえ、クオリティは申し分なく本当に満足度が高いです。ドラキーズが端々に出演し・・・端々ってのもおかしいですが、共演などもあるので、結構「また出てきた」感があって嬉しい。

 

それにboysは出番じゃない時に、会場のサイドの席や階段に腰かけて待機していることもあります。まあ振り向けば見えるという贅沢な環境です。勿論そんなにはチラ見とかしてないつもりです。

 

* * *

 

27日の夜の部にWatershed ロックコンサートというのがありました。ウォーターシェッドと読めたので検索したら、防水バッグとか出てきちゃって、どうも日本では知られてないようです。20年ほどキャリアのある南アのロックバンドで、アコースティックなソロなどもあり楽しみました。

 

特にL.コーエンの「Hallelujah」は本当に素敵でした。

 

ステージを囲むように緩いカーブを描いた座席配置なので、向こう端の客席の様子が見えるんですね。そこで見えたのはスマホカメラの照明をオンにして、ペンライトみたいに頭上でウェーブさせている観客。真っ暗な席に丸い小さな光がたくさん揺れていました。

 

そうなんだと思い私もやってみる。「♫ハレル~ヤ」の歌に合わせて皆がスマホを揺らしてる。Boysもやっています。歌っている人もいたかなぁ・・・あったかい雰囲気でした。

 

このコンサートではドラキーズも完全に唯のファンとなっていました。振り向いたら学校の制服を着て、階段で踊りまくっているboysが見えたので大笑いしてしまった。こっちのほうがおもろい。

 

でも彼らには門限があるのです。natalさんが教えてくれて気がつきましたが、夜8時半ごろHeadboy(生徒会長みたいな存在)が声をかけたそうで、数分後にはいなくなっていました。自由だけど、自治精神が強い。

 

同じく「Hallelujah」は、ドラキーズの演奏でも聴けました。28日のユースオーケストラとの共演です。これは待ち時間にリハが聞こえてきたこともあって期待していました。

 

本番では♫ハレル~ヤを客席も大合唱な雰囲気で盛り上がりました。ソロの一人は来日しなかった子。歌える子が多いですね。そしてこの曲は驚くほど愛されている。

 

他にもソリストの登場に拍手しました。Angus君はなかなかチャーミングな声です。クラシックなソプラノもきれいですが、まだちょっと自信無げで緊張気味。大丈夫かなと心配しながら聴いていました。(満身母心となる)

 

ポップスはリラックスしていてリズムの取り方もスマート。軽く高めの声で歌います。

 

「Doo be doo」という南アの曲です。同じく去年来日したソリストのBandile君とのデュエットで、このBandileがまたまた上手になって、迫力が増しました。可愛らしいAngusの横で、腹の底から歌うわけです。 良い意味で怪物でした。会場もBandileのソロが始まると騒ぎ出す。もうわかってるんですかね。
追記:5月29日  このとき2人の間でもう一人歌っている子がいました。日本には来てなかったメンバーでした。

 

Sam君も持続する低音で驚きました。声量があってコーラスを引っ張っていきます。
去年川崎で演奏中に彼の声が聞こえたことがありました。おちびさんでしたが、(今も・・・)よく通る声でした。あれから9ヶ月ほど、ソリストとして歌えるようになったんですね。上手なアルトの子によくある、高音まで出せるタイプと見えました。

 


「グラディエーター」から、Now we are free (スイス・バーゼル公演より)

 

* * *

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28日と29日にあったBernstein Centennial (バーンスタイン生誕100年記念)は、オーケストラではない楽器の選択で、独特の世界観を出していました。ミュージカルからクラシックまで幅広く活躍したバーンスタインの作品群を現代音楽的に(私の印象です)アレンジし、そこにドラキーたちが歌い踊り、そしてチチェスター詩編では静寂のソプラノソロを聞かせてくれました。

 

 

 

29日はリピート公演ということで、私たちは最前列の席を頂けました。すごい!ソロが目の前で聴けるんです。

 

前日の公演は時差ボケの睡魔襲来で、午後7時半ごろですかね。日本時間の深夜ですが、猛烈に気持ちよくなってしまったので、29日はリベンジ。勿論ずっと眠かったわけじゃないです。Boysが歌い踊り、ステージの前方5~6人が出てすごい可愛い振りをするんですよ。瞬間に目覚める!そうかと思うと、南アの国旗を背負ってスーパーマンみたいに会場を駆け巡る。今思うとあの2人は、合唱団で一番の大きい君と小さい君です。

 

小さいSeth君はKatlego君の半分もないかもしれない。Sethは柄のついた国旗を元気よくふりまわしていました。

 

ミュージカルでは「ウエストサイドストーリーとか・・・それしか知らなかったので・・・笑
卒業生のLiam君が「Somewhere」を熱唱。白シャツを腕まくりした姿がフレッシュで、トニーの雰囲気だしてました。卒業生が結構出演しているんです。

 

どのシーンだったか、ステージに犬が迷い込みました。正確にいうと会場に・・・ですが、ステージと一体化しているので、そのまま侵入しチョロチョロ散歩すると、再び階段を上がって私の視界から消えました。黒いミニチュアダックスのさらに小型な子で、暗い中で目立ちはしませんが、前にも犬が入ってきた話を聞いたことがあったので、そのおおらかさが可笑しい。スタッフが捕まえようとしていましたが逃げてました。お客さんの犬でしょうね。

 

さて、待望のボーイソプラノ・ソロは、Geo君が歌う「Adonai roi」
ソプラノソロは少ないので、やはり聴けると嬉しいです。

 

通りすがりのかた(boysのママ?)が、ここにいるとトイレが長くなるわと笑っていました。会場の裏手にあるトイレは、リハが良く聞こえます。やることなくてもトイレで聴いていたくなっちゃう。

 

自分たちは子供のように遊んでいました。大きな空と山に守られて、漏れ聞こえる美しい音楽を聴くともなく聴いている。なんて平和な時間だったろうと思います。

 

昨年の日本ツアーでは経験できなかったゆったりした空気がここにはありました。

 


向こうに見えるのは教室棟。芝生斜面の左上には寄宿舎、右に下りるとラグビーコートがあります。あとは空と山・・・。

 

* * *

 


Drakies チチェスター詩編 第二楽章 Adnai roi

 

* * *

 

to be continued・・・

 

* * * *

 

8月30日追記: 昨日ドラキーズの水曜日コンサートで演奏されたモツレクの「ラクリモーサ」が公式からアップされました。

山の音楽祭のときも、バイオリンが素敵でした。このようにクラシックのときは荘厳に変身するboysです。

 

 

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2017年9月 1日 (金)

明日の「世界ふしぎ発見」を、楽しんで!

先日予告したドラケンスバーグ少年合唱団が出演する「世界ふしぎ発見」は、TBSテレビでは明日9月2日夜9時から放送されることになりました。

海・山・空を巡る大冒険   観光キング・アフリカ最前線というサブタイトルです。

人気番組なので、いつも見てるよ、我が家でも見られるよという方は、ぜひチャンネルを合わせてください。

来日したメンバーがインタビューを受けている動画がありました。

ハンサムな黒人青年のナサニエル君は、ソロもきかせてくれましたよね。ヘッド(natalさんから伺いましたが、生徒会長なんですって!)のリアム君もソリストです。背の高いコナー君は、とても目立っていたので覚えている方も多いと思います。

ドラキーズがいる場所は合唱団学校ですから、こうして普段は学校の制服を身に着けています。制服には訪問した国々の名前が刺繍されているんですね。新入生のときにはまっさらなスーツだったのが、上級生になり活躍するごとに、ワッペンやら刺繍やらいろいろと賑やかになっていくようです。詳しくは、natalさんのブログへどうぞ!

インタビューの回答は、アフリカーンスだったり英語だったりしますね。テレビのオンエアでもそんな感じかな。それに加えて、ズールーやコーサと言った南アの現地の言葉も聞かれるといいな。ちょっと聞いたことのない響きですよ。

コンサート第二部で見せてくれたすごいパフォーマンス。でも基本は合唱団としての訓練があり、こんな繊細なボーイソプラノもきかせてくれる。多様性が当たり前の合唱団、ソプラノとテナーやバスがちょうどいい周波数で生まれ変わり耳に届いてくる。不思議な合唱団です。魅力に満ちた少年たちです。だから大好きになりました。

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2017年8月12日 (土)

ドラキーズ 日本ツアー千秋楽 文京シビックホール

ドラキーズの長いツアーも8月10日に終了し、無事南アフリカに帰っていきました。FBに香港経由の長い旅の地図が乗っていました。どうやら無事着いているようですね。

覚悟はしていましたが、本当にすごいステージでした。第一曲目からうぉーっという声が客席から届き、時間を追うごとに彼らの表情も緊張と真剣さで鬼気迫る空気。

大使館や観光局の方がゲストで見えていたそうです。それもあり、きっと子供たちは緊張マックスだったと思います。

でもそれが彼ら独特の歌いながらステップを踏んだり、ソフトな動きで表現されていくうちに、ふわっと和やかな雰囲気に変化していくのです。

今日で最後だから見落としのないようにと、いろいろなメンバーの動きに目をやります。マイケル!今日も乗ってるね。 リース君、円らな瞳で前方を見ています。小さなセス君も、もう一人の小さな子・・・名前がわからないと思っていたけど、どうやらLukeだったみたい。地味ながら真剣なのが伝わってきます。

マックスとレファのパーカッションは史上最高にチャーミングでした。13歳の決してマッチョではない子が、第二部で続く長い連打をもろともせず、それどころか微笑みさえ浮かべて演奏してる。マックス君、MCではハスキーな可愛い声でしたね。ソリストの歌に合わせ、静岡では太鼓をたたきながらもきれいなテナーを聞かせてくれていたのはレファ君でした。

「アシンボナンガ」で語り部みたいに歌っていたオディ君は、日本で誕生日を迎え15歳になりました。あの日のHappy Birthdayも思い出に残っています。良い笑顔の少年・・・・いや青年か、厚みのある人柄を感じる素敵な15歳。

千秋楽の「アシンボナンガ」はデュエットで歌われました。交互に歌う部分が、ちょっと緊張気味で相手を伺いながらの感じでしたが、オディとジェシー君の声が合わせると一気に天井高く響き渡っていきました。そして前日と同様に、小さなヴヨ君がイェイイェイ~と、最初は彼も少し緊張している風でしたが、まっすぐに見つめた視線を崩さず、そのうち気持ちよさそうに良く透る声で歌ってくれました。

指パッチんと足踏みの祈りのダンス。ソプラノが目立つこのコアは、トレブルの良さをすごく生かした演奏をします。驚くほどそろったリズムと声と、びしっとした姿勢。不思議なもので、彼らが振りを付けながら歌うとき、真っ白なジャボ(レースの胸飾り)と青いベストがその動きをきれいに見せる。

ライオンキングのシンバはこの日もかっこよかった。飛び上がるように走り、踊る少年らしい機敏な動きが素敵。でも歌うと結構なテナーで、ラフィキのほうが高い。2人の歌は本当にうまいです。14~5歳と思えない。全員がセンターに集まり両手をあげるラストには誰もが声援をあげたくなりますね。

客席まで下りて大熱演の彼らは、いわゆる合唱団の枠に収まらない。WSKもハイドンコアが数年前にステージで大暴れしました。あの時のノリは皆さん覚えてると思いますが、それが「普通」の状態のドラキーズなのです。

「キャント・ストップ・ザ・フィーリング」 は前半グループのキーナン饅頭がすごいインパクトでしたが、後半はケビン君が大人っぽくスタイリッシュでかっこよかった。

メガネのペプ君も本当に歌がうまくて、どうどうとした体躯から時にはボリュームのあるソフトな歌声、また時には切れのある歌をきかせてくてました。

第二部でのアフリカの言葉による音楽劇は、回を重ねるごとに子どもたちの演技が「入っていった」感じでした。ヒヒだったり猛獣だったり、鳥だったりになり切る子どもたち。ライフルを持ち密猟者に変わる上級生たち。

子どもらしい声と、低く響く声、高く響く声、いつも彼らの異なった声質は、不思議にマッチングしています。ズールー、コーサ、英語 の歌。そしてダンス。もう私はガンブーツダンスなしで生きていけない人になってしまったみたい。かっこよすぎる。ミーハーなので、許してください。

私の大好きな「来たれ、明日よ」もラストになりました。 両手を広げて、顔を上気させ、瞳は輝き未来を見つめているようで、パーカッションは休むことなくなり続ける。シンバを讃える歌は元気いっぱいで生命観にあふれていました。

ツアー後半組のCathkin choirは、より具体的に見る側にメッセージを投げかけていました。ステージの動きはわかりやすく、そのぶん複雑で、どれだけリハを重ねたことかと思わせました。サイを殺されたときの年少の子どもたちが嘆く表情は、胸に杭を打たれるような衝撃ででした。

ですがYoutubeにアップされた動画を見ると、前半のInjasuthi choirによるストレートな表現も好きです。もう何十回も見ているんです。実際に見たステージを思い浮かべれば、小さい画面でも十分に堪能できる。このステージから(いや、たぶん来日前の演出時から)何度も練り直し、帰国ギリギリまで工夫を重ねていたと思われます。パフォーマンスに対するそのひたむきさが、心を打つのです。

MC: Reece、Tawanda、Max、Matthew、Liam、Michael

ケニー先生はまだ若い。大きなツアーは大役だったと思います。でもそれはベテランのクルーガー先生も同じかもしれない。2005年の愛知博の時、大使館の招聘で急遽チャンバーコアが来日してから12年ぶりの日本公演でした。

先生は、「みなさん、お立ち下さい」 「一緒に歌いましょう!」 日本語もすらすらと言えるようになりました。でも「これからも平和の歌声をお届けします」は、なぜかラストでこけました。ケニー先生、度忘れしちゃった。笑

いや、その前に、第二部のスタートではマイクの音声が入らなかったのです。2回続けてダメだったので「はじめまして」と声を張り上げて自己紹介することになりました。

ケニー先生は「14歳で~す!」と、子どもたちのMCのマネをして言います。場内の爆笑を受け、「冗談で~~す」 これも抜群のタイミングでかわせるようになりました。すごいぞ。先生!

第二部のアフリカ音楽のあとにはアンコールがありました。そうです。「花は咲く」・・・・

「花は咲く」の演奏は、『ドラキーズのコーラスここにあり! 参上ドラキーズ』 と塀に落書きしたいくらい、その合唱の美しさを私に印象付けました。

日本中の合唱ファンに聞かせたいと心底思うのです。ポップスやアフリカ音楽、ダンス。それらは勿論素晴らしくストレートに矢で射抜かれたような衝撃でした。でも教会音楽だけが好き、美しく響く天使の声だけが好きという方もいらっしゃるでしょう。そんな方にもこの「花は咲く」は、是非聴いて頂きたかったです。

彼らの存在をもっと知ってもらうにはどうすればいいのかしら。今回公演数が少なかった東北地方の人たちにも、「花は咲く」を聞いてもらいたかった。大きなツアーは始めての新入生もいました。歌いなれてきた中堅の少年たちと、ちょっと大人になりかけた大き目の坊やたち。それぞれの違った声が、最後の  ♫花は花は花は咲く~♫ で心をこめた歌声が強く一つになったとき、どこの合唱団にもない彼らだけの声が生まれました。

ただ美しいというのともちがう不思議な歌声で、世界に一つのドラキーズの合唱なのだと思います。第一部の一曲めを飾ったモーツァルト、そこから次第に自分たちの持ち味をいかした選曲とアレンジ、パーカッションやベースの参加により、みるみるうちにドラキーズの音楽世界に、聴く人を引き込んで行きました。

そしてショショローザを一緒に歌えたことは、私にとってこの上ない喜びでした。頭の上でがしっと両手を組むポーズをやりたかったのです。両足で力強く立ち、ラストのポーズをやりたかったのです。

前半組ではキーナン、ケイ レブ、サムケロ、アンガス君たちちびっ子が、会場でもバスの窓からも沢山の笑顔を振りまいてくれました。キーナンのダンスは最高でしたね。

今だに目に焼きついたままのンツァコ君のムーンウォークと美しい歌唱力。かっこよさを際立たせる横向きポーズの演出は、足の長い兄さんたちにピッタリでした。前半組はまたガンブーツダンスも体系がだいたいそろっていたことと、振付にキレがあって、ひとつひとつのポージングが決まっていた。

ロングショットながらYoutubeにアップされてよかったと思います。顔は見づらいけれど、パフォーマンスとして全体像がつかめるので、かえってよかったのかな。10日間で再生回数は10,000回を優に超えました。

ドラケンスバーグは写真で見ると山ばかり。天使と大天使が奏でる至高の合唱はそんな場所で生まれているんですね。Youtubeで見続けたパフォーマンスを目のあたりにして、驚きしかなかった。WSKのマンデラダンスしか知らなかった自分は、目の前で繰り広げられる勇壮なダンスと太鼓、長靴をたたく音、カリンバの響き、すべてに目からうろこの日々でした。

でも今度聞くときは、できれば、できればドラケンスバーグでと思う気持ちがあります。生徒100人がいる学校のホールで彼らの音楽を聴いたら気持ちいいでしょうね。遠いからいつになるかわからないけれど、このトシでちょっと溜息だな。でもこんな前向きな気持ちが、自分の中に生まれたことが嬉しい。

彼らのパフォーマンスと彼らをサポートするnatalさんに感謝を込めて、ドラキーズ・ジャパンツアー2017のレポは終了です。

なお、相模女子大グリーンホールにカメラが入っておりました。TBS系「世界ふしぎ発見」でドラキーズのライブが少しだけ放送されるそうです。9月上旬予定とのこと。クイズ番組なので、きっと本当に少しなんでしょうね。でもゴールデンの時間帯でしかも人気番組です。楽しみに待ちましょう。

2014年に亡くなったドラキーズ指揮者のChristian Ashley-Botha氏。通称バニー。今回会場で昔からのファンの方にもお会いしました。バニーが良いという声を聞きました。

録音は違いますが、この曲は会場で買った新しいCDにも収録されていました。心に残る美しい旋律です。最初のソロは、イグナスの声・・・。

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